オールセラミックを受ける最適な年齢は決められていません
オールセラミックを行う最適な年齢は決められていません。
自分がやりたいと思ったタイミングで治療を始めればよいでしょう。
ただし保険適用外になるため、費用は高額になりますので、ある程度経済的に余裕のある年齢層が行いやすいともいえるかもしれません。
また、当然のことながら乳歯にオールセラミックを行っても抜けてしまいますので、できないことはありませんが、あまり適していないといえるでしょう。
オールセラミックは世代を選ばない治療法です
オールセラミックを行う年齢層として中心となるのはどれくらいの年代なのでしょうか。
まず、子供ではありません。
なぜなら、子供の歯である乳歯にオールセラミックを施しても、いずれ生え変わってしまうために意味がないからです。
また、あえて健康な歯を削ってまで行うことも気が引けるかもしれません。
オールセラミックを歯の矯正のために行う方もいますが、子供のうちですと健康な歯を利用しながら別の方法で矯正を行うことが可能です。
オールセラミックにすると、非常に高額で、すべての歯に適用するとなると100万円以上の費用を見込んでおいた方が良いかもしれません。
そのため、オールセラミックの治療を広範囲に検討されている世代は、比較的経済的にも余裕のある世代といえるでしょう。
もちろん若い方でもオールセラミックを施す方はいます。
他の様々な治療にも通じるところですが、どのくらいの範囲にどのようは方法でオールセラミックの技術を用いるかは、個々の事情や、内容によって異なります。
そのため、範囲こそ差があるかもしれませんが、オールセラミックは世代を選ばず、あらゆる年齢層に注目されている治療方法なのです。
オールセラミックには様々な種類があります
オールセラミックには様々な治療方法があります。
そのうちの一つは、オールセラミックインレーという治療法です。
オールセラミックインレーとは、セラミックで作成された詰め物のことを指します。
インレーとは「詰め物」を指す言葉です。
特徴としては、見た目が自然な色合いのため、詰め物をしていることを気づかれにくいという点が挙げられます。
また、ほかの詰め物と異なり、使用していくにつれて変色していくこともありません。
長く、自然な色合いで保つことができる優れた治療方法といえるでしょう。
また、オールセラミッククラウンという治療法もあります。
オールセラミッククラウンとは、歯のかぶせ物のことを指します。
フレームと表面のセラミックの二重構造となっており、そのどちらの部分もセラミックで出来たものをオールセラミッククラウンといいます。
大変、光の反射が良く、きれいな歯である印象を与えます。
歯の根元が黒くなり変色していくということもありませんので、この方法も美しい歯を実現する上では不可欠ともいえる治療法として確立しています。
そのほかにも、歯が欠けた部分を補うためのオールセラミックブリッジ等の治療法もあり、あらゆるニーズに応えることのできる方法として、幅広い年齢層に人気があるのです。
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オールセラミックの素材はジルコニアが主流です
オールセラミックにはいくつかの素材があります。
最も主流となっている素材はジルコニアでしょう。
ジルコニアは、酸化ジルコニウムを安定化させた素材で、強度と耐久力に優れています。
そのため、強い力の常にかかる奥歯など、強度が求められる部位に使用されることが多い素材です。
また、酸化アルミニウムも以前は主流の素材として活躍していました。
陶器や耐火材、またガラスの原料にも用いられる素材です。
適用できる治療も多く存在し、ジルコニアが主流となったのちも、セラミッククラウンのフレームなどで広く用いられています。
また、ニケイ酸リチウムガラス含有セラミックは曲げた時の強度が強いため、かみ合う歯を傷つけにくいという長所を持ちます。
こうした素材のそれぞれの特徴をうまく生かしながら、それぞれの年代や、歯の状態、治療個所に沿った治療ができるのもオールセラミックの、大きな魅力といえるのかもしれません。
金属ではないため、金属アレルギーの方でも安心して使用することができます。
金属のように長い間の使用によって徐々に溶け出すこともありませんので、健康面でも非常に安心といえるでしょう。
(まとめ)オールセラミックを行う最適な年齢は?
オールセラミックに最適な年齢というものは特別に決められてはいません。
歯が生えていれば、オールセラミックにすることができます。
ただし、費用が高額なことと、乳歯に行ってもいずれ抜けてしまうことを覚えておきましょう。
オールセラミックはあらゆる年齢層に注目され、利用されています。
治療範囲や、方法にも差がありますので、個々の状況に応じた利用ができるよう、治療前には十分相談したほうが良いでしょう。
オールセラミックには様々なニーズに合わせて、異なる治療方法が用意されています。
年齢問わず、自分に最適な方法でオールセラミックの技術を利用することができるでしょう。
オールセラミックにはいくつかの素材が存在します。
それぞれに長所があるので、用いる箇所や内容によって適した素材を選んでいくとになるでしょう。
金属ではないので、金属アレルギーの方も安心して利用できるものメリットといえます