親知らずが歯並びの乱れの原因になる?

親知らずが圧迫して他の歯並びを悪くします


親知らずはそれ以外の永久歯が生え揃った後から生えてくる歯です。
親知らずが生えるのは、10代後半から20代前半頃に多く、あごが成長して生えるスペースがなく、中にはスペースが狭くてキレイに生えない親知らずもあります。
スペースが少ないと親知らずが奥歯にぶつかり、それ以外の歯を圧迫するため、歯並びにも影響を与えると考えられます。

親知らずは20歳前後に生えてくることが多く、親も子供の歯を把握できないことからそう呼ばれています。
自分でも、気がつかないうちに生えていることがありますが、大人になってから歯並びが悪くなった場合には親知らずが関係していることを疑った方が良さそうです。

親知らずは元からある歯並びを圧迫します

親知らずは、永久歯が生え揃う12歳から13歳の頃に一緒に生えてくるものではありません。
元々キレイな歯並びをしていても、親知らずが生えることによって過度な力がかかり、歯並びに悪影響を及ぼす可能性があるとされています。
親知らずが生えるタイミングとしては、7歳から25歳くらいの間が最も多いです。
その時期に歯並びが乱れだすと親知らずが歯並びに影響している可能性は高いといえます。

親知らずは大きな歯で、奥歯のもっとも奥に生えてきます。
あごが小さいと、狭いスペースに無理やり生えてくるので元の歯を過度に圧迫します。そのため徐々に歯が押し出され、歯並びが悪くなります。
しかし親知らずが4本全て生えてくるとは限りません。一部生えてくるケースもあります。

だからといって歯並びに影響しないということはなく、一部の親知らずが原因でかみ合わせも悪くなり、そしゃくも上手くできなくなることも多いです。
そのため、あごの左右のバランスが悪くなり、歯並びに影響するというリスクもあるようです。

親知らずは歯並び以外にも歯並びや嚙み合わせの悪化などいろいろなリスクがあります


親知らずは他の歯を押し出して歯並びを悪化させたり、一部の親知らずだけ生えることで噛み合わせが悪くなると考えられています。
しかし、親知らずの影響はそれ以外にも大きく歯の健康を阻害することがあり、それが体全体の不調に結びつくこともあるようです。
親知らずのリスクは思ってもいなかったところにも出るので、注意が必要となるでしょう。

親知らずで歯並びや噛み合わせが悪くなると、あごの左右のバランスが悪くなり、それが続くと体全体のバランスの悪化にもつながるリスクがあります。
また、親知らずの生えてくる位置は歯磨きがしにくいため、虫歯のリスクも高くなっています。
親知らずが虫歯になることで、その周囲にも細菌感染が広がって、ひどい炎症が起こり、場合によっては発熱などの症状を引き起こすこともあると言われています。

実際に痛みが出ないと気づかれにくい歯であり、悪化してからでは口の中や歯並びだけでなく体全体に悪影響を与えるため、早めの対処が必要です。

親知らずで悪化した歯並びは抜歯と矯正で治します

親知らずの影響で大人になってから歯並びが悪くなってきた場合には、親知らずの抜歯と悪くなった歯並びの矯正が必要となるでしょう。
親知らずを抜いただけでは乱れた歯並びを元に戻すことはできないので、親知らずを抜いてから矯正も行います。
親知らずを残して対処することもありますが、歯並びに影響を与えていたり、口腔内のトラブルを抱えている場合には抜歯も考えなければいけません。

親知らずは大きく他の歯よりも抜歯に手間や時間がかかります。
痛いという話も多く聞くことから対処を後回しにする人も多いのですが、早く取り掛からないと歯並びも悪化してしまうので早めに診察を受けることが大切です。
歯並びの矯正には時間のかからない方法を選ぶなどして少しでも早い解決を目指しましょう。

(まとめ)親知らずが歯並びの乱れの原因になる?

1.親知らずが圧迫して他の歯並びを悪くします

親知らずは永久歯が生えそろって大人になった頃に生えてきます。
あごが成長せずに親知らずが生えると他の歯にも影響を与えることがあり、その影響で大人になってから歯並びが悪くなることもあります。

2.親知らずは元からある歯並びを圧迫します

親知らずは永久歯が生え揃った後に、奥歯の一番奥に生えてきます。
狭いスペースに生えることになり、そのせいで他の歯を押し出してしまうこともあります。
また、一部だけ親知らずが生えるとかみ合わせに影響してあごの左右のバランスが悪くなることもあります。

3.親知らずは歯並び以外にも歯並びや嚙み合わせの悪化などいろいろなリスクがあります

親知らずは歯並びやかみ合わせを悪くすることで、体全体のバランスも崩すことがあります。
また、歯磨きしにくい位置にあるため、虫歯のリスクも高くなります。
親知らずの虫歯で発熱を起こすこともあるので、歯並びだけでなく体のことも考えて対処が必要です。

4.親知らずで悪化した歯並びは抜歯と矯正で治します

親知らずの影響で歯並びが悪くなった場合には、親知らずの抜歯と歯並びの矯正が必要となりそうです。
親知らずの抜歯は大変そうですが、後回しにすると歯並びの悪化が進むため、早く対処することが大切です。

61891
Return Top