歯石除去に使う器具は通販で買える!自分で歯石取りする方法と注意点

歯石除去に使う器具は通販で買える!自分で歯石取りする方法と注意点
歯の健康を維持するために定期的な歯石取りは欠かせません。
しかし、忙しくてそのためだけにクリニックに通えないという人も多いでしょう。
そんな人に支持されているのが自分で歯石取りができる器具です。
自分で歯石を取るために必要な道具や知っておきたいリスクについて紹介します。

歯石取りは自分でできるの?

歯石取りは自分でできるの?

歯石とは歯に付着した歯垢が石灰化して硬くなったものを指します。
歯石は70~80%がリン酸とカルシウムで構成されており、石のように硬い状態です。
そのため、つまようじなど身近な道具で除去することは難しいでしょう。
無理に取ろうとすると歯ぐきを傷つけてしまうため、歯石取りを自分で行うには専用器具が必要になります。

ただし、これからできる歯石を予防することは自分でも可能です。
毎日歯ブラシでブラッシングすることはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯の隙間の汚れをしっかり取り除くことで新しい歯石を予防できるでしょう。

歯石除去に使う器具

歯石除去には専門の道具が必要です。
どのような道具が必要になるのか確認していきましょう。

スケーラー

スケーラーとは歯垢や歯石を除去するための道具です。
超音波の振動を利用した超音波スケーラーや圧縮空気を使ったエアスケーラーもあります。
スケーラーは特殊なものでなければ低価格で扱っているため、個人でも手軽に手に入れることができます。

ジェットウォッシャー

ジェットウォッシャーは水流の力によって口の中を清潔に保つための器具です。
家電量販店や通販でも気軽に購入できます。
しかし、ジェットウォッシャーの効果はあくまで歯のクリーニングや歯肉のマッサージ、歯磨き時間の短縮です。
歯垢や歯石をできにくくすることは可能ですが、できてしまった歯石には効果がありません。

歯石削り

歯をケアするための器具として歯石削りが販売されていることもあります。
先端がピック状になっており、歯の表面の歯垢や歯石を削るようにして使います。
これも通販などで購入することが可能です。

自分で歯石取りをする方法

自分で歯石を取る場合は、スケーラーや歯石削りを用意します。
また歯ブラシや鏡、デンタルフロスも使用しましょう。
初めに鏡を使って歯石の場所を確認していきます。
歯石は歯の根元にスケーラーや歯石削りを当てながら細かく削っていきましょう。

歯石取りは繊細さが求められる細かい作業になるため、集中して取り組んでください。
歯石を取った後は歯石のかすなどが残らないように歯磨きとうがいをしましょう。

自分で歯石取りをするリスク

自分で歯石除去する場合には、あらかじめどんな注意点があるのか知ることが大切です。
自分で歯石を取ることでどのようなリスクがあるのでしょうか。

歯ぐきを傷つけてしまう

自分で歯石を取るときに、考えなくてはならないのが事故のリスクです。
スケーラーや歯石削りは慣れていない人が使うと危険な器具です。
間違った使い方をすると歯ぐきや歯を痛める原因にもなります。

上手く取れない

口腔内は自分で考えているよりも複雑で簡単に見ることはできません。
そのため、鏡を使ったとしても歯石を綺麗に除去することは困難です。

また歯石はできる場所によって硬さが違います。
歯肉上の歯石はもろくて除去しやすいものの、歯周ポケット内の歯石は硬く付着しているため、除去にはテクニックが必要です。

クリニックでの歯石取りには超音波スケーラーなど医療機関でなければ置いていないような器具を使用しています。
個人でクリニック並みの器具をそろえることは難しく、簡単に手に入る道具だけで完璧に歯石を取ることはできないと覚えておきましょう。

中途半端に残り、歯石ができやすくなる

歯石を中途半端に取ることによって、新しい歯石の原因となります。
中途半端に歯石を取ると表面がざらざらするため、かえって歯石が付きやすくなります。
完全に歯石を除去し、歯に良い環境を作るには専用の器具で歯の表面を整えることが必要です。

歯科で歯石取りをするメリット

歯科での歯石取りは、自分では手が届かない、除去できないような場所の歯垢や歯石を取り除くことができます。
しっかりと除去することで、新しい歯垢や歯石が付きにくくなるでしょう。

歯科でのケアは単純に歯石を除去するだけではありません。
歯周ポケット内の歯垢や歯石のほか、炎症を引き起こす細菌が入り込んでいるセメント質や象牙質もケアします。
根面がつるつるで歯石が付きにくくなれば、歯周ポケットの環境改善も期待できます。

歯垢や歯石のケアは歯科と患者が二人三脚で進めるものです。
日々のブラッシングだけでは取れない歯垢や歯石を歯科で除去することによって、自分での口腔ケアが簡単になるでしょう

歯科の歯石取りでかかる費用

歯科での歯石取りは歯や歯ぐきの状態を改善するために行われます。
そのため、歯のホワイトニングなどと違って保険適用です。

歯石取りだけであれば、保険適用内の3,000円程度で施術が受けられるでしょう。
ただし、保険適用のクリーニングだと限界があるため、見た目にもしっかり綺麗に整えたいという場合はホワイトニングのほうが適しているかもしれません。

歯科での歯石取りは痛い?

歯科での歯石取りで痛い思いをしたことがある人は少なくないでしょう。
この痛みが出る原因の一つが歯ぐきの腫れです。

歯ぐきが腫れて普段のブラッシングでも血が出るような人は、歯石取りでも痛みが出やすいでしょう。
歯ブラシやデンタルフロスで歯ぐきの腫れを抑えることができ、痛みも出にくくすることが可能です。
歯ぐきが下がって歯の根元が露出している場合も、歯石を取っているときに知覚過敏や痛みが出やすくなります。

また歯石が付着して硬くなってしまうと除去するときに痛むことがあります。
歯石取りが痛くて苦手という人は、歯石が固くなるまで溜めてしまっていることが原因かもしれません。
痛みを避けるためには、定期的に歯石を除去するようにしてください。

ほかにも歯石