目次
出っ歯の中にはどんどんひどくなるケースもあります
出っ歯の全てが進行するわけではありませんが、出っ歯の中にはどんどんひどくなると言われているものがあります。
前歯だけではなく、口腔全体において舌の位置や動き、歯のかみ合わせなどによってひどくなる出っ歯があります。
出っ歯のケースによってひどくなるものがあることは事実なのです。
歯同士がぶつかることで出っ歯が悪化します
出っ歯は時間の経過とともにどんどんひどくなると感じている人も多いかと思います。
それは気のせいだと思いたいですが、ほんの少しずつ出っ歯が進行していることもあります。
前歯というのは食事をする上で噛み切ったりするために消耗する場所ではありません。
きっと奥歯で食べ物を噛んで食べているでしょう。
このように前歯はすり減ることもなくラインが変わることもないままになります。
そうすると、今度は前歯同士が接触をし始めます。
上下の前歯が強く当たることで上の前歯は下の前歯の力から逃れようとして、前へ出るようになります。
これがどんどんひどくなるタイプの出っ歯となっています。
きれいに歯磨きをしていても出っ歯に気をつけていてもこの前歯同士のぶつかりによっていつの間にか進行してしまうことがあるのです。
出っ歯はまめに鏡で見ているだけでは進行していないように感じますが、数ヶ月や数年単位で少しずつ前に出てきている可能性があるということです。
20代から進行する出っ歯もあるので注意しましょう
歯並びや出っ歯というと子どもの頃から成長してきた結果という印象がありますが、実は20代以降に出っ歯になるケースもあるので注意したいです。
それが、フレアーアウトと呼ばれる症状です。
今まできれいに並んでいた前歯が、年齢とともに放射線状に前方に倒れていくという特徴があります。
その結果、出っ歯やすきっ歯になることがあります。
何の自覚症状もないままこのフレアーアウトは進行していくので、気がついた時にはなんで出っ歯になっているんだろうと思ってしまいます。
フレアーアウトの原因はかみ合わせの力や歯が移動しないようにしておくための力の減少が大きいとされています。
また治療などによって歯の本数がしっかり揃っていない場合にも、フレアーアウトになることがあります。
出っ歯の中には大人になってから年齢とともに発生するものがあるのです。
ここから、フレアーアウトは老化現象の1つとも言えるでしょう。
- 関連記事:出っ歯は整形・矯正で治療が可能!受け口など口元の印象も変えられる
- フレアーアウトの場合の治療方法をご紹介します。
どんどんひどくなる出っ歯は矯正で改善しましょう
どんどんひどくなる自分の出っ歯を見ているとこれからますますひどくなってしまうんだろうかと不安な気持ちにもなりますが、前歯の状況を歯科でチェックしてもらうなどして出っ歯を治すことは可能です。
そこで、ここでは出っ歯を改善していくための方法を何通りか紹介します。
一番典型的な治療法がこちらの歯列矯正です。
装置をつけて元の正しい位置に戻していきます。
一定の期間器具をつけて補正を行うので、時間はかかりますがその分きれいに出っ歯は治ります。
矯正用のインプラントを顎の骨に入れて、歯には固定する装置をつけます。
歯に固定した部分を支点に歯を引っ張って正しい位置に戻す方法です。
出っ歯の人に多いのが口呼吸です。
そこで鼻呼吸に変えていくだけでも出っ歯の予防につながり体の免疫力もつけることができます。
他の出っ歯の改善方法もあるので、自分の出っ歯の状況に合った方法を選びましょう。そして、出っ歯を進行させないために改善方法も知っておくと参考になるでしょう。
(まとめ)出っ歯はどんどんひどくなる?
出っ歯で悩んでいる全ての人がどんどんひどくなっていくことはありませんが、出っ歯のケースによってはどんどんひどくなるものがあります。
いま出っ歯で悩んでいる人は自分の出っ歯がひどくなるタイプの出っ歯なのかを見極める必要があります。
出っ歯は前歯同士が接触をして上の前歯が逃げ場がなくなり、前に突き出てくるという仕組みになっています。
このタイプの出っ歯はどんどんひどくなるという場合があるので、よく様子を見ておきたいです。
大人になってから実際にこのフレアーアウトになっている人も増えています。
かみ合わせや歯の力の減少によって少しずつ前歯が移動し始めていきます。
フレアーアウトと呼ばれる症状があることも念頭に置いておきましょう。
出っ歯がひどくなっていると感じたら、早急に原因と対策を行っていく必要があります。
歯列矯正やインプラント法の他にも歯科での治療法は存在します。
また、自分で行うセルフケアについては口呼吸から鼻呼吸に変えるだけでも予防につながります。