セラミック矯正の痛みについては個人差があります
セラミック矯正は歯科矯正の中で一番痛みが少なく、また矯正期間も3ヶ月程度と短いのが特徴です。
歯全体にブラケットを装着する必要もないので、全体的な痛みは少なく、局所的に痛みが発生することが多いです。
ただ痛みは個人差があり、どれぐらい痛むかということは断言できません。
このために、あまりにも痛む場合は、神経を抜くような方もいます。
歯を削ったための痛みは痛み止めで抑えられます
セラミック矯正を行なう場合は、まずはどのような歯並びにするか決めて、その後施術する歯の根っこを残して削り、セラミックの仮歯を被せます。
最後に本歯が出来たら、仮歯を外して被せて、様子を見ながらかみ合わせなどを調節していきます。
そうして様子を見ながら調節していき、徐々に歯科矯正して、歯並びを整えていくのです。
歯を削りますので象牙質が出てしまい、象牙質に染みるような痛みを感じます。
施術直後は麻酔をしていますが、麻酔が切れるとこの痛みが感じるようになります。
知覚過敏に近いような染みる感じの痛みであり、痛みがあってから1分程度で落ち着く単発的な痛みです。
冷たい物を飲んだときの染みるような痛みや、歯ブラシで歯を磨いたときに感じるような痛みがあります。
この痛みは施術を開始し、おおよそ2週間程度で落ち着くことが多いです。
期間や痛みの程度には個人差がありますが、必ず施術直後の痛みはありますので、痛みがある場合は我慢せず、痛み止めを飲みましょう。
またあまりにも痛みが酷くて我慢できない、痛みが長引いて2週間や3週間経っても取れないという場合は、そのときも我慢せずそのままにせず、すぐに歯科医師に相談しましょう。
神経や歯茎の痛みも痛み止めで抑えられます
施術して時間が経っても消えない痛みの1つとして、神経が感実痛みがあります。
虫歯を放置すると感じるような痛みと同じものであり、神経が痛みを感じますので、何もしなくても痛むこともあり、ズキンズキンとしたような痛みになります。
刺激を出来るだけ加えないことが重要であり、痛みが続くようならば痛み止めを飲みましょう。
そしてそれでも痛みが治まらないという方は、まずは相談していただき、神経を抜く処置を行なう場合もあります。
歯茎が感じるような痛みもあり、ブラッシングを上手く行なわなかったりしますと、歯肉炎を起こし痛みを発生させます。
この痛みは場所の特定が難しく広範囲に及ぶこともあります。
歯茎の痛みは、その部分が痛くても、痛みは周囲にまで及びますので、どうしても痛みの部分の特定が難しくなるのです。
痛みには波があり、ジーンとしたような痛みであり、ストレスや免疫、ホルモンバランスの影響で引き起こることもあります。
歯茎の痛みに対しては、出来るだけ口の中を清潔に保つことが大切であり、痛い部分を冷やすと一時的に収まることもあります。
痛み止めを飲むという方法もありますが、これも一時的な対症療法にしかならず、歯肉炎部分を施術するのが一番です。
麻酔による痛みは多少あります
セラミック矯正でも、歯を削るときは麻酔をしてから、削っていきます。
このために施術を行ない歯を削っている間は、痛みは一切発生せず、歯を削るのが心配な方でも、この点は安心して良いでしょう。
ただ麻酔をするときに痛みは多少なりとも発生します。
最近の麻酔注射の注射針は、昔と比べると随分と細くなっており、このために昔よりも痛みは少なくなっています。
麻酔時には、この麻酔針を注射するときに痛み、そして麻酔液を注入する時の痛みがあります。
人によっては麻酔液の注入は違和感程度で済み、痛みはほとんど感じないと言う方もいます。
しかしながら、麻酔注射をするときの針の痛みは、どのような方でも必ず発生します。
ただこの麻酔の痛みは、麻酔を行なうときだけで一時的なものであり、治療後も痛むようなことはありません。
麻酔注射の針の痛みが嫌だと言う方は、先に歯茎に表面麻酔をしておく、針を刺す部分を冷やして感覚を鈍くしておく、などすると針の痛みを和らげる事が出来ます。
麻酔液を注入するときは、注入スピードを早くすると痛みが発生しやすいので、注入速度をゆっくりと行なうと、痛みは発生しにくくなります。
どうしても麻酔注射の痛みに弱いと言う方は、治療をする前に相談していただくと良いでしょう。
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(まとめ)セラミック矯正は痛みがあるの?
セラミック矯正は、痛みが少なく矯正期間も短くて済む方法です。
ブラケット矯正などと比べると痛みが出にくい方法とは言えますが、それでも多少の痛みは出ることはあります。
歯を削り仮歯を取り付けますので、歯を削って象牙質が出るので、染みるような痛みはあります。
これは痛みがあっても数分で収まり、施術してから2週間程度で痛みもなくなることが多いです。
神経の痛みは施術すると発生し、定期的にズキンズキンと痛みます。
また施術中に歯磨きを怠ると、歯肉炎になり、これは歯肉を痛め痛みを発生させます。
痛み止めも効果はありますが、一時的であり、痛み部分を施術するのが一番の対処方法です。
矯正するときの痛みとして、麻酔を行なったための痛みがあります。
これは麻酔注射の針を刺すときの痛み、さらには麻酔液を注入するときの痛みがあり、どちらも一時的な痛みです。