歯科矯正をするとよだれが出るのはどうして?

歯科矯正によってよだれが出るのは口が開いているからで悪いことではありません


歯並びを良くする、受け口を治療するなどさまざまな目的で歯科矯正を行います。

この歯科矯正を行う過程において、口からよだれがどんどん出てくる、ということに悩む方も多いですが、これは歯科矯正によって口が少し開いている状態になっているからです。

つまり、歯科矯正によってよだれが出やすいのは決して悪いことではないのです。

矯正をするならよだれは仕方がないといえます

矯正をして歯並びを改善するということは、噛み合わせもある程度変化することになります。

噛み合わせに問題があることで、矯正が必要になってしまう、ということももちろんあるわけです。

その場合には噛み合わせを調整するために、噛み合わせを一時的に緩くしなければなりません。

噛み合わせがギチギチに締まっている状態で、調整しようとしても上手く行かないからです。

このような場合、歯を動かしやすくするために、口を少しだけ開いた状態にします。

そのため、普通の状態よりもよだれが出やすくなってしまうのです。

さらに長時間口が開いている状態になると、唾液の分泌量が少しずつ少なくなってしまい、唾液が本来持っている殺菌作用を十分に発揮させることができなくなり、口の中の細菌が増えてしまいます。

その結果、口の臭いを強くしてしまうこともあります。

そのためできるだけ歯磨きはしっかり行う、水分補給をこまめに行うなどして口の中を潤わせるようにする必要があります。

よだれが多いからといって、深刻に考えるのではなく、むしろよだれが出ることよりも口の中が乾燥しやすいことを問題視すべきです。

歯科矯正による問題は、よだれよりも衛生面です


ワイヤーの矯正器具などを装着した場合には、よだれが増えるだけでなく、ワイヤー矯正器具を使用することによって口の中の凸凹面が増えてしまいます。

ワイヤー矯正器具というのは非常に複雑な形状になっているため、歯垢や食べかすといったものが残りやすくなってしまいます。

矯正器具を装着しているのであれば、矯正器具を装着する前よりもさらに丁寧に歯磨きを行う必要があるのです。

歯磨きは習慣的に行うものですので、その人の癖なども出やすいものです。

例えば、いつも前歯だけ入念に歯磨きをするのに奥歯は手抜きになってしまう、などです。

そのような癖は磨き残しなどの発生の原因になりますので、歯磨きの磨き残しを少しでも減らすようにしましょう。

例えばできるだけ磨き残しを減らせるように、ブラシの量の多い歯ブラシを使用したり、いつもとは違う利き手で歯磨きを行ったりすると、磨き残しが少なくなるといわれています。

また、ワイヤー製の矯正器具を使用すると口腔内が傷つきやすくなります。

歯茎や頬の内側が傷つきやすくなるため、炎症等が起きている場合にはできるだけ早く医師に相談をするようにしましょう。

歯科矯正時には歯並びチェックと同時にクリーニングも欠かせません

歯科矯正を行っている時には、矯正を行えばそのまま放置する、というのではなく定期的に歯並びチェックを行わなければなりません。

その歯並びチェックの際には、歯のクリーニングも必ず行うようにしましょう。

矯正治療の期間中には自分で歯磨きのケアを行うことはもちろん重要ですが、それだけでは十分に歯垢を取り除くことができない場合があります。

そのため、定期的に歯科で行われるメンテナンスの際に、歯垢の付着しやすい箇所をクリーニングしてもらうようにしましょう。

歯垢が蓄積しているのであれば取り除いてもらうことが出来ますし、その箇所に歯垢が溜まらないようにするにはどう歯磨きをすれば良いのか、アドバイスを受けることもできます。

歯科衛生士によるブラッシング指導なども気軽に受けることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。

矯正中は歯垢が増えることや歯周病トラブルが起こりやすいため、せっかく歯科矯正を行ったのに歯周病や虫歯で口の中がボロボロになってしまうことがないように、定期的なメンテナンスやクリーニングは欠かさないでください。

(まとめ)歯科矯正をするとよだれが出るのはどうして?

1.歯科矯正によってよだれが出るのは口が開いているからで悪いことではありません

歯並びを良くするための歯科矯正を行うと、口からよだれが出てくることは珍しくありません。

これは歯科矯正の過程において口が半開きの状態になりやすいからです。

決して悪いことではありません。

2.矯正をするならよだれは仕方がないといえます

矯正をして歯並びを改善する過程において、噛み合わせを緩くし口が開いた状態になることがあります。

口が開いた状態になるとよだれが出やすいだけではなく、口の中が乾燥しやすくなりますので乾燥対策を行う必要があります。

3.歯科矯正による問題は、よだれよりも衛生面です

ワイヤーの矯正器具を使用するとよだれが出やすいだけでなく、歯垢が溜まりやすくなります。

歯垢は歯周病の原因になります。

磨き残しを減らすための工夫も忘れてはなりません。

4.歯科矯正時には歯並びチェックと同時にクリーニングも欠かせません

歯科矯正を行っている場合には歯並びチェックを定期的に行うため、矯正器具によって歯垢が溜まっていないかどうかを確認してもらうようにすべきです。

そして定期的なメンテナンスやクリーニングを欠かしてはなりません。

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