貧血になると歯茎が白っぽい色になる?

歯茎の色が白っぽくなっている時は貧血の可能性があります


歯茎には多くの血管が通っていることから、血液中のヘモグロビン量が減少して貧血になると、歯茎の色が白っぽくなることがあります。

もし歯茎の色から貧血が気になる時には、その他に動悸やめまい、倦怠感、頭痛などの症状がないかチェックしてみましょう。

そして、貧血を予防するためには、日頃の食生活の見直しと、歯磨きをする時に鏡を見て歯茎の様子を観察することがおすすめです。

血液中のヘモグロビンが減少すると貧血になります

血液の成分のひとつであるヘモグロビンは赤い色をしているので、通常の血管が多い歯茎であれば、きれいなピンク色に見えます。

しかし貧血になるとヘモグロビンが減少した状態になるため、歯茎の色が白っぽく見えるのです。

歯茎だけでなく爪も白っぽくなったり顔色がくすんだ黄色になったりしてきます。

これらの症状はヘモグロビンが減り酸素の運搬量が減少することによって引き起こされています。

そのため、ヘモグロビンの元になる鉄分を十分吸収できるようになれば改善が期待できると言えるでしょう。

しかし食生活の改善をしてもなかなか歯茎の色が変わらない時には、何らかの病気が貧血を引き起こしている恐れがあります。

貧血以外の症状はないかチェックしてから受診しましょう。

普段から貧血の症状が出ていないか知るためには、毎日の歯磨きの時歯茎の色をチェックすることもひとつの方法です。

日頃から気を付けてお口の中を見ていると、貧血の症状だけでなく歯の色や歯茎の腫れなどにも気づきやすく、早めに歯科でお口のケアをしてもらいやすくなります。

貧血を改善するための生活習慣を行いましょう


現代人は毎日を忙しく過ごしているため、食事から取る栄養のバランスを考えることはおろそかになりがちです。

しかし栄養バランスの良い食事を心がけると、鉄分など貧血予防や改善に役立つ成分をきちんと食事から取ることができるので、自然と健康的な身体づくりにつながります。

貧血を予防してきれいなピンク色をした健康的な歯茎を維持するためにも、日頃の食事の内容は大切です。

それに、規則正しく栄養バランスの取れた食事を取ることは歯や歯茎の健康維持にもつながるだけでなく、美しい口元により自信を持つこともできるようになるでしょう。

インスタント食品ばかりを食べない

手軽に調理ができて食べられるインスタント食品は、仕事などで忙しいとつい頼りがちですが、そればかり食べないようにしましょう。

インスタント食品だけを取り続けていると、ビタミンやミネラルなどが不足し逆に炭水化物や脂肪は取りすぎになってしまう可能性があります。

それにビタミン不足は鉄分の吸収にも影響が出る恐れがあるため、できるだけ手作りのメニューで食事を取ることがおすすめです。

もし歯茎の色が心配な時は歯科医にみてもらいましょう

歯茎の色が白っぽい、黒ずんでいるなど、きれいなピンク色でない時は、早めに歯科を受診しましょう。

色の変化の原因がメラニン色素である場合には、ホワイトニングによってきれいなピンク色へと改善することも期待できます。

メラニン色素が原因である場合、歯茎が茶色や黒ずんでいることがあります。

普段から喫煙している、辛い物をよく食べるなど歯茎に刺激を与えることが多いと、メラニン色素による歯茎の色の変化につながることもあるのです。

そして、歯茎を健康できれいなピンク色に改善するホワイトニングの方法にはベビーピーリングがあります。

簡単に説明すると、歯茎へ薬剤を付けてから自然に剥がれる時を待つというものです。

薬剤によってメラニン色素を含む古い細胞を取り除き、新しい細胞をつくり出させることできれいな色の歯茎へと改善します。

もし歯周病や虫歯がある時はまずそちらを治してから歯茎のベビーピーリングを行い、さらに歯垢や歯石の除去も施してからになります。

これらのケアを行った上でベビーピーリングをする理由は、施術後にはデリケートな歯茎になるため刺激や細菌の影響を受けないようにするためです。

(まとめ)貧血になると歯茎が白っぽい色になる?

1.歯茎の色が白っぽくなっている時は貧血の可能性があります

血液中のヘモグロビンが少なくなると貧血になり、歯茎が白っぽく見えることがあります。

もし貧血が疑わしい時はその他の症状がないかチェックしてみましょう。

そして日頃から歯磨きの時に歯茎の色などを確認して健康チェックすることもおすすめです。

2.血液中のヘモグロビンが減少すると貧血になります

酸素を運搬する役割を持つヘモグロビンは赤色をしているので、貧血になると歯茎の色が白っぽくなりがちです。

そのため毎日の歯磨きでお口の中をチェックしていると、歯茎の色の変化から早めに貧血を見つけることも期待できます。

3.貧血を改善するための生活習慣を行いましょう

毎日栄養バランスの取れた食事を取っていると、鉄分不足の予防や改善が期待でき、健康できれいな色の歯茎づくりにもつながります。

忙しいとついインスタント食品に頼りがちですが、栄養が偏りやすいので手作りのメニューがおすすめです。

4.もし歯茎の色が心配な時は歯科医にみてもらいましょう

歯茎の色に不安がある時は早めに歯科を受診しましょう。

貧血ではなくメラニン色素による黒ずみが原因であれば、ベビーピーリングできれいなピンク色の歯茎へ改善することも期待できます。

15980
Return Top