歯科矯正のワイヤーの材質はどんなものが選べるの?

歯科矯正のワイヤーの材質は金属が一般的です


歯科矯正のワイヤーの材質は、一般的に金属製が用いられています。

活用されている金属は種類があり、ステンレス製、ニッケル製、チタン製などです。

金属製のワイヤーは目立ちやすいのがデメリットですが、ホワイトコーティングしたものも選ぶことができます。

コーティングしたものは目立ちにくいのですが、コーティングは数ヶ月程度で剥がれてくるため、交換が必要となるでしょう。

金属アレルギーがある方はワイヤーの材質に注意が必要です

歯科矯正のワイヤーは金属が使われていることがほとんどのため、金属アレルギーがある方は材質に注意しましょう。

金属アレルギーがある方でも、ワイヤーにニッケルやクロムを含まない材質であれば、使える可能性はあります。

金属アレルギーになりやすい材質は、ニッケル、クロム、コバルトです。

ワイヤーにこれらの材質が含まれていると、金属アレルギーの方でなんらかの症状が出る可能性があります。

歯科矯正のワイヤーで使われている素材は、ニッケル、ステンレス、チタンです。

白くコーティングされたワイヤーも、直接金属が粘膜に触れることがなく、金属アレルギーの方でも使いやすいでしょう。

金属のなかでもチタンは金属アレルギーになりにくい材質です。

チタンは人への影響が少ないため、代用骨やインプラントでも用いられています。

100%アレルギーが出ないというわけではないため、金属アレルギーがある方は注意してください。

金属アレルギーは歯科矯正に使うワイヤーの影響だけでなく、すでに虫歯を治したところに詰めている金属が影響しているかもしれません。

なんらかのアレルギー症状が出たことがある方は、歯の詰め物の見直しもおすすめします。

その場合は、金属を使っていないセラミック製の歯を入れることで対応が可能です。

ブラケットの材質も種類があります


金属アレルギーがある方が歯科矯正を受けるなら、ブラケットの材質もチェックしておきましょう。

ブラケットは金属製と、セラミック製の2種類があります。

金属製のブラケットは歯を動かしやすく、値段が安いのがメリットです。

その代わり金属色が目立つ問題や、唇や頬の裏側に当たり違和感があります。

一方でセラミック素材のブラケットは、乳白色で目立ちにくいです。

ワイヤーも目立たないほうがよい場合は、白のコーディングをしているワイヤーで、装置が目立たなくなるでしょう。

セラミック素材のデメリットは金属製のブラケットと比べて大きく、口腔内の違和感があることです。

価格も高くなる特徴があります。

もうひとつプラスチック製のブラケットも透明や乳白色で目立ちませんが、強度が弱く壊れやすいのがデメリットです。

そのため、目立たないブラケットを選ぶ場合は、セラミック製が主流となっています。

さらにセラミック製のブラケットは、金属製と比べて歯の動きが遅く、施術期間が長くなる可能性があります。

金属アレルギーがある方はセラミック製のブラケットと、チタン製や白のコーティングをしたワイヤーを併用することになるでしょう。

アレルギーがない方は、色で比較してみましょう。

金属アレルギーの心配がある方はセラミック矯正がおすすめです

口の中にある金属は、唾液で溶けて体に入り込み金属アレルギーとなることがあります。

金属の金属イオンが取り込まれるとたんぱく質と結合し、その物質が異物と判断されてアレルギー反応をおこすからです。

アレルギーがおきた場合は、皮膚炎や口内炎などがおこります。

金属アレルギーがあってもネックレスなどのアクセサリー類は反応せず、口の中の金属のみ症状が出る場合もあります。

アレルギーがあって歯科矯正が心配な方は、事前に医師に相談してください。

検査をすることでも、原因を明らかにすることができます。

また、歯科矯正には金属をまったく使わない方法もあります。

たとえば、セラミック矯正なら、アレルギーがおこりにくいセラミック素材の歯を被せる方法です。

そのため、金属をまったく使わず安心して施術を行うことが出来るでしょう。

セラミック矯正は、陶器で出来たセラミッククラウンという被せ物を使って行う矯正の方法です。

その施術期間の短さや、審美性の高さが魅力とされている施術のため、希望に添うのであれば利用を検討してみてもいいかもしれません。

(まとめ)歯科矯正のワイヤーの材質はどんなものが選べるの?

1.歯科矯正のワイヤーの材質は金属が一般的です

歯科矯正のワイヤーの材質は、一般的に金属が用いられています。

ステンレス製、ニッケル製、チタン製などです。

ホワイトコーティングされた目立たない金属製のワイヤーもあります。

2.金属アレルギーがある方はワイヤーの材質に注意が必要です

金属アレルギーがある方がワイヤーを使う場合は、チタン素材やワイヤーが白くコーティングされたものを使いましょう。

すでにアレルギーがおきている方は、歯の詰め物に使用している金属にも注意してください。

3.ブラケットの材質も種類があります

歯科矯正のブラケットは金属製とセラミック製の2種類です。

金属製は歯を動かしやすく価格がお手頃ですが、金属の色が目立ちます。

セラミック製は金属アレルギーがある方でも使いやすく目立ちませんが、値段が高く施術期間が長いです。

4.金属アレルギーの心配がある方はセラミック矯正がおすすめです

金属アレルギーの疑いがある方や、心配がある方は、歯科矯正ではまったく金属を使わない、セラミック矯正も検討してみましょう。

ワイヤーやブラケットは極力金属を使わない対策のため、セラミック矯正だと安心です。

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