受け口はある原因により改善しても戻ることがあります
矯正器具で受け口を改善しても元に戻ることがあるようです。
これは後戻りという現象で珍しくはありません。
原因としては筋肉などが元の状態を記憶していることが原因のひとつとして考えられています。
後戻りを防ぐには、リテーナーという保定装置を使わなければなりません。
リテーナーを使わないと元に戻ることがあるようです。
他にもちょっとした癖によって元に戻ることもあります。
セットバックという方法では後戻りもないので改善法としては良いでしょう。
改善後の後戻りという現象があります
矯正器具を使い受け口を改善しても、元に戻ることがあるようです。
これは「後戻り」という現象で、実は珍しいことではありません。
せっかく矯正を行っても、数年後、大人になってから元に戻るのは辛いことです。
どうして後戻りが引き起こされるのかは、まだ解明されていないことも少なくありません。
ただ、ある説では、歯の周囲の骨、舌や唇などの筋肉が元の状態を記憶しているため、元に戻ろうとするのではないか?と考えられているようです。
そのため、受け口などの不正咬合を矯正しても、いつのまにか元に戻ってしまいます。
後戻りを防ぐためには、リテーナーという保定装置を使い、歯を安定化させます。
そのため、リテーナーを使用しなければ、せっかく矯正しても後戻りが起こる可能性があるのです。
子どもの頃は成長が急速なために、体が変化するのは当然と言えるでしょう。
しかし大人になったからと言っても、変化がまったく止まるということはありません。
大人になっても、頭蓋骨が変化するという話もあり、そのことにより歯も変化をすると考えられます。
そのため、子どもの頃に器具を使って矯正をしていても、大人になってから受け口に戻ったということはありえるようです。
リテーナーの不使用や悪癖が原因です
受け口の矯正を行った後、後戻りが起きる原因として良くあるのはリテーナーを使っていなかったことが挙げられるようです。
他にも悪癖が原因として考えられています。
歯列矯正を行って受け口を改善したとしても、舌の癖によって下の歯を押すことで、後戻りを起こしてしまうことがあるようです。
歯にはさまざまな力がかかっているのを忘れてはいけません。
唇や頬と言った外からの力と、舌によって押される力があり、その力の平衡状態が取れる位置に歯は並ぶという説があるようです。
そのため舌癖などによる力が加われば、矯正をしたとしても後戻りをする可能性は否定できません。
さらに矯正では歯を動かさなければならないのですが、その際、歯は倒れながら移動するようです。
このことから倒れた歯は直立させる必要があるようなのです。
これは傾斜移動と言われています。
基本的に傾斜移動から直立させて矯正を行うようですが、歯が倒れた状態のままになっているケースがあるようです。
これは歯槽骨に原因があり、しかたなく倒れたままにしている場合もあるようですが、他には医師の技術や経験にも左右されるようです。
しかし歯が倒れたままですと後戻りが引き起こされやすいと考えられています。
このように矯正後も元に戻る「後戻り現象」の原因は複数あるようです。
後戻り防止のため外科的な施術が有効です
歯の後戻りが起きた場合、通常の歯列矯正で受け口を改善できないなら外科的施術を検討しても良いでしょう。
セットバック法と呼ばれる施術は、ある特定の歯を抜き、歯茎も含めて骨ごと後方へ下げるという方法です。
骨格から変えることができる施術ですので、矯正器具を使用した矯正より時間がかからないのがメリットと言えます。
美容面で考えても、口元の審美的な改善が期待できるようです。
骨格自体を変化させる施術だからこそのメリットと言えるかもしれません。
見た目だけの問題だけではなく、口内の健康という側面から考えても、受け口は改善した方が良いと言えます。
受け口を矯正したのに、時間が経過した結果、戻るとなれば本当に辛いものです。
歯列矯正などを長期間、再び行わなければならないのかと思うとうんざりする人も多いでしょう。
だからこそ後戻りの少ないセットバックのような外科的な施術を行った方が良いというのも一つの考え方として検討に値します。
受け口のコンプレックスだけではなく後戻りを防止するためにも良い施術と言えるでしょう。
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(まとめ)受け口は矯正しても戻るって本当なの?
受け口を改善しても元に戻ることがあります。
これは後戻りという現象で、珍しいものではありません。
リテーナーを使って安定させる必要がありますが、他にも癖が原因でも戻るようです。
確実に改善したいなら、外科的な施術も良いでしょう。
受け口を改善しても元に戻ることがあるようです。
これは後戻りという現象で、珍しくはありません。
歯の周囲の骨や舌や唇の筋肉が元々の形を記憶していて、戻ろうとしてしまうことが原因だと考えられています。
受け口に戻る原因としては舌の悪癖などで再び後戻りが生じることもあるようです。
また、矯正を行う際に歯を移動させるため、歯を倒すという工程があります。
しかし施術や歯槽骨の問題によって、歯が倒れたままだと後戻りが起きるようです。
歯の後戻りが起きた時、通常の歯列矯正で改善できないなら外科的な施術も必要となります。
セットバック法と呼ばれる施術を行うと、時間がかからず、口元を美しくすることもできるようです。