親知らず抜歯の痛み・腫れ|原因や痛みの程度

親知らず抜歯の痛み・腫れ|原因や痛みの程度親知らずは不要な歯というイメージがある人もいるかもしれません。
そのため、痛みや腫れがある場合は早めに抜いておきたい人もいるでしょう。

しかし、親知らずを抜歯することで痛みに悩まされることもあります。
ここでは親知らずを抜いた後に起こる症状についてまとめました。
これから抜歯を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

親知らずの抜歯が痛い理由

親知らずは上下の一番奥に生える歯です。
大人になって生えることもあるため、不要に感じる人も多いでしょう。
親知らずが斜めに生えてきたり、虫歯になってしまった時は歯の健康のために抜くこともあります。

親知らずは大きくて、他の歯を抜く時よりも時間や手間がかかります。
そのため体への負担が大きく、痛みも強くなってしまうでしょう。

また親知らずが横や斜めに生えている場合は、歯茎の切開や骨を削って抜歯することとなります。
そのような場合は炎症が強く起きて痛みを感じる場合もあります。

親知らず抜歯後の主な症状

親知らず抜歯後の主な症状ここでは親知らずを抜歯する際にどのような症状が出るのか紹介します。

神経麻痺

下あごの骨の中央にはトンネルがあり、そこを太い神経があります。
下の親知らずの根がこの神経と近接もしくは接触していることもあり、神経麻痺がおこる可能性もあります。

味覚症状

神経麻痺とともに起こりうるのが味覚症状です。
下に神経麻痺が起こった場合、神経鈍麻や味覚障害が出ることがあります。
基本的に神経麻痺や味覚症状は治癒するものの、治癒までに1~2年かかる場合もあります。

出血

抜歯後の穴には血の塊ができて止血されます。
しかし、血が固まりにくい場合などは出血が続くこともあるでしょう。
術後しばらくは唾液に血が混ざる、血の味がする人もいます。

喉の痛み

親知らず抜歯後は喉の嚥下痛が起こることもあります。
下の親知らずの近くには口を開閉するための筋肉もあり、術後は炎症が喉近くまで広がるかもしれません。
そのため、親知らずの抜歯後はものを飲み込む時に痛む嚥下痛に悩む可能性もあるでしょう。

腫れ

親知らずの抜歯後はしばらく腫れることがあります。
腫れには個人差があり、ほとんど目立たないケースもあれば、顔が大きく腫れることもあります。

親知らず抜歯後の痛み・腫れはいつまで?

親知らず抜歯後の痛みは抜歯してから30分から1時間、麻酔が切れたタイミングで現れます。
また親知らずの腫れも抜歯後12時間がピークです。
その後、一週間から10日かけて徐々に痛みが引いていきます。

抜歯した直後は出血が多いものの、抜歯後の傷口は一週間程度で治癒します。
そのタイミングで抜糸することになりますが、まだ歯肉は内部の骨の治癒には至りません。
抜歯後の痛みが強い場合は冷やすとおさまることがありますが、冷やしすぎは禁物です。
処方された薬を服用し、医師の指示に従うようにしましょう。

上の親知らず抜歯の痛み

親知らずは上下左右で計4本生えてきます。
同じ親知らずと考えがちですが、比較的容易に抜くことができるのは上の親知らずです。

基本的にはほかの歯と同様に30分以内に処置が終わることもあるでしょう。
上下の歯に関係なく麻酔時はチクッとしますが、その後は痛みをほとんど感じません。

下の親知らず抜歯の痛み

下の親知らずは生え方や根の形などによって、抜きやすさや痛みが異なります。
特に根の先が神経に接触していたりする場合は、痛みも出やすいため、抜歯には細心の注意が必要です。

