口呼吸だと受け口になりやすいって本当?

口呼吸は受け口の原因のひとつです


受け口の人は口呼吸であることが多いのと同時に、口呼吸自体が受け口の原因になることもあります。

特にまだ骨格が完成され切っておらず、成長途中にある幼少期や子供時代には注意が必要です。

口呼吸改善の意識を、早い段階から持たせることが大切です。

ですが、もしすでに受け口になってしまっていたとしても、矯正の方法は存在します。

まずは一度、医師に相談してみると良いでしょう。

口呼吸は下顎を押し出す要因となってしまいます

呼吸を鼻でなく口から行うだけで顔の印象まで変わってしまうというのは、少し想像しにくいかと思われます。

ですが、口呼吸を続けていると、事実下顎を前方に押し出す形となってしまい、受け口になりやすくなります。

特に幼少期や子供時代は、骨格がまだ完成していないため受け口になりやすいです。

ではいったい、なぜ口呼吸が下顎を押し出してしまうのでしょう。

原因は、口でする呼吸そのものではなく、口呼吸する際の舌にあります。

通常、舌は口蓋こと口内の天井部分に接触している状態で位置しています。

ところが口呼吸をする際、舌は口内下側に下げられてしまいます。

これにより起こるのが、舌で下の歯列や顎を押し出してしまうという状態です。

舌が下がったところで、そこまで大きな圧がかかるわけでもありませんが、軽い圧迫も毎日のように続けられるとなれば話が違います。

くわえて、まだ体ができ上がっていない子供時代となればそれこそ輪郭を変えてしまうほどの力になり得ます。

呼吸作業自体、口でも鼻でも問題なくできることでしょう。

ですが口呼吸は、このように顔つきすらも変えてしまう原因となりかねません。

気をつけましょう。

個人でも口呼吸対策や改善は可能です


口呼吸は、あくまで癖であり病気というわけでもありません。

そのため、個人が強い意識を持つことにより改善を目指すことも可能です。

たとえば、口呼吸を半強制的にできなくして、自然と鼻呼吸を身につける方法です。

寝るときにマスクをしたり、濡れガーゼを口に当てたりといったやり方が理想的です。

テープなどで完全に固定するとより鼻呼吸が徹底されますが、安眠を妨げてしまう場合や、別の症状の原因ともなりかねないので避けるべきです。

次に、歯科などでも推奨されている「あいうべ体操」を実践する方法です。

鼻呼吸を癖づけるための、トレーニングとして効果的といわれています。

ただ、間違った方法を続けてしまうとさらなる別の癖がつくことにも繋がるので、医師相談の上で実施するべきでしょう。

またその他、鼻づまりが原因になっている場合もあります。

風邪や花粉症でなく、日常的に鼻炎を患っている人は特に要注意です。

歯科でなく耳鼻科を受診して、まずは鼻づまりの改善を検討してみましょう。

家庭での改善が難しい受け口も矯正できます

受け口になる前から口呼吸を矯正できれば、輪郭に悩むことなく人生を送れることでしょう。

ですが、すでになってしまっている場合や、口呼吸以外の遺伝や歯列の乱れが原因となって起こった受け口は、それだけで治らない場合もあります。

受け口になる前から口呼吸を矯正できれば、輪郭に悩むことなく人生を送れることでしょう。

ですが、すでになってしまっている場合や、口呼吸以外の遺伝や歯列の乱れが原因となって起こった受け口は、それだけで治らない場合もあります。

ですが、だからといって諦める必要もありません。

中程度、さらには重度の受け口も、適切な医療機関を受診することにより改善が目指せます。

また逆に、受け口の矯正が口呼吸改善に繋がるというパターンも少なくありません。

たとえば、受け口による噛み合わせの不具合が原因となって口呼吸になっているケースなどであれば、そのようなことはあり得るでしょう。

口呼吸自体にもまた、雑菌が繁殖しやすく虫歯になりやすい、口臭が出やすいといったリスクがあるので、口内トラブル解消を目的とした矯正もまた、有意義に感じられるはずです。

いずれにおいても、正しい知識を持つ医師のアドバイスが心強く感じられます。

ただの口呼吸であるからといって、無理に家庭内だけで何とかしようとし過ぎるのも適切とはいえません。

ひとりで悩まず、まずはプロを頼ってみてください。

(まとめ)口呼吸だと受け口になりやすいって本当?

1.口呼吸は受け口の原因のひとつです

受け口になると、口呼吸をしてしまいやすいです。

また反対に、口呼吸をしていたことが原因で受け口になるケースも少なくありません。

体ができ上がる以前の幼少期から、改善を意識づけることが重要です。

2.口呼吸は下顎を押し出す要因となってしまいます

口呼吸を行うと、通常口蓋に接触していなければならない舌が口内下部に下がってしまい、それによって、下の歯列や顎を前方に押し出す形となってしまいます。

舌のちょっとした圧とはいえ、日常的に加わっているとそれこそ輪郭をも変えてしまいます。

3.個人でも口呼吸対策や改善は可能です

口呼吸は癖の一つでもあるため、本人の努力次第で治せる場合もあります。

たとえば、就寝時にマスクなどを口に当てる方法や、医療機関でも勧められている専用のトレーニングを実践するなどです。

その他、鼻づまりの改善によって治る場合もあります。

4.家庭での改善が難しい受け口も矯正できます

受け口は、程度によって口呼吸改善程度で治らないことも多いです。

ですがその場合も、適切な医療機関を受診することで改善は目指せます。

口呼吸自体にもリスクがあるので、双方の改善に繋がる矯正は有意義に感じられることでしょう。

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