受け口に効果的な体操ってどんなもの?

受け口に効果的な体操は「あいうべ体操」です


口呼吸をする癖のある人が鼻呼吸の習慣を付けるためには、口の周辺の筋肉と舌を突き出す筋肉を鍛える必要があるといわれています。

その筋肉のトレーニングは「あいうべ体操」と呼ばれています。

「あいう」と口を開くことで口の周辺の筋肉を、「べ」と舌を前に突き出すことで下の筋肉を鍛える効果があると考えられています。

鼻呼吸の習慣を付けるための体操が「あいうべ体操」です

皆さんが何気なく行っている呼吸ですが、通常は鼻呼吸であることが望ましいとされています。

口呼吸が習慣となっている場合、受け口の原因の一つになる可能性があるといいます。

口呼吸をする癖のある人が鼻呼吸の習慣に変えていくためには、口の周辺の筋肉と舌を突き出す筋肉を鍛える必要があると考えられており、この筋肉のトレーニングに効果的といわれているのが「あいうべ体操」と呼ばれるものになります。

「あいうべ体操」のやり方をご紹介しましょう。

  1. 口を大きく楕円形に開き、「あー」と言う
  2. 口をグッと横に開き、「いー」と言う
  3. 口を尖らせて前に突き出し、「いー」と言う
  4. 舌の付け根を引っ張るように思い切り舌を出して、「べー」と言う
  5. 1~4を30セット繰り返す

この動作が「あいうべ体操」になります。

この体操において大切なことは、声を出すことではなく、口をしっかり大きく動かすところにあります。

慣れないうちは顎が痛むという場合もあると思います。

そういう時は、一度にまとめてやるのではなく、何回かに分けて行うことをおすすめします。

また、顎に負担がかかりにくい「いー」と「うー」の部分だけを行うだけでも効果は期待できます。

口呼吸が原因で受け口になる可能性があるといわれています


あいうべ体操は舌の位置を正しくすることが目的のトレーニングと考えられています。

そのため、多くの歯科クリニックであいうべ体操の実施が推奨されていますが、そもそも、なぜ口呼吸の習慣がある人は受け口になりやすいのでしょうか?

口呼吸を行うと、舌の位置が本来あるべき位置よりも下がってしまうといいます。

これにより、気道を確保することが困難となり、下顎を突き出すようになってしまうのです。

本来であれば、口呼吸の習慣は成長期のうちに治してしまうべきなのですが、大人になってから口呼吸の習慣が付いてしまったというケースもあります。

ですから、成長期はもとより、大人になってから口呼吸が原因で顎の骨格や筋肉が徐々に変形していき、受け口になってしまう可能性もあると考えられます。

自分が口呼吸をしているのかどうか、意識してみないと判断が難しいかもしれません。

そこで、口呼吸をしている可能性が高いのはどんな人なのか、いくつか挙げていきたいと思います。

  1. 普段から口が開いた状態の人
  2. 睡眠時にいびきをかいたり、歯ぎしりをしたりする人
  3. 口臭が強い人
  4. 喫煙する習慣のある人
  5. 激しいスポーツを行っている人
  6. 呼吸器系の疾患がある人

これらの項目に一つでも当てはまる場合、口呼吸をしている可能性があると考えてください。

あいうべ体操には様々な病気を予防する効果が期待されています

「あいうべ体操」は受け口の改善に効果があるといわれていますが、それ以外にも多くの病気を改善する効果があることで知られています。

例えば、アトピーや喘息、花粉症などのアレルギー性疾患の改善にも役立つといわれています。

口呼吸ではなく鼻呼吸の習慣を付けることで、鼻から入ってくるアレルゲンを鼻毛や鼻の粘液が絡め取ってくれるからだと考えることができます。

また、鼻呼吸を行うことで鼻の中で空気が温められ、喉や肺への負担も軽減されると考えられます。

風邪やインフルエンザなどの予防にもなるといえるでしょう。

「あいうべ体操」には唾液の分泌量を増やす効果もあるといわれています。

唾液には殺菌作用があり、口内を清潔にし、虫歯を防ぎ、歯周病を予防する作用があると考えられています。

唾液の分泌量は年齢とともに減少していく傾向にありますが、「あいうべ体操」を行うことで唾液の量が増え、お口や歯の健康を維持していくことが可能になるといわれています。

(まとめ)受け口に効果的な体操ってどんなもの?

1.受け口に効果的な体操は「あいうべ体操」です

受け口の原因の一つと考えられている「口呼吸」を改善するために、「あいうべ体操」と呼ばれるトレーニングが効果的だといわれています。

この体操は口の周りの筋肉と舌を突き出す筋肉の両方を鍛えるのに効果が期待できます。

2.鼻呼吸の習慣を付けるための体操が「あいうべ体操」です

口呼吸を鼻呼吸に変えていくためには「あいうべ体操」が効果的だといわれています。

「あー」「いー」「うー」と口をしっかり大きく動かすことで、口の周辺の筋肉を、「べー」と思い切り舌を前に突き出すことで舌の筋肉を鍛える効果が期待できます。

3.口呼吸が原因で受け口になる可能性があるといわれています

口呼吸を行うと、舌の位置が下がる傾向にあり、気道を確保するために下顎を突き出すようになるといいます。

口呼吸が原因で骨格や筋肉が変形し、受け口になる可能性があると考えられており、「あいうべ体操」には舌の位置を正しくする効果がk対されています。

4.あいうべ体操には様々な病気を予防する効果が期待されています

「あいうべ体操」は鼻呼吸の習慣を付けさせることで、アレルギー性疾患の改善にも効果があるといわれています。

また、唾液の分泌量を増やす効果もあるといわれており、虫歯や歯周病の予防をすることが可能だと考えられます。

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