前歯のレジンの段差をなくすことは可能です
前歯のレジンに少しでも段差があると、非常に気になってしまうものです。
前歯のレジンに段差がある場合、クリニックでなくしてもらうことは可能です。
レジンの高さが高い場合は研磨によって解消するのが一般的で、低い場合はレジンを詰め直すことで解消するのが一般的となります。
前歯の虫歯を予防したり、審美性を高めたりするセラミックの詰め物に変えるという方法もあります。
目次
レジンの段差が気になるときはクリニックで解消してもらいましょう
歯の治療を行った後に入れる詰め物のことを「レジン」と呼ぶことがあります。
前歯の虫歯を削った後に入れる詰め物は「コンポジットレジン」と呼ばれるものが大半です。
コンポジットレジンは歯科用プラスチックの材料でつくられたもので、保険適用が可能になっています。
コンポジットレジンは5年程度で接着力が低下していくといわれています。
さらに、日々の食事や歯ぎしりなどが原因で徐々に剥がれていき、レジンの高さが低くなってしまうと考えられます。
レジンの段差が気になる場合、クリニックで解消してもらうことが可能です。
低い歯にレジンを充填することで段差をなくすのが一般的です。
レジンが剥がれ、段差の部分に隙間ができてしまうことで虫歯になりやすくなってしまいます。
そのため、レジンの段差が気になるときは早めに解消することをおすすめします。
レジンの段差が高すぎる場合は、研磨することで解消できる場合があります。
治療の後にレジンの高さが気になり出すこともあるでしょう。
治療してもらったクリニックでなくても問題はありません。
まず、歯科医師に相談してみましょう。
詰め物や被せものには耐久年数があります
コンポジットレジンは経年により劣化していくと考えられており、これはほかの詰め物においても言えることです。
では、詰め物や被せものはどれくらいの年数は持つといわれているのでしょうか?
ここでは、詰め物や被せものの耐久年数についてみていきましょう。
- コンポジットレジン 5年程度
- メタルインレー(金属) 5年半程度
- メタルクラウン(金属) 7年程度
- オールセラミック、セラミックインレー 7~10年程度
このように、費用が比較的安価なコンポジットレジンは耐久年数が短く、コンポジットレジンと比較すると高価なセラミックは耐久年数が長いという見方がされています。
具体的にどれくらい費用が違うのか見てみましょう。
コンポジットレジンは保険適用の対象となるため2000円程度、セラミックは保険適用の対象外となるため、詰め物で3~5万円程度、被せもので7~12万円程度が相場とされています。
実際に詰め物や被せものをしてもらうときは、歯科医師の技術が素材と同じくらい重要になるといえます。
耐久年数をできる限り延ばすためにも、信頼できるクリニックで施術を受けましょう。
コンポジットレジンやセラミックインレーにはそれぞれの特徴があります
コンポジットレジンとセラミックインレーは費用の相場や耐久年数が違えども、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ここでは、コンポジットレジンとセラミックインレーのメリット・デメリットについてご紹介します。
コンポジットレジンのメリット・デメリット
色の種類が豊富なため、お客様の歯の色に合わせた自然な仕上がりにすることが可能です。
歯を削る量が少なく済むため、短期間で治療を完了することができ、施術後の痛みも少ないと考えられています。
また、段差を感じたときなどに修復しやすいというのもメリットのひとつとされています。
充填するという治療方法ゆえ、歯科医師の技術により仕上がりに差が生じやすいという点がデメリットといえます。
セラミックインレーのメリット・デメリット
本来の歯の質感に近く、コンポジットレジン以上に自然な仕上がりになるのがセラミックインレーのメリットです。
本来の歯の硬さにも近いため、噛み合わせたときにほかの歯を傷める心配も少ないです。
セラミックはプラークがつきにくい性質を持っていることから、虫歯にもなりにくいと考えられています。
前歯の歯に強い力が入ることはあまりないのですが、強い衝撃で割れてしまうことがある点に注意しましょう。
(まとめ)前歯のレジンに段差がある場合、なくすことは可能?
前歯のレジンに段差がある場合、クリニックで歯科医師に伝えることで解消してもらえます。
レジンが高すぎる場合は研磨により、低すぎる場合はレジンを詰め直すことにより高さを揃えます。
「コンポジットレジン」など、歯の詰め物のことを「レジン」と呼びます。
レジンは経年により剥がれていくと考えられますから、段差ができてしまうことがあります。
レジンの段差はクリニックでレジンを充填してもらえば解消できます。
コンポジットレジンなどの詰め物や被せものにはそれぞれ耐久年数があるとされています。
保険が適用される安価なコンポジットレジンは耐久年数が短く、保険が適用されないセラミックは耐久年数が長いという見方が一般的です。
コンポジットレジンは歯を削る量が少なく、短期間で治療できることや段差を感じたときに修復しやすいというメリットがあります。
一方、セラミックインレーは本来の歯の質感に近く、噛み合わせによるほかの歯へのダメージが少ないというメリットがあります。