受け口改善にベロ回しが効くって本当?

ベロ回しは継続することで受け口改善につながります


近年、歯並びの異常は、遺伝的な問題だけでなく、舌の位置が影響していることが分かってきました。

ベロ回しは舌をきちんと正しい位置に納まるようにすることに役立ちます。

ただ、ベロ回しは歯科的施術によるものとは異なり、短期的な取組みで効果が出るものではありません。

受け口改善のためには、ベロ回しは継続して行いましょう。

受け口改善にベロ回しトレーニングを取り入れてみましょう

受け口の改善と言えば、歯科的な施術がメインに行われますが、自宅でも改善に効果が期待できるトレーニングがあるのはご存じでしょうか。

ベロ回しトレーニングと呼ばれ、継続的に行うことで少しずつ受け口の改善につながるとされています。

ベロ回しトレーニングのやり方

  1. 口を閉じ、右下の奥歯と頬の間に舌を入れます。
  2. そのまま歯の外側を滑らせるように右下奥→前歯→左下奥と移動させます。
  3. 同じ要領で上の歯の外側も舌を滑らせます。
  4. 上下とも終わったら、次は左から右へ同じように動かします。
  5. 右→左(上下)、左→右(上下)をそれぞれ20回ずつを1セットとして、朝昼晩と1日3セット行います。

ベロ回しトレーニングは、歯科的施術のように短期間で確実に効果が出るというものではありませんし、現在の受け口の状態や本人のやり方、継続する期間によっても、ベロ回しは効果にバラつきがあります。

ですが、このトレーニングには自宅にいながら受け口改善に取り組むことができるという大きなメリットがあります。

気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

正しい舌の位置を覚えて受け口を改善しましょう


歯並びは遺伝的な原因のほかに、日ごろの習慣、特に舌の位置と大きく関わっていることが分かってきました。

歯並びを整える際に、力を加えて歯の位置を調整するのと同様に、日常的に舌が歯を押していると、歯は加えられる力の方向に押されます。

舌や口周りの筋肉が弱いと、舌は正常な位置に納まらず、特定のクセを持った位置にとどまってしまうことがあります。

ベロ回しで舌や周辺の筋肉を付けることは、舌を正常な位置におさめる効果が期待できます。

舌の正しい位置がどこかはご存知でしょうか。

口を閉じた状態で、上あごに舌がピッタリとくっついている状態が、舌が正しい位置にあると言えます。

この場合、舌先が上の前歯に当たっている場合は、舌が前に行きすぎており、舌先がギリギリ前歯に届かないあたりが舌の正しい位置です。

舌の正しい位置を意識することで、より高い効果が期待できます。

日常生活を送る中で時々舌の位置をチェックしてみましょう。

正しい位置にない場合は、舌の筋肉が衰えているかもしれません。

ベロ回しは継続して行うことで効果を発揮しやすくなります

受け口改善に効果が期待されるベロ回しトレーニングですが、行う時にはどのようなポイントがあるのでしょうか。

ベロ回しトレーニングを初めて行う人にとって、いきなりたくさんの回数をこなすことは過酷な場合があります。

筋肉が付いておらず、ベロ回しを何度も行うことが辛いと言う人は、少なめの回数から行っても良いでしょう。

初めから回数を多くして無理をすると、継続できなくなるときがあります。

ベロ回しは、継続することで効果を発揮しやすいものなので、まずは「続けること」を最優先にして、自分ができる範囲からスタートすることをおすすめします。

ベロ回しは受け口の改善だけでなく、唾液を出やすくして虫歯を予防するという効果もあります。

受け口の人は、歯ブラシでの磨き残しが多い場合があるので、虫歯予防にもなるベロ回しトレーニングは一石二鳥だと言えるでしょう。

また、ベロ回しは左右対称に行うことがポイントです。

やりやすい方を優先して行いがちですが、偏りがあると顔のバランスにも関わってきてしまうので注意しましょう。

受け口改善には、医師の指導のもと歯科的な施術を行うことが安全性や効果が高いものですが、自宅でできるトレーニングは手軽さの面でメリットがあります。

諦めずに根気強く行うことが大切です。

(まとめ)受け口改善にベロ回しが効くって本当?

1.ベロ回しは継続することで受け口改善につながります

歯並びの異常は、舌が正しい位置に納まっていないことが影響しています。

ベロ回しで舌や周辺の筋肉を鍛え、舌が正しい位置にくるようにすることがポイントです。

効果を感じるまでには時間がかかるので根気強く取り組みましょう。

2.受け口改善にベロ回しトレーニングを取り入れてみましょう

根気よく続けることで受け口改善に効果が期待できるといわれるベロ回しトレーニング。

やり方は実に簡単で、舌で歯の外側を順番に滑らせていくだけです。

どこでも手軽にできるので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

3.正しい舌の位置を覚えて受け口を改善しましょう

口を閉じ上あごに舌が付いた状態で、舌先が前歯に触れるか触れないか辺りにある状態は、舌が正しい位置に納まっていると言えます。

そうでない場合は舌の筋肉が衰えているかもしれません。

ベロ回しは舌や周辺筋肉を鍛え、受け口改善に効果が期待されています。

4.ベロ回しは継続して行うことで効果を発揮しやすくなります

ベロ回しが受け口改善に効果が期待できるトレーニングです。

とはいえ、初めから頑張り過ぎると長続きせず、結果的に効果が出にくくなる可能性があります。

まずは、自分ができる無理のない範囲でスタートさせることが大切です。

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