仮歯をつけている歯がしみるのはなぜ?

神経がある歯を削ると、神経に刺激が伝わりやすくなり、仮歯がしみることがあります


仮歯を入れると、食べ物に歯がしみることがあります。

それは、神経のある歯を削ると中の神経が振動を受けて興奮し、外からの刺激にも敏感になるためだと考えられます。

また仮歯が合っておらず、隙間ができてそこから神経へ刺激が伝わった可能性もあります。

冷たいものにしみるだけならよいですが、ズキズキ痛む場合は神経や歯の根が炎症を起こしている場合もあるので、できる限り早く受診したほうがよいと言えます。

虫歯処置後は、歯を削るという強い刺激で神経が過敏になっています

歯の表面は、身体でもっとも硬いエナメル質という厚さ2、3ミリの組織で覆われています。

さらにその内側は、やわらかい象牙質があり、歯の大部分を形成しており、中心部には神経や血管、リンパ管などが通る歯髄という組織があります。

虫歯になると進行度合いによって、エナメル質や象牙質を削り、消毒して菌を除去した後、仮歯を装着します。

歯髄により近い部分まで削ると、削られた刺激が神経に伝わり、冷たいものに敏感に反応し、しみることがあるのです。

また、人より歯髄の量が多いという場合や、仮歯が歯に適合しておらず歯との間に隙間が生じていると、そこからダイレクトに歯髄に刺激が伝わるのでしみるのです。

仮歯がしみるというのは、主に歯髄の中に神経が残された状態の歯に起こります。

逆に神経の処置を行った歯で、仮歯がしみる場合は、虫歯に侵された神経の除去が不十分で冷たいものがしみると考えられます。

次回の診察では神経を除去したり、仮歯が歯に合うように調整したりなどしみる原因を改善する処置を行います。

仮歯がしみる以上にズキズキ痛い場合は、すぐに受診しましょう


仮歯が冷たいものにしみても、時間とともに神経が落ち着いて次第に収まってきます。

そのため次の受診日までに、冷たいものを控えたり歯に刺激を与えないようにしたりして、気をつけて生活していればまず問題ありません。

しかし、神経のある歯で温かいものや常温のものにでもしみたり、何もしていないのにズキズキ痛んだりする場合は、神経が炎症を起こしてしまっている可能性があります。

また、神経のない歯が仮歯を入れてからズキズキ痛んだり、食べ物を噛むと激しく痛かったりするという場合は、象牙質のさらに奥にある歯の根にまで炎症がおよび膿が溜まっているケースもあります。

こういったケースは、放置しても痛みが治まることはまずなく、むしろ日に日に痛みが増していくこともあるので、できるだけ早めにクリニックを受診しましょう。

神経のある歯で神経が回復しない程酷く炎症していれば、神経除去の根管処置が必要となることもあります。

また、神経のない歯の場合、鎮痛剤や抗生物質で痛みと炎症が収まるのを待つか、再度根管処置を行うかを様子を見て決めます。

次回の診察まで、患部を刺激しないように気を付けましょう

患部の状態を悪化させないためにも、次回の診察まで、患部を刺激しないよう注意して生活することが大事です。

仮歯がしみる場合は、次回の受診まで患部で食べ物を噛まないように気を付けて食事をしましょう。

患部を清潔に保ち、食べかすの詰まりによる雑菌の繁殖を防ぐためにも毛先の柔らかい歯ブラシで、力を入れすぎないように丁寧に歯磨きを行いましょう。

歯と歯の隙間は歯間ブラシやフロスを使って、汚れをこまめに落としましょう。

ただ、フロスなどはムリに強い力で動かすと、仮歯に刺激が加わるので優しく使うようにしてください。

また、アルコールは血流を促し、神経を圧迫するので飲酒はよいとは言えません。

喫煙もニコチンが血流を阻害し、免疫力を下げる上に唾液の分泌も少なくなるので口腔内に雑菌が繁殖しやすい状態にあるためやめておくことをオススメします。

血流を促す激しい運動やカレーやキムチ、炭酸水などの刺激の強い飲食物も神経を興奮させるので、次回の診察まで控えたほうがいいと言えます。

(まとめ)仮歯をつけている歯がしみるのはなぜ?

1.神経がある歯を削ると、神経に刺激が伝わりやすくなり、仮歯がしみることがあります

仮歯を装着後に、歯がしみるのは歯を削った際の刺激が神経に伝わり、神経の反応が過敏になっているためです。

何もしていなくてもズキズキ痛む場合は、神経や歯の根が炎症を起こしている可能性もあるので、早めに歯医者を受診しましょう。

2.虫歯処置後は、歯を削るという強い刺激で神経が過敏になっています

虫歯の処置で歯の外側にエナメル質の内側、歯の神経の枝葉が広がる象牙質まで削った場合、神経に刺激が伝わります。

そのため仮歯を装着後、一時的に歯がしみることがあります。

冷たいものにしみる程度ですぐ収まるなら、次回の受診まで待ってもよいでしょう。

3.仮歯がしみる以上にズキズキ痛い場合は、すぐに受診しましょう

冷たいものだけではなく常温の食べ物でもしみて、何もしていなくてもズキズキ痛い場合は虫歯が神経や歯の根までに侵入している可能性があります。

早めに処置を行う必要があるので、次回の診察を待たないでできるだけ早く受診するようにしましょう。

4.次回の診察まで、患部を刺激しないように気を付けましょう

次回の診察までは、患部で食べ物を噛まない、優しく丁寧に歯磨きして食べかすを溜めないなど患部に刺激を与えず、清潔に保つことが大事です。

さらに飲酒や喫煙、激しい運動や刺激の強い飲食物を控えるようにしましょう。

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