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50代の歯並びの解消方法としては治療期間が短いセラミック矯正がおすすめです
歯並びが悪いと体の様々な場所に影響が現れます。
虫歯や歯周病といったものから、頭痛や肥満など歯並びと一見関係なさそうなものもあります。
これらを改善するためには、歯並びを治すことが必要です。
50代を越えても健康的に生活するためにも治療を考えるようにしましょう。
50代での矯正方法としては、治療期間や負担が少ないセラミック矯正がおすすめです。
歯並びは歯以外の箇所にも影響を与えます
歯並びやかみ合わせは見た目に影響するだけでなく、体の様々な箇所に影響を与えるといわれています。
下記で代表的な症状を紹介します。
歯並びが悪い人のなかには、口が大きく開けることができない、口を大きく開けると耳の周辺で音がするという人がいます。
これは、顎関節症というものなのですが、この原因の1つに歯並びが関係しているといわれているのです。
顎関節症は、頭痛やイライラ、不眠などを引き起こすともいわれています。
50代で歯並びが悪い状態にある人で、上記の症状に心当たりがいる人もいるでしょう。
歯並びが悪いと食べ物を良く噛むことができず、唾液の分泌も悪くなるため、消化しにくい状態で食べ物が胃に運ばれます。
食べ物は胃で消化されることで栄養として吸収されるのですが、歯並びが悪いと消化する負担が大きくかかってしまうのです。
消化器官の働きと関係しているのですが、物を十分に噛むことなく食べ物を胃に運んでしまうため、消化吸収の働きが一般の人と比べて低下します。
また、噛むことによる刺激が脳に十分に送られないため、満腹中枢を刺激することができず必要以上に食べてしまうことにもつながります。
その結果、肥満になってしまうことがあるのです。
かみ合わせが悪いと特定の歯だけを使って食事をすることが多くなります。
その刺激が首の筋肉に影響して動脈を圧迫させてしまうことがあります。
これにより、血液の循環が悪くなり、高血圧になることがあるようです。
歯並びが悪いと歯周病のリスクも増えます
先ほど歯並びが悪いと様々な症状を引き起こすことがあると紹介しましたが、もちろん歯にも悪影響はあります。
歯並びやかみ合わせが悪いことで起こる代表的なものが歯周病です。
歯周病は細菌の感染によって起こる炎症性疾患であり、進行することで歯周ポケットが深くなり歯が不安定になっていきます。
そして、最終的には抜歯をしなければならなくなる病気です。
歯を失う原因の多くがこの歯周病といわれており、虫歯と合わせて注意が必要なものといえます。
50代の人でこれからも自分の歯で生活をしていきたいと考えている人は、この歯周病や虫歯を防ぐことがポイントになります。
しかし、歯並びが悪いと歯周病になるリスクは高くなります。
歯並びが悪いと歯ブラシの際に磨き残しが発生しやすくなります。
これは、その人の磨き方が悪い場合もあるのですが、歯並びによって磨くのが困難な場合もあるでしょう。
そうした場合、歯には歯石や歯垢が溜まり、歯周病が起こりやすくなってしまうのです。
また、その歯の周辺には食べかすなどが溜まることになるため、虫歯のリスクも高くなります。
しかし、歯磨きが悪い状態は続いてしまうため、年々歯周病や虫歯が進行しやすい状況になってしまうといえるでしょう。
この状態を改善するためには、歯ブラシの方法を見直すことや歯並びの矯正が必要になります。
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50代でも歯並びの治療は可能です
50代の人のなかには、歯並びの治療を考えている人もいるでしょう。
なかには50代での年齢によるリスクから、矯正治療に踏み出せない人もいると思います。
しかし、近年50代という年齢の人でも矯正治療に臨む人が増えています。
矯正治療を聞くと子どものときに行わなければ効果が出ないと思っている人もいるようですが、人間の体は年を重ねても細胞分裂を行うことで新しい組織を作っています。
そのため、年齢に関係なく矯正治療を行うことが可能です。
加齢とともに歯周病や虫歯にかかるリスクは高くなっていきますが、この治療と合わせて矯正を行うことができる点も魅力的です。
また、50代で治療を始めようとする人は子どもよりも、歯に対する健康意識が高いです。
そのため、ブラッシング方法や矯正治療に対しても関心が高く、より効果を出すケースが多いといわれています。
矯正治療のなかには、短期間で行うことができるセラミック矯正というものもあります。
ワイヤー矯正では治療完了までに2年以上かかりますが、この方法では数か月しかかかりません。
50代の人でも負担なく矯正をすることができるでしょう。
(まとめ)50代の歯並びの悩みの解消方法は?
歯並びは歯周病や虫歯以外にも頭痛や肥満などといった様々な症状の原因になります。
50代の健康状態にも影響するため、なるべく早く歯並びの治療に臨むことが大切です。
歯並びが悪いと見た目の印象が低下するだけでなく、体に悪影響を及ぼします。
具体的には、顎関節症や胃や腸への負担、肥満、高血圧の原因に歯並びが関係しているといわれています。
歯並びが悪いと歯ブラシによる磨き残しが発生しやすいため、歯周病や虫歯にかかるリスクが高くなります。
どちらも症状が深刻になると抜歯につながる症状であり、早期の対策が求められます。
歯並びの矯正は50代を越えても行うことができます。
歯周病の治療を並行して行うことも可能であり、治療に臨む人は増えています。
歯並びを治すことで体に良い効果も期待できるでしょう。