受け口の人は入れ歯が入れにくいって本当?

受け口の人は入れ歯が安定しにくいといわれています


受け口は通常とは逆の噛み合わせになってしまっているため、改善しないままだと、将来的に入れ歯を入れた時、安定しにくいといわれています。

合わない入れ歯を使用していると、噛むことや話すことなど生活全般において支障をきたす恐れがあるといえます。

特に、骨格的な原因で受け口になっている場合、入れ歯を安定させるために外科的な施術が必要になることがあります。

受け口は噛み合わせが反対のため、入れ歯が安定しにくいといえます

「反対咬合」「下顎前突」とも呼ばれる受け口は、下の歯が上の歯よりも前になっている噛み合わせ、もしくは下顎が大きく前に突き出ている状態をいいます。

受け口になる原因には、大きく分けて二つあります。

一つは、歯並びが原因のものです。

通常の噛み合わせは下の前歯よりも上の前歯の方が前に出ている状態ですが、これが上下逆になっているのが受け口の特徴です。

二つ目に、骨格が原因のものです。

遺伝または発育の段階で下顎だけが過剰に発達してしまったケースや、逆に、上顎の発達が悪いなどの顎のバランスが悪いことで受け口の状態になってしまいます。

こちらのケースでも、噛み合わせが逆になっている特徴が見られます。

いずれにしても、通常とは逆の噛み合わせになっているため、通常の噛み合わせの人よりも入れ歯が安定しにくい、外れやすいといわれています。

厚生労働省のデータでは、65歳になると残っている歯は12本程度だと伝えられています。

そんな状態で、がたがたの入れ歯を使用していたら、噛むことや話すことなど日常生活全般に支障をきたすと考えられるでしょう。

入れ歯を安定させるために、受け口を改善する必要があると考えられています


歯並びだけが原因の受け口はもちろん、骨格も原因となっている受け口の場合、入れ歯を入れた時に動きやすく、安定しない状態になってしまいます。

では、どのようにすれば入れ歯を安定させることができるようになるのでしょうか?
答えは簡単です。

入れ歯を安定させるために、受け口を直してしまえばよいのです。

受け口を改善するための施術には、歯列矯正と外科的な施術との二種類が挙げられます。

歯並びだけが原因の受け口であれば、セラミック矯正に代表される歯列矯正だけで改善させることも可能だといわれています。

しかし、骨格も原因となっている受け口の場合、外科的な施術が必要となり、歯列矯正だけで改善できない場合が多いといいます。

外科的な施術を行うことで、コンプレックスになりがちな横顔もスッキリとし、正常な噛み合わせを実現させることが可能です。

受け口を改善させるための外科的な施術は「セットバック法」と呼ばれている骨切り術です。

下の前歯を抜いた後骨を切り、骨ごと顎の位置を後方に移動させるのが施術の流れとなります。

セットバック法だけでは顎の突出までは改善されないことがあるため、「オトガイ形成術」と呼ばれる施術を併せて行うケースもあります。

外科的な施術を行わなくても入れ歯を入れることは可能です

どうしても外科的な施術を受けたくないという人もいるでしょう。

外科的な施術を行う代わりに、エステティックデンチャーと呼ばれる審美性の高い入れ歯を使用することも検討してみてください。

受け口の状態や程度、原因などにもよりますが、従来の入れ歯に比べると、柔軟性に優れ、口の動きに合わせてしなるようにできているため、痛みが少なく腫れにくいというメリットがあります。

また、定期的に作り直す必要はあるものの、耐久性に優れていて壊れにくいという特徴も持っています。

治療も短期間で済み、短ければ3回の通院で完了することもあります。

外科的な施術や歯を削ることに抵抗がある方、外科的な施術をしなくても良い症状の方、金属部分が見えてしまうのが気になる方などにおすすめできる入れ歯です。

他にも、マグネットの義歯やインプラント義歯、入れ歯の裏打ちなど様々な入れ歯の方法があります。

ご自身の症状にはどういった施術や入れ歯が適しているのか、専門家に相談してみることから始めましょう。

(まとめ)受け口の人は入れ歯が入れにくいって本当?

1.受け口の人は入れ歯が安定しにくいといわれています

受け口の人は、入れ歯を入れた時に安定しにくいという傾向にあります。

入れ歯が安定しないと、日常生活全般に影響を与えるため、特に、骨格的な原因の受け口である場合、入れ歯を安定させるために外科的な施術を必要とします。

2.受け口は噛み合わせが反対のため、入れ歯が安定しにくいといえます

受け口になる原因は、噛み合わせが通常とは逆になっていることだと考えられています。

また、反対咬合になる原因として、上顎と下顎の骨格のバランスが悪いことが挙げられます。

いずれにしても、受け口の人は入れ歯が安定しにくいといえるでしょう。

3.入れ歯を安定させるために、受け口を改善する必要があると考えられています

歯並びだけが原因の受け口であれば、セラミック矯正等の歯列矯正で改善させることも可能です。

しかし、骨格も原因になっている受け口の場合、「セットバック法」と呼ばれる外科的な施術を行わなければならないことがあります。

4.外科的な施術を行わなくても入れ歯を入れることは可能です

エステティックデンチャーやマグネット、インプラント、裏打ちなどの入れ歯にも種類があります。

受け口の症状や原因は人それぞれ違いますから、施術や入れ歯の種類にも人それぞれ適したものがあるといえます。

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