歯並びを手で治すことができるって本当?

歯並びを手で治す方法は難しいといえます


歯並びを手で治すことができるなら手軽ですし、お金もかからないので良いですが、結論としては歯並びを手で治すことは難しいといえます。

歯並びが悪くなる原因として、舌で歯を押す癖や頬杖をつくことなどが影響することから、自分で意図的に力を加えれば歯並びを治すこともできるとも思えます。

しかし歯並びを手で治すのは力加減も難しいですし、きれいに整えることはできません。

間違った方法で余計に悪化させる可能性もあるため、手で治すのはおすすめしません。

歯並びを手で治すことはおすすめできません

歯に一定の力を加え続けることで、歯並びが変わってしまうこことはあります。

特に骨が成長する時期に変な癖があると、顎の成長バランスが悪くなって出っ歯や受け口になってしまったり、歯の生える方向が悪く歯並びが悪くなったりしてしまいます。

舌で歯を前に押し出す癖は前歯の隙間を作ってしまう原因のひとつとされますし、舌を噛む癖や指しゃぶりは上下の前歯の隙間を作る原因になるといわれています。

成長期は特に影響が出やすいですが、大人になってからでも悪習慣によって身体が歪み、歯並びに影響することはあるとされます。

一定の力を加え続けたことで、本来正しく成長する位置に納まらずに歯並びが悪くなってしまうわけです。

自力で歯並びを治すというのは、この逆の発想だといえます。

前に出ている歯を手で押すことで引っ込める、引っ込んでいる歯を押し出すということです。

たしかに、矯正器具をつける場合も力を加えて歯を動かすわけです。

しかし自力で治そうとすると、歯にダメージを与えて傷つけてしまうことがあります。

正しい方向へ力を加えても、歯が移動するスペースがなければ歯並びを良くすることはできません。

手で治そうとして無理やり歯を押したり引っ張ったりするのはやめた方が良いでしょう。

頬杖をつく癖があると、歯並びを悪くする可能性が高いです


成長期だけでなく、大人になってからでも生活習慣によって歯並びが悪くなることがあります。

歯並びを手で治すのは難しいですが、歯並びを悪くしない生活習慣を取り入れることは大切です。

そのために歯並びに影響することをおさえておきましょう。

頬杖をつく

頬杖をつくことが多いと、顎の関節や歯に力が加わり続けます。

大人の場合、頭の重さは約5㎏といわれています。

頬杖をつくということは、その5㎏の力が歯などにかかっていることになります。

例えば左側で頬杖をつく癖がある場合は、顎が右の方向へ歪み安くなります。

また顎を抑えることで下顎の成長を抑えてしまうため、成長期に頬杖をつく癖があると上顎が前にでる上顎前突、いわゆる出っ歯になりやすいです。

舌で前歯を押す

前歯を舌で押し続ける癖があると、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。

舌の位置が低く、下の前歯を押す状態が続くと下の歯が前にでる下顎前突、いわゆる受け口になりやすいです。

歯ぎしり

寝ている間の歯ぎしりも歯並びを悪くする要因のひとつです。

自分では気づかないうちに歯がすり減ってしまったり、外側に広がるように上の前歯が倒れてしまったりして歯並びに影響します。

歯周病や虫歯の放置

大人になってから、抜けた歯を放置したりし虫歯の治療を途中でやめてしまう人も少なくありません。

しかし歯が抜けた状態や欠けた状態で放置すると、周りの歯並びに影響が出る可能性が高いです。

歯並びの矯正は歯科医で行いましょう

自力で治すのは難しいため、きれいな歯並びを手に入れるにはきちんとした施術を受けるようにしましょう。

歯の矯正によって、気になる歯並びをきれいにすることが可能です。

歯の矯正方法はいろいろとありますが、セラミック矯正は短時間できれいな見た目を手に入れることができる矯正方法です。

最初に施術する歯やその周囲の歯を削って調整し、仮歯をはめます。

見た目としては仮歯をはめた時点できれいに見えます。

その後、完成したセラミックの人工歯を被せて、噛み合わせを調整していきます。

ワイヤー矯正が年単位で完了までに時間がかかるのに対して、セラミック矯正なら完了まで数カ月というメリットがあります。

(まとめ)歯並びを手で治すことができるって本当?

1.歯並びを手で治す方法は難しいといえます

力を加えることで歯の位置が動く可能性はありますが、それにより正しい歯並びに調節するのは難しいです。

間違ったやり方で余計に歯並びを悪くしてしまう可能性もあるため、歯並びを自分の手で治す方法はおすすめできません。

2.歯並びを手で治すことはおすすめできません

矯正器具で歯を矯正するように、手で治すことも出来ると考える方もいるかもしれませんが、自力で治すのは困難です。

多少は歯の位置が動いたとしても、正しく治すことは難しいといえます。

3.頬杖をつく癖があると、歯並びを悪くする可能性が高いです

歯並びを良くするのは自力では難しいですが、悪くしてしまうことはあります。

歯並びを良くするためには手で治そうとするより、まずは歯並びが悪くなる生活習慣や癖がないかを知ることが大切です。

4.歯並びの矯正は歯科医で行いましょう

歯並びをきちんと治すためには、専門家である歯科医で施術を受けてください。

セラミック矯正では、人工の歯を被せて歯並びを調整していきます。

短時間できれいな見た目を手に入れることができる矯正方法です。

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