下の親知らずを抜いても痛くないこともある

親知らずの抜歯時の痛みは歯の状態によっても違います。
抜歯が難しく痛みが出やすいのは、斜めに生えていて一部だけ露出したような親知らずや横向きに埋まっている状態があげられます。
また歯根の形が湾曲していたり、歯根が肥大していたりする場合も抜歯が難しくなります。

一方で真っすぐ生えていて根が神経から遠いような場合は、下の親知らずでも痛みがないこともあります。
下の親知らずはしっかり形状や生え方を確認してから抜歯することが大切です。
無理な抜歯や麻痺、多量出血などのトラブルの原因となります。

痛みや腫れが悪化しやすいケース

親知らずの痛みには個人差があります。
痛みや腫れが悪化しやすいケースにはどのようなものがあるのでしょうか。

歯が複雑な生え方をしている

親知らずは生えるスペースが少ないことから斜めに生えていたり、埋まっていたりすることも珍しくありません。
また歯根の形が横に曲がっているようなケースだと抜歯の難易度は上がります。
そのような場合は単純な抜歯ではなく手術が必要となり、体への負担も大きくなるでしょう。

神経が難しい位置にある

下の親知らずの場合は、親知らずの根が神経の近くにあるか、接触しているかどうかで大きく変わります。
神経に近い、もしくは接触している場合は、痛みも出やすく抜歯の時には細心の注意が必要です。

歯科医が抜歯に不慣れ

親知らずの抜歯は歯科医師の経験や知識が重要です。
神経の位置を把握していないと麻痺が残って日常生活に支障をきたす恐れもあります。
ベテランの歯科医師であれば、検査の結果から体への負担を減らしながら抜歯することも可能です。

手術時のトラブルを避けるためにはCTで術前検査をしっかりと行って、抜歯経験が豊富な歯科医師が担当することが大切です。
痛みや腫れに不安がある時は、抜歯前に担当医に相談しておきましょう。

親知らず抜歯の傷みを軽減する方法

親知らずを抜く時には、歯の埋伏状況や神経との位置関係の把握、歯根の診断をしっかりと行うクリニックを選びましょう。
抜糸の難易度は親知らずの生え方や神経との距離、歯根の形などさまざまな要素によって決まります。
難易度を見極めて適切な施術を行うためには、抜歯の経験が不可欠です。

また口腔外科のように難しい手術を行っている歯科医院は、歯科医師の技術や設備の環境も高いレベルにあると考えられるでしょう。

抜歯に不安がある場合は、歯科医院のホームページなども確認しておきましょう。
痛みを軽減する治療を心がけている歯科医院であれば、安心して任せることができます。
カウンセリング時には必ず痛みに不安があることを伝えておくようにしてください。

(まとめ) 親知らず抜歯の痛み・腫れ|原因や痛みの程度

1.親知らずの抜歯が痛い理由

親知らずは生えるスペースが狭く、斜めに生えていたり、埋まっていたりすることもあるため抜歯時の体の負担も大きくなります。
場合によっては歯茎を切って摘出する必要もあるでしょう。

2.親知らず抜歯後の主な症状

親知らず抜歯後は出血や痛みなどの症状が出ることがあります。
また術後3~4日間は発熱や機能障害などに悩まされるかもしれません。
極めてまれではありますが、神経麻痺や知覚低下が症状として現れることもあります。

3.親知らず抜歯後の痛み・腫れはいつまで?

親知らず抜歯後の痛みや腫れは、一週間程度は続きます。
特に術後すぐは痛みや腫れが強いため、大切な用事は入れないようにおすすめします。
また腫れや痛みが長引くような場合は、歯科医院に相談しましょう。

4.親知らず抜歯の傷みを軽減する方法

親知らずの痛みを軽減するには、抜歯経験が豊富な歯科医院や痛みを緩和しながら治療してくれるクリニックを選びましょう。

親知らずの生え方は人によって違うため、積み上げてきた歯科医師の経験やノウハウが重要です。
痛みに不安がある場合は、事前に相談しておくとよいでしょう。

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