仮歯にぐらつきがある場合どうすれば良い?

仮歯にぐらつきがある場合はクリニックを受診し、調整や再接着をしてもらいましょう


仮歯を入れてから、食事をしたり気になって舌で触ったりなどしているうちにぐらつきを感じることがあります。

仮歯はあくまで仮のものなので、あとに外せる程度に接着してあるため強い衝撃を受けると、外れてしまうことがあります。

酷くぐらつく場合は、食事中などに外れて誤飲する可能性もあるので、早めにクリニックで調整や再接着してもらうことをおすすめします。

仮歯のぐらつきがひどいと、思いがけず外れるリスクがあります

軽度の虫歯などで歯を削った場合は、穴の部分を埋めてその日で施術が終了することもあります。

しかし、重度の虫歯などで歯を大きく削ったり、神経の処置をしたりすると複数回の通院が必要となり、次回の診察まで仮歯を使い患部に蓋をしておく場合がほとんどです。

仮歯の装着はあくまでの応急的な処置なので、素材もプラスチックを使うことが多く本来の被せものや人工歯よりは弱いのが一般的です。

そのため、外から熱などの強い刺激や衝撃が加わると、ぐらつきを覚えたり、仮歯自体が外れたりしてしまうこともあります。

多少のぐらつきがある程度で、たとえば翌日に診察を控えている場合などは仮歯に触れないようにしていれば、そのままでも大丈夫かもしれません。

しかし、かなりのぐらつきがあって次回の診察まで数日ある場合は、食事中や睡眠中などに、仮歯に思いがけず刺激や圧力が加わり誤って外れ、飲み込んでしまうリスクもあります。

そのため、クリニックに連絡して早めに受診し、仮歯の調整、再接着をしてもらうことをおすすめします。

仮歯は一般的にあとで外せるように、あまり頑強に作られないとされています


仮歯は、一時的な補綴物なので本来の被せものに比べると壊れやすかったり、汚れやすかったりするという面は否めません。

ただ、お客様が望めば頑強な素材でしっかり作られる場合もありますが、費用がかかる可能性があります。

また、いずれは不要となるため、プラスチックなどで作られることが多いとされています。

さらに、仮歯をくっつける接着剤も日常生活で支障がない程度ではありますが、それほど強力なものは使われていません。

というのもあまりにしっかり接着してしまうと、今度は本来の被せものをはめる際に、仮歯が取れなくなってしまうと困るからです。

このように、仮歯はあまり頑丈ではなく汚れやすいですが、口腔内ではとても重要な役割を担っているのです。

まず、歯に穴が開くと食べかすが詰まりやすく、汚れが溜まり虫歯や歯周病を悪化させるリスクが高まります。

さらに、歯のないスペースがあると自然と歯が移動したり、歯茎で覆われてしまったりするため、本来の被せものが合わなくなる可能性も出てくるのです。

また、咀嚼や発音などをスムーズにする働きや、熱さや冷たさなどの刺激からも歯を守る役割も担っているのです。

仮歯は単に審美性を回復させるだけではなく、さまざまな歯の持つ機能を補う役目があると言えます。

仮歯の装着時は、破損しないように食べるものなどに注意が必要です

仮歯は日常生活を送る分には支障はない程度の丈夫さはありますが、強い衝撃や刺激が加わると外れたり破損したりしてしまう可能性はゼロではありません。

そのため、仮歯装着中は食べる物などに気を付ける必要があります。

まず、するめや固焼きおせんべい、アメなど硬くて歯ごたえのあるものはできる限り食べるのを控えましょう。

どうしても食べたいなら、小さく切って仮歯で噛まないように注意してください。

また、りんごや骨つき肉などを豪快に丸かじりする食べ方も、特に前歯の仮歯なら強い圧力がかかり、すぐに外れてしまうのでやめましょう。

さらに、ガムやキャラメル、グミなど弾力があって歯にくっつくような食べ物も危険です。

仮歯は応急的にくっつけてあるだけなので、仮歯にガムなどが付着するとその粘着力で仮歯がぽろっと外れる場合があるからです。

そして、特に奥歯の仮歯だと噛み合わせが慣れなくて違和感を覚えてしまい、とても気になってしまうという方もいます。

無意識のうちに奥歯を噛みしめたり、ぎしぎし歯同士を擦り合わせたりしてしまうことがあります。

すると仮歯がすり減ったり、強い圧力がかかることで割れてしまったりする場合もあるのです。

あまりに違和感を覚えるようであれば、専門医に一度相談してみましょう。

(まとめ)仮歯にぐらつきがある場合どうすれば良い?

1.仮歯にぐらつきがある場合はクリニックを受診し、調整や再接着をしてもらいましょう

仮歯はいずれ外すものなので、あまり強く接着されていません。

そのため、圧力がかかるとぐらついて、外れてしまうこともあります。

ぐらつきがひどい場合は、外れる前でもクリニックで再接着してもらったほうが良いでしょう。

2.仮歯のぐらつきがひどいと、思いがけず外れるリスクがあります

仮歯は、外から強い衝撃が加わるとぐらつき感じることがあります。

かなりぐらついている場合は、食事中などに誤って外れ、飲み込んでしまうリスクもあります。

特に次回の受診までに日にちがある場合は、再接着してもらうことをおすすめします。

3.仮歯は一般的にあとで外せるように、あまり頑強に作られないとされています

仮歯は、本来の補綴物などをはめる際に外されるため、一般的に始めからあまり強固に接着してありません。

また、患部を清潔に保ち刺激や衝撃から守る、会話や咀嚼をスムーズにするなど重要な役割を担っています。

4.仮歯の装着時は、破損しないように食べるものなどに注意が必要です

仮歯を入れている時は、硬いものや粘着性のある食べ物を控え、特に前歯な丸かじりなど負荷のかかる食べ方はやめたほうが良いでしょう。

また、無意識の食いしばりなども仮歯を破損する可能性があるので、意識してやらないように気を付けましょう。

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