セットバック整形で失敗はあるのか|口ゴボ・輪郭整形の後悔や後遺症についても紹介

セットバック整形で失敗はあるのか|口ゴボ・輪郭整形の後悔や後遺症についても紹介
セットバック整形は上あごと下顎のバランスが悪い時に使われる治療法です。
歯を抜いて後ろにずらすことになるため比較的大きな手術になります。

顔を切開すると聞くと不安に感じる人も多いでしょう。
ここではセットバック整形で失敗はあるのか、後遺症のリスクなどについてまとめました。
セットバック整形で後悔したくないという人はぜひ参考にしてみて下さい。

セットバック整形とは

セットバック整形とは
歯科矯正にはさまざまな方法があります。
例えばマウスピース整形は、歯に矯正装置を装着して数年間かけて少しずつ歯を動かす方法です。
また、ブラケットを装着するブラケット矯正や歯を削ってから被せ物で矯正するセラミック矯正もあります。

一方セットバックは顎を口の中からアプローチする手術法です。
顎の骨を削ることで全体的に後ろにずらす治療となります。
手術は当日で完了し、問題が無ければ2週間後に抜糸します。

口ゴボや輪郭を変えられる

口ゴボとは上下顎前突とも呼ばれている症状です。
口元が前にこんもりと突き出している状態なので、程度によっては口が閉じにくく、顎先に梅干し状の皺ができることもあります。

遺伝や生まれつきの骨格が原因なだけでなく、成長や生活習慣によって身についたクセが原因になることもあります。

セットバック整形が向いている人

セットバック整形が向いているのは口ゴボの人や顎が長い人などです。
フェイスラインの美しさは鼻先と口、顎のEラインによって決まります。

セットバック整形なら歯並びだけでなく骨を下げることができるので、歯ぐきの骨自体が前に出ている場合であっても美しく整えることができます。
また日帰りの手術なので、入院する時間が確保できない人にもおすすめです。

セットバック整形が向いていない人

大掛かりな手術に不安がある人は、セットバック整形が向いていないといえます。
日帰りの手術であっても、人によってしばらくは違和感や感覚が鈍るリスクが伴います。

腫れのピークは3日間といわれていますが、完全に落ち着くにはもっと時間が必要です。
腫れが引くと徐々に皮膚定着していきますが、場合によってはたるみが残る可能性もあるでしょう。

セットバック整形は、他の歯科矯正では対処できないような症状を改善するために選ばれます。
もし症状が軽度から中程度の場合は、セラミック矯正や別の方法を検討してみてはいかがでしょうか。

セットバック整形のリスク・失敗~名医の高度なテクニックが必要

【セットバック整形の失敗リスク】

  • 名医の高度なテクニックが必要とされる手術のため、失敗や不測の事態が起こる可能性
  • 全身麻酔に適応しない人は手術を受けられない可能性
  • 出血が多い場合は輸血が必要となり、時間を要する可能性
  • 予期できない神経や血管のトラブルの可能性

セットバック整形は大掛かりな手術になるため、失敗するリスクはゼロではありません。
実際に、「セットバック整形で失敗した」と後悔している口コミやブログを目にすることもあります。
また全身麻酔を使用するため、人によっては手術自体を受けられないこともあります。

手術は成功して当たり前と考える人もいるかもしれませんが、セットバック整形は名医による高度なテクニックが必要です。
場合によっては手術中に不測の事態が起こる可能性もあります。

予想していたよりも出血が多ければ輸血が必要な場合もあり、予定していない施術や時間を要します。
術前には検査も行いますが、予期できない神経や血管のトラブルで中断や再手術となることもあるでしょう。

セットバック整形を受けた人が後悔すること

セットバック整形は全身麻酔をかけて行われる手術です。
そのため、手術中に状態を確認できるわけではありません。
全ては執刀医とスタッフに任せることになります。

セットバックによって顔の骨が変化するため、全体の印象が変わることは避けられません。
特に上あごの手術では鼻の形が変わることもあります。

手術では医学的に望ましい位置に動かしますが、その後の顔が本人にとって気に入るかは別問題です。
セットバック前に期待していたような顔になるためには、入念に打ち合わせをしてイメージを共有することが大切です。

セットバック整形での後遺症の可能性

セットバック整形は顔の骨に手を加えます。
骨は神経や血管に囲まれていているため、注意深く手術したとしてもしびれや違和感が生じる可能性もあるでしょう。

また、セットバック整形後も骨は変化します。
整形後の噛み癖や筋肉、皮膚の緊張によって手術後と形が変わることも珍しくありません。

セットバック手術では見た目だけでなく、口腔環境も新しくなります。
新たな口腔環境に適応するためには、術後の観察や機能訓練が重要です。

セットバック整形にはメリットもある~保険適用条件・短めのダウンタイム

セットバックは歯並びだけでなく顎から前に出ているような重度の出っ歯や口ゴボにも対処できる方法です。
歯並びだけでなく顎の骨に原因がある場合でも、歯並びを改善することができます。

また顎変形症と診断された場合は、外科的施術を伴った歯科矯正の施術として保険適用になります。
その際の費用は30~50万円前後に抑えられることも可能です。

ただし、保険適用になるかどうかは医師の診断が必要です。
気になる人は歯科医院で診察を受けて相談してみましょう。

また、セットバック手術はダウンタイムが比較的短いこともメリットです。
手術から2週間ほどは内出血や腫れ、赤みが見られますが、骨切り手術のなかでは比較的軽微であり、傷の治りも早いです。

セットバック整形で失敗しないためのポイント

セットバック整形で失敗しないためには、術後のイメージを担当医と具体的に共有しておくことが大切です。
手術の時は単純に前歯を後ろに下げるのではなく、鼻と口先、顎のラインがなだらかになるように注意します。

また、前から見た時に歯ぐきがどの程度見えるかも重要です。
審美的な側面が大きいため、医師のテクニックや経験が問われます。
相談する際は必ず症例写真を確認することが大切です。

カウンセリングの時には、現在の口元の状態や希望のイメージを具体的に伝えましょう。
説明を受けてわからなかったこともしっかりと聞いておくことで安心して手術を受けることができます。

状態によってはセットバック整形が必要ないケースもあります。
そのため、セットバック整形を選ばない選択肢も含めて相談しましょう。

セットバックは矯正歯科の知識だけでなく、外科の知識や美容外科の知識も問われます。
見た目の美しさを求めるのであれば、審美的な施術を多く手掛けている歯科医院を選ぶようにしましょう。

(まとめ) セットバック整形で失敗はあるのか|口ゴボ・輪郭整形の後悔や後遺症についても紹介

1.セットバック整形とは

セットバック整形は前から4番目の歯を左右両方抜歯して、口元を後ろに下げる手術です。
口ゴボや重度の出っ歯など口元全体が前に出ている場合に、骨格から整えることができます。

2.セットバック整形を受けた人が後悔すること

セットバックはただ口元を引っ込めるだけではなく、全体のラインを整えることが大切です。
また整形をすることで顔全体も変化します。
そのため、事前に医師と確認しておくことをおすすめします。

3.セットバック整形にはメリットもある

セットバック整形は重度の出っ歯や口ゴボにも対応できる施術方法です。
また顎変形症の場合は保険適用となり、比較的リーズナブルに施術を受けられるでしょう。

手術も入院する必要が無いため、日帰りで受けることができ、ダウンタイムも比較的短い傾向にあります。

4.セットバック整形で失敗しないためのポイント

セットバック整形を失敗しないためには担当医と術後のイメージを共有しておくことが大切です。
セットバック整形は審美的な側面も強く、医師の経験や知識が問われます。
カウンセリングでは症例も確認して自分の悩みや要望をはっきり伝えましょう。

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