前歯がv字になってしまう原因は歯の大きさと顎のバランスが合っていないためです
前歯がv字になってしまう原因は、歯の大きさに対して顎のスペースのバランスが合っていないことだと言われています。
基本的に顎は弧を描いたような形をしていますが、顔の輪郭には個人差があり、横幅が広い顎の方は歯列がきれいに整いやすく、細長いタイプの方は前歯が並んで生えにくい傾向があります。
前歯がきれいに並ぶスペースが不足している場合、前歯がねじれてv字になって生えてくることがあります。
歯がねじれて生える捻転歯になってしまうことがあります
歯がねじれて生えてしまう状態のことを捻転歯と言います。
歯そのものが変形してねじれていることはほとんどなく、多くのケースでは歯が生えている位置が影響しています。
捻転歯は歯が縦または斜めに生えている状態であり、極端な例では歯が90度以上もねじれていることもあります。
捻転歯になりやすいのは人目に触れやすい前歯の永久歯であり、その他の永久歯が捻転歯になることは比較的に少ないです。
どうして捻転歯になってしまうのかについては、次のようなことが原因になっていると考えられています。
- 前歯の中心付近に過剰歯(本来の本数よりも多く生えた歯)があるため
- 上唇と歯茎を繋ぐ筋が前歯の間まで伸びているため
- 指をなめたり爪を噛んだりという癖がある
捻転歯は顎の骨格が成長するにつれて自然に治っていくこともありますが、成人の場合はそこに期待を寄せるには難しい面があります。
きちんと治すためにも審美歯科にて、一度カウンセリングを受けると良いでしょう。
セラミック矯正での施術を行っているクリニックであれば、早ければ数回の通院で施術が完了します。
歯の色や歯の形を選ぶこともでき、器具を装着する必要もないため、たとえ目立つ前歯の施術でもストレスが少なく、非常に取り組みやすいです。
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捻転歯を放っておくと歯に悪影響を及ぼします
前歯がねじれたり、v字に生えたりしている状態を放置すると、歯のトラブルを招き寄せやすくなります。
捻転歯は見た目の問題だけでなく、健康に害を及ぼす危険性があることを理解しておきましょう。
歯のねじれ方が軽度であれば歯磨きに影響することは少ないですが、ねじれが大きい場合やv字になっている場合、歯磨きがしづらいことがあります。
歯の磨き残しがあれば当然その部分に歯垢や歯石がたまっていくので、虫歯や歯周病になるリスクが大きくなります。
捻転歯を放置すると将来、歯を失う可能性があります。
ねじれた前歯ではうまく食物を噛むことができないため、自然と左右どちらかの奥歯で噛む癖がついてしまいます。
そうすると片方の奥歯だけに負担がかかることになり、奥歯をなくす可能性が高くなります。
前歯には食べ物を噛み切るハサミのような役目がありますが、前歯がねじれているとその機能を使いこなせなくなってしまいます。
他の歯で前歯の役割を担うことになるので、ますます歯への負担が大きくなります。
歯並びが悪くなる原因があります
前歯をはじめとする歯並びは、私たちの健康に直結していると言っても過言ではありません。
しかしながら歯並びを悪くしてしまう原因はたくさんあり、先天的な理由だけでなく後天的な理由が歯並びに影響を及ぼしています。
最も歯並びを悪くする原因のひとつが、歯の施術を独断でやめてしまうことです。
歯を抜いたままにしたり、仮歯や詰め物が取れたままにしたりするなど、歯の施術を放置することは歯並びを悪くすることに繋がります。
たとえ短期間でも歯並びに大きな影響を与えるので、絶対に途中でやめてはいけません。
信頼できるクリニックや医師を選ぶことが、施術を最後まで完了させ、きれいな歯並びを手に入れる最善の方法です。
親知らずがあるのに生えるスペースが足りないと、奥歯から前歯のほうに向かって押す力が発生します。
前の方に押されてしまうことで前歯に力が加わり、歯並びに影響することがあります。
(まとめ)前歯がv字になってしまう原因とは?
前歯がv字になって生えてしまうのは、歯の大きさに対して顎のスペースのバランスが合っていないためだと考えられています。
顎が細長いタイプの方は前歯が真っ直ぐに生えるスペースが不足しがちなため、v字になってしまうことがあります。
捻転歯は歯が生えてくる位置によって、歯がねじれて生えてしまう状態です。
若年層であれば顎の成長と共に治ることもありますが、成長期を過ぎた成人の場合は審美歯科にて施術を受けることが完治への近道です。
前歯のねじれやv字に生えた状態をそのままにしておくと、健康に悪影響を与えることがあります。
歯磨きがしづらく虫歯や歯周病の原因になる可能性や、噛み合わせの悪さから歯への負担が増してしまい、歯を失う可能性も出てきます。
歯並びを悪くする原因はいくつもありますが、先天的な理由よりも後天的な理由によって歯並びが悪くなることがあります。
歯の施術を独断で中止したり、親知らずが生えるスペースが足りなかったりすると、歯並びに影響する可能性があります。