低位舌の受け口の場合、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります
受け口は睡眠時無呼吸症候群と関係があります。
顔面骨格が小さい人の場合、気道が狭いことで引き起こされるようです。
受け口で良く見られる低位舌の場合、気道が狭くなると考えられています。
睡眠時無呼吸症候群は心不全や不整脈や脳卒中など、生命を脅かす疾患につながるとも考えられているようです。
改善には外科的な施術による改善も必要となるでしょう。
低位舌で睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります
受け口と睡眠時無呼吸症候群には関係があります。
睡眠時無呼吸症候群は、主に肥満の方に良く見られます。
ただ、受け口よりも出っ歯の人に多く生じるようです。
顔面骨格自体や下顎が小さい人の場合、気道が狭いケースが見られます。
気道は肺へつながる空気の通り道なのですが、その気道が狭いために、塞がりやすいと考えられているようです。
では受け口の場合はどうなのでしょうか?
受け口で良く見られる低位舌が、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因の一つとも考えられています。
低位舌とは、通常より舌の位置が低い場所にある状態です。
低い位置にあるため、舌によって下の歯が押されている状態となります。
子どもの頃に低位舌ですと、下顎の成長に大きく影響するため受け口になるとも考えられているようです。
同時に舌の位置が低いと気道が狭くなると考えられており、いびきや睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因ともなります。
受け口の人は自分が低位舌かどうか、確認した方が良いかもしれません。
もしかしたら知らない内に、睡眠時無呼吸症候群になっている可能性も否定できないからです。
睡眠時無呼吸症候群の危険な弊害は多数あります
睡眠時無呼吸症候群の症状は多岐に渡ります。
名前の通り、一番の症状は、睡眠中に呼吸が止まることです。
その時間は10秒以上となっています。
「ずっと呼吸が止まっているなら問題だが、少しの時間だけなら大騒ぎする必要はないのではないか?」と考える人も居るかもしれません。
しかし睡眠時無呼吸症候群を甘く見てはいけないのです。
睡眠時無呼吸症候群には、閉塞性と中枢性のものに分けることができます。
受け口や低位舌により気道が塞がれているものは、閉塞性と言えるようです。
一方、中枢性は、脳の呼吸中枢から呼吸の信号が送られないために引き起こされます。
閉塞性の睡眠時無呼吸症候群の場合、高血圧や心不全、不整脈から脳卒中など、生命もおびやかすような循環器系の問題を引き起こすリスクを高めると言われているのです。
それ以外にも、昼間、急にひどい眠気に襲われることもあります。
もし運転中や危険な作業を行っている時、突然眠気に襲われたら、大きなトラブルに発展しまう可能性も否定できません。
他にも自閉症や幻覚など、さまざまな症状の原因として考えられています。
つまり受け口により睡眠時無呼吸症候群になっている場合には、これらの危険性も意識しなければなりません。
そのため受け口は、見た目の問題だけではなく健康面からも改善しなければならないでしょう。
改善のためには医療的なアプローチが効果的なのです。
受け口で低位舌がどうかチェックが必要です
受け口で低位舌でしたら、睡眠時無呼吸症候群のリスクも考えた方が良いかもしれません。
睡眠時無呼吸症候群であるかどうかは、自分で確認をするのが難しいものです。
ご家族と一緒に眠っている人なら、眠っている時、いびきがひどい、呼吸が止まっている、息苦しそうと指摘されることもあるかもしれません。
しかし一人暮らしの場合、気付かずそのまま放置する人も多いでしょう。
ただ、睡眠時の呼吸以外に、睡眠時無呼吸症候群をチェックするポイントはあります。
例えばきちんと眠っているはずなのに、眠った気がしない、頭痛がする、昼間なのにすぐ眠くなるなら注意してください。
受け口以外にも肥満の傾向がある人も気をつける必要があります。
もし受け口なら、今後の健康面も考えて、改善をしてみても良いのではないでしょうか。
睡眠時無呼吸症候群以外にも、受け口は虫歯や歯周病など、口内のトラブルに対する原因ともなりえます。
歯並びの悪さで受け口になっている場合、セラミックと言ったかぶせ物を使用して歯並びを整える施術も可能です。
セラミックを使用した施術では、歯並び以外にも、美しい歯を持ちたいという人にも良いでしょう。
- 関連記事:受け口をセラミック矯正で治す費用はどのくらい?
- セラミック矯正の費用についてはこちらの記事をご確認ください。
骨格性の受け口に対しても、セットバックと言った外科的な施術により改善が期待できます。
睡眠時無呼吸症候群の改善だけではなく、口元の美容という観点からも検討してみてください。
(まとめ)受け口と睡眠時無呼吸症候群には関係があるの?
受け口は睡眠時無呼吸症候群と関係があります。
もっと言えば受け口の原因になる低位舌による原因が大きいようです。
生命を脅かす心不全などの重大な疾患のリスクを高めることになるので、注意しなければなりません。
受け口と睡眠時無呼吸症候群には関係があるようです。
正確に言えば受け口の原因となる低位舌に大きな理由が考えられます。
低位舌だと下の位置が低い場所にあるため、気道が狭くなるようです。
睡眠時無呼吸症候群の症状は多岐にわたり、高血圧や心不全など、生命を脅かす疾患リスクを高めるとも言われています。
他にも急な眠気を誘うという症状もあり、危険な作業や車の運転時などの大きなトラブルにつながりかねません。
睡眠時無呼吸症候群かどうかは自ら確認するのは難しいものです。
家族がいれば尋ねることが出来ますが、一人暮らしだと気づかないことも少なくありません。
低位舌であるかどうか、肥満かどうか、眠ったのに眠いという場合は注意してください。