寝てる間の歯並びに良くない習慣とは?

寝てる間の姿勢や習慣で歯並びが悪くなることがあります


歯並びは寝てる間に悪くなってしまう可能性があります。

それは寝相によって歯や顎に負荷がかかってしまうからです。

歯の位置が悪くなったり、骨格に歪みが出たりすることで歯並びが悪くなると考えられています。

また、寝てる間に無意識に行っている歯ぎしりも歯にとって良くないため注意が必要です。

うつ伏せや横向きは歯並びに影響を与えやすいです

寝てる姿勢が歯並びに及ぼす影響を考えてみましょう。

一番良くないといわれるのがうつ伏せ、次に横向きです。

うつ伏せ寝

うつ伏せで良くないのは、枕に顔を突っ伏していることです。

頭の重さが、そのまま顔全体にかかることになり、歯を外側から押しているのと同じことになります。

それにより、歯が内側に傾くような歯並びになってしまう可能性があります。

特に前歯が影響を受けやすいです。

また、うつ伏せ寝をしていると口呼吸しやすくなります。

この口呼吸は出っ歯の原因のひとつと考えられています。

口呼吸は口が開けっ放しになり、口の周りの筋肉が緩むと下顎の位置が後方に下がり、上の前歯が出てしまうとためです。

横向き寝について

横向き寝であまり寝返りをうたない人は、いつも同じ方向からの力がかかっていることになります。

それにより顎の位置が左右にずれたり、横側の歯が内側に押し込まれてしまったりする可能性があります。

また下側にしている頬の筋肉が発達しやすくなるため、顔の歪みに繋がるともいわれています。

寝てる間の歯ぎしりに注意が必要です


歯ぎしりは自分でも気が付かないうちに行ってしまうものですが、歯ぎしりは歯に負担を与えて歯並びにも良くない影響を与えると考えられます。

歯ぎしりは主に三つの種類に分けられ、擦り合わせるタイプ、小刻みに歯を噛んでいるタイプ、きつく歯を食いしばっているタイプがあります。

どれも歯に負担がかかってしまいますが、特に歯を擦り合わせるタイプの負担が大きく、擦り合わせることで歯が削れやすくなります。

歯ぎしりは歯の先端だけでなく、砕けるように歯の根元が削れたり、歯を支えている骨が痩せてしまったりする可能性があります。

放っておくと、歯の神経にも影響がでて知覚過敏や歯周病のリスクも高くなります。

歯にかかる力によって前歯が外側に倒れるケースも多くみられ、歯の健康や歯並びにとって良くない習慣です。

自分では気が付きにくいですが、朝起きたときに口の周りが疲れていたり、いつの間にか歯が削れていたりする場合は寝てる間に歯ぎしりをしている可能性が高いです。

一度医師に相談することをおすすめします。

寝てる間に歯並びを悪くしないための対策

睡眠時に歯並びを悪化させないためには、いくつかの対策方法が考えられます。

就寝時の姿勢を正しくする

うつ伏せや横向きで寝る習慣がある人は、仰向けで寝るようにすると歯にかかる負担を減らすことができます。

就寝時の姿勢は、枕やふとんなど寝具による影響も大きいです。

枕の高さが合っていないと正しく寝返りを打つことができません。

また、呼吸が正しくできずに口呼吸になることもあるので注意が必要です
枕は少し硬めで、高さは横向きに寝たとき、顔と胸の中心線がまっすぐになり、ふとんと平行なのが良いとされます。

ストレス解消する

歯ぎしりの原因のひとつはストレスだとされます。

起きている間の場合、イライラすると貧乏ゆすりをしていることがあります。

これはストレスを発散させようと無意識に行ってしまう行動といわれ、歯ぎしりもストレスを発散させるために無意識に摂る行動のひとつだと考えられています。

またストレスによる筋肉の緊張も良くないとされます。

なるべくストレスを溜め込まないよう、解消していくことが大切です。

▲歯並びの矯正をする
歯並びを悪くしないためにという話でしたが、そもそも歯並びや嚙み合わせによって歯ぎしりしやすくなっている可能性があります。

必ずしも歯並びが悪いと歯ぎしりをしてしまうわけではありませんが、歯並びが気になるなら矯正しておくと良いでしょう。

(まとめ)寝てる間の歯並びに良くない習慣とは?

1.寝てる間の姿勢や習慣で歯並びが悪くなることがあります

寝てる間の無意識の習慣や姿勢が歯並びに影響する可能性があります。

歯並びを悪くしないためにはうつ伏せ寝のような歯に負担がかかる姿勢、無意識に行っている歯ぎしりなどに注意が必要です。

2.うつ伏せや横向きは歯並びに影響を与えやすいです

うつ伏せや横向きに寝ることで、頭の重さが歯や顎にかかって歯並びが悪くなると考えられます。

うつ伏せで寝ることは口呼吸しやすくもなり、口呼吸が原因の出っ歯になる可能性もあります。

3.寝てる間の歯ぎしりに注意が必要です

無意識に行っている歯ぎしりが歯の負担となり、ダメージを与えている可能性があります。

歯が削れることなどで歯並びが悪くなるだけでなく、知覚過敏や歯周病などのリスクも上がるため注意が必要です。

4.寝てる間に歯並びを悪くしないための対策

寝てる間に歯並びを悪くしない対策として、就寝時に正しい姿勢で寝られるようにすることや、ストレス解消して歯ぎしりを予防することが挙げられます。

歯並びが悪くて歯ぎしりをし、悪循環になっている場合は歯並びの矯正も有効な方法のひとつとされます。

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