歯ぎしりをしていると歯並びが悪くなるの?

歯ぎしりと歯並びは少なからず関係しています


歯ぎしりは子供から大人まで、様々な年代で見られる現象です。

大人の場合、歯ぎしりをすることで歯が削れて高さが不揃いになったり、歯根部が溶けて歯の向きが変わることがあるなど、歯並びに少なからず影響を及ぼします。

元々の歯並びの良し悪しと歯ぎしりには、直接的な関係は無いようであり、歯並びが良い人であっても歯ぎしりが出ることはあります。

歯ぎしりの一番の原因はストレスです

眠っている間、あるいは覚醒中でも無意識に起こっているのが、歯ぎしりです。

力強く歯を噛みしめ、時に顎を動かすことで歯と歯が強い力で擦れ合うことで、「キリキリ」「ガリガリ」といった不快な音を発します。

歯ぎしりをしていると、上下互いの歯が互いを強い力で押し合い、かつ歯を削るような動きを伴うこともあるので、歯が削れてすり減ったり、歯が割れてしまうなどの変化を起こします。

歯ぎしりの影響は、歯の歯肉より上の部分のみにとどまりません。

歯を常に強い力で押し付けるために、歯の根の部分でも変形が起こります。

人によっては、歯茎の一部分が極端に出っ張り、突起ができたようになることがあったり、逆に骨の部分が溶けてしまい歯が不安定になることもあります。

さらに、顎の骨や頭蓋も影響を受け、口腔内の天井に当たる部分である硬口蓋や、下顎骨の舌の下にあたる部分にも突起が現れることがあります。

歯ぎしりをしていると、耳の前側や上側(側頭部)にある4つの咀嚼筋を常に働かせている状態にあるため、この部分や顎の周囲の疲れが取れなかったり、咀嚼筋が盛り上がってエラが張っているように見えたりすることがあります。

また、咀嚼筋を収縮させる際には頸部を安定させる必要があるために首周囲の筋肉も働くため、ぐっすり眠っているはずなのに肩こりがとれない、といった症状がみられることがあります。

では、何故歯ぎしりが起こるのでしょうか。

歯ぎしりの一番の原因は、ストレスです。

ストレスの強い生活を送っていると、常に緊張状態にあるために筋肉が収縮しやすくなり、歯ぎしりを起こすことになります。

大人の場合、歯ぎしりによって歯並びが悪くなることがあります


歯ぎしりは、年齢にはあまり関係なく起こる現象です。

原因がストレスですので、それまで歯ぎしりすることは無かったのに、急に寝ている間の歯ぎしりを指摘されるようになったという人も少なくないでしょう。

では、歯ぎしりをすると歯並びは悪くなるのでしょうか?
すべての人に言えるわけではありませんが、歯並びには影響を及ぼしています。

歯ぎしりを長期間続けていると、まず起こる現象は歯の「すり減り」です。

歯の表面が削られ、歯の高さが減っていくので、見た目に歯の高さが不揃いになっていきます。

多くの人の場合、歯の生える向きと共に、特に前歯周辺で歯の高さが揃っているか否かを見ており、歯の高さが不揃いだと「歯並びが悪い」と認識することがありますので、そう考えると歯ならびは悪くなっていきます。

また、歯ぎしりによってかかる強い力は歯のみにとどまりません。

歯を介して歯の根や顎の骨にも強い力がかかるので、この部分が溶けて歯が不安定になり、歯の向きが変わることで歯並びが悪化することもあるのです。

元々の歯並びの悪さと歯ぎしりには直接関係はありません

歯ぎしりが歯並びを悪くさせることはわかりましたが、元々歯並びが悪いと歯ぎしりが出やすいという説を聞くこともあります。

実際のところはどうなのでしょうか。

実は、歯並びは歯ぎしりには直接影響しません。

それというのも、元々歯並びが良かったという人にも、歯ぎしりがみられているからです。

先ほども述べた通り、歯ぎしりの一番の原因はストレスですから、歯並びが直接的に歯ぎしりに影響しているという訳ではないのです。

では、元々の歯並びと歯ぎしりによる影響とには差があるのでしょうか。

実はこちらのほうが問題で、歯並びや歯の噛み合わせが悪い人で歯ぎしりが出現していると、一部の摂取している歯に強い力が集中するので歯が削れたり割れやすくなります。

また、歯根部やさらにその下にある骨が溶けたりしやすいので、一部の歯のみで歯の向きが変わってしまうなどの現象が起こるため、歯並びがさらに悪化するのです。

そう考えると、元々歯並びや髪合わせが良い人では、すべての歯に均等に力が加わりますので、歯のすり減り方も均等になるでしょうし、歯ぎしりによる影響は少ないということもできるでしょう。

(まとめ)歯ぎしりをしていると歯並びが悪くなるの?

1.歯ぎしりと歯並びは少なからず関係しています

大人の場合、歯の変形のみならず、歯の背丈や歯根部が溶けて歯の向きが変わるなど、歯並びに影響を及ぼします。

また、元々の歯並びと歯ぎしりの有無にはあまり関係はなく、歯並びが良くても歯ぎしりは出現することもあるのです。

2.歯ぎしりの一番の原因はストレスです

歯ぎしりによって歯は傷み変形、割れたりすることがあります。

歯ぎしりをしていると咀嚼筋や首周囲の筋肉が常に収縮していますので、エラが張って見えたり肩こりが続くようになります。

歯ぎしりの原因としては、ストレスが第一位に上げられます。

3.大人の場合、歯ぎしりによって歯並びが悪くなることがあります

大人の場合、歯ぎしりを長期間続けていると、歯がすり減ったり割れるなどして、歯の高さが不揃いになったりします。

またひどい場合には歯根部が溶けて歯がグラグラになり、歯の向きが変わってしまうので、歯並びが悪くなってしまうのです。

4.元々の歯並びの悪さと歯ぎしりには直接関係はありません

歯並びが良かった人でも歯ぎしりが起こることはありますので、歯並びの悪さが歯ぎしりを起こしているという訳ではありません。

ですが、歯並びや嚙み合わせが悪い人が歯ぎしりをした場合には、一部の歯のみで変形が進み歯並びを悪化させてしまいます。

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