前歯を長くしたい場合はセラミッククラウンによる施術がおすすめです
生まれつき前歯の大きさがコンパクトな方には、セラミッククラウンによる施術がおすすめです。
セラミッククラウンは不適合な差し歯や被せ物を治したり、虫歯で欠けてしまった歯を治したりする施術ですが、前歯を長くする時に行われる施術でもあります。
セラミッククラウンの良いところは部分的な歯列矯正が可能であり、好みの色の歯を選ぶことができる点です。
また金属を使用しないため金属アレルギーの心配がなく、歯茎への影響もありません。
通常よりも小さい前歯は矮小歯の可能性があります
歯の大きさが一般的な大きさと比べて極度に小さい歯のことを矮小歯(わいしょうし)と言い、歯が大きすぎる巨大歯(きょだいし)と共に歯の異常のひとつとみなされています。
矮小歯になる原因については生まれつきのものであるという説や、生活習慣によるものだという説もありますが詳しいことはまだ判明していません。
小ささだけでなく歯そのものの形がしぼんだようになっていることも問題視されており、歯の退化現象とも考えられています。
矮小歯は審美歯科で施術することが可能ですが、見た目や機能的な部分で特に大きな問題がなければ経過観察となることがあります。
しかし前歯が小さいと歯と歯の間に隙間が空いてしまうことも多く、いわゆる「すきっ歯」の状態になったり、歯並びが悪く見えたりするため、前歯を長くしたいと医師に相談される方は後を絶ちません。
このように人目につきやすい前歯は対人印象を左右する、非常に重要なパーツであると言えます。
歯が小さくなりやすい部位があります
前歯の中でも特に矮小歯になりやすいと言われている歯があります。
それは前歯の隣に位置する上顎側切歯(中央の歯から数えて2番目にある歯)と、第三大臼歯(親知らず)です。
大人の永久歯の数は親知らずを入れて上顎と下顎でそれぞれ16本、合計32本あります。
この他にも過剰歯と呼ばれる余分に生える歯もあり、過剰歯は矮小歯になりやすいと言われています。
もともとこれらの歯は他の歯と比べてみると、明らかに退化していく傾向がうかがえます。
それゆえに矮小歯になる確率が高いのではないかと考えられており、過剰歯とは反対に先天欠如と呼ばれる歯が生えてこない状態になることもあります。
たとえ前歯であっても使われる頻度が少ない歯は小さくなる、あるいは生えてこなくなってしまうことで、合理的な進化を遂げているという説もあります。
矮小歯はサイズが小さかったり、歯と歯の間に隙間ができたりすることもあるため、歯磨きがしづらく磨き残しが発生しがちです。
正しいブラッシングのやり方については医師にアドバイスをもらい、虫歯や歯周病の予防に努めましょう。
歯が小さいことでさまざまな問題が起こることがあります
施術が必要なほどの矮小歯を放置することで、口内に関するトラブルを招くことがあります。
下記の症状は矮小歯が原因になっている可能性があるため、気になる症状があればすぐに医師の診察を受け、前歯を長くする施術について相談しましょう。
歯と歯の間に隙間が空いてしまうと見た目が気になるだけでなく、隙間に食べ物が挟まりやすくなります。
メディアなどですきっ歯がかわいいともてはやされることもありますが、虫歯や歯周病のリスクが高まることを覚えておきましょう。
歯列に小さい歯が混じっていると、歯並びが悪くなってしまうことがあります。
歯並びが乱れていると噛み合わせに不具合が生じ、頭痛やめまいの原因となります。
歯が小さいせいで食べ物をうまく噛むことができないと、食事がしづらくなります。
食べ物をしっかり噛ないと消化が悪くなり、胃腸に負担がかかりやすくなります。
歯の隙間から空気が漏れて発生がしにくくなることがあります。
特にサ行が発音しづらくなると言われています。
(まとめ)前歯を長くしたい時はどうすれば長くなるの?
前歯を長くしたい時におすすめなのは、セラミッククラウンによる施術です。
セラミッククラウンは金属不使用のため金属アレルギーの心配がなく、歯茎にも影響しません。
歯の色を思い通りにできるので、他の歯ともなじみやすいです。
歯の大きさが極度に小さいものを矮小歯と言います。
矮小歯になる原因については先天的なもの、後天的なものとそれぞれ説がありますが、詳しいことはわかっていません。
経過観察となることもありますが、すきっ歯などが気になる場合は施術が必要となります。
前歯の中で特に矮小歯になりやすい歯は、上顎側切歯と第三大臼歯です。
過剰歯という余分に生えた歯も矮小歯になりやすく、これらの歯が実際に矮小歯になると歯磨きがしづらくなります。
磨き残しを防ぐためにも医師に正しいブラッシング方法を確認しましょう。
あまりにもサイズが小さく、施術が必要なほどの矮小歯は放置することでさまざまなトラブルの原因となります。
歯と歯の間に隙間が隙間ができたり、噛み合わせが悪くなったりすることで、口内だけでなく全身の健康に影響を及ぼします。