前歯が大きいように見えるケースの多くは歯列矯正で対処できると言われています
前歯が大きく見えるケースの中には、前歯のサイズが大きいのではなく、歯並びや他の歯の影響で大きく見えている場合があります。
そのようなケースでは歯列矯正や他の歯を施術するだけで、見た目の問題が解決することができると言われています。
絶対的に歯が大きい場合は歯を削ることになりますが、その場合は被せ物をするのが一般的です。
目次
歯が大きく見えている理由によって受ける施術が違います
人と歯の大きさを比べることはあまりないでしょう。
しかし、鏡で自分の顔を見たときや写真で前歯が大きいような気がすると感じるかもしれません。
上顎中切歯と呼ばれる口の真ん中2本の前歯の幅を測ると男性の平均で8.6ミリ、女性の場合では8.5ミリと言われています。
そのため、9ミリを超えてくると大きいという印象になるかもしれません。
ただし、歯が大きいと悩んでいる人の理由が、絶対的に歯が大きいからだとは限りません。
どういうことかと言うと、例えば、前歯の大きさは普通なのになぜか大きく見えてしまうというケースです。
例を挙げるなら、中切歯のそばにある側切歯が小さい場合や、中切歯が突出している、もしくは側切歯が下側に下がっている場合は、前歯が大きく見えてしまうかもしれません。
歯並びがデコボコしていると、それだけでも歯の印象が強くなり大きく見えるでしょう。
歯が大きいと思い込んでいる人でも、実は歯の絶対的な大きさは普通で歯並びなどの問題で大きく見えているだけということもよくあります。
どのような理由によって前歯が大きく見えているかによって対処法は違います。
歯が大きくて悩んでいるという人は、まず歯科医院でカウンセリングを受けましょう。
歯列矯正もしくは歯を削ることで歯を小さく見せることは可能だと考えられます
前歯が大きく見えているケースでは、前歯が本当に大きいのか、相対的に大きく見えているだけなのかによって施術が違います。
まず、相対的に大きく見えているだけというケースでは歯列矯正によって歯並びを整えるだけでも効果があることがあります。
さらに側切歯が小さくて、中切歯が大きく見えている場合は、側切歯を平均的な大きさに修正します。
場合によってはこれらの施術を組み合わせておこなうことで対処することになるでしょう。
前歯が平均と比べて明らかに大きい場合は、歯を削ることになります。
ただし、ただ削っただけではすき間ができてしまうため、歯列矯正が必要です。
また、歯を削って施術することで食事の時など冷たいものや刺激物がしみるといったトラブルが起きることもあります。
そこで多くの場合は削った後に被せ物をすることになるでしょう。
被せ物にすることで、歯の大きさだけでなく、色や形を整えられる効果が期待できます。
ただし、歯の形や大きさを変えることは難しく、中でも前歯は噛むために必要な強度も考えなくてはいけません。
その点でリスクや費用対効果まで考えて施術を受けてください。
まずはどんな選択肢があるか歯科医院で相談しましょう。
大人の歯列矯正は機能面でも審美面でもメリットがあります
歯並びの矯正には見た目だけでなく、機能的にも大きなメリットがあります。
特に大人になってから歯列矯正するのであれば、矯正の施術もいくつか選ぶことができるため、ニーズに合わせて見た目にわかりにくい施術などを使うことができると考えられます。
例えば、歯に近い色合いのセラミッククラウンをかぶせて、短い期間で歯並びを治す施術などであれば、矯正していることを知られたくないという人にとって大きなメリットになるでしょう。
もちろん、大人でも経過観察のためにクリニックに通ってチェックを受けることは欠かせません。
ただ、歯列矯正を行う事ができれば、歯のブラッシングなどが以前よりしやすくなり、歯周病や虫歯になりにくくなるなどのメリットもあります。
大人になってからの歯列矯正は審美面、機能面からもメリットがあるのです。
- 関連記事:人から見えない歯科矯正は3種類|自分に合う方法を見つけよう!
- 人から見えない矯正で大人になってからでも安心して歯科矯正を行えます。
(まとめ)大きい前歯って矯正できるの?
前歯が大きく見えていても、実際は他の歯が小さかったり、前歯が前に出たりしているだけということがあります。
そのような場合は、歯列矯正などの歯並びをお整える施術だけで見た目が改善すると言われています。
前歯が大きいという悩む人の中には、相対的に前歯が大きく見えているだけで実際の大きさは普通という人も少なくありません。
中切歯が側切歯よりも大きい場合や、前に出ている場合、前歯が大きいように感じることがあります。
歯を小さく見せる施術には、歯並びを整えることで大きく見えていた前歯を整える施術と歯を削って小さくする施術があります。
ただし、歯を削ることにはリスクも伴います。
効果とリスクをよく理解してから施術を決めましょう。
歯列矯正には審美的なメリットだけでなく、機能的にもメリットがあります。
歯列矯正でブラッシングしやすくなれば、歯周病や虫歯のリスクも下がると考えられます。
大人になってからなら、自分の判断で必要な施術を選択することができるのもメリットです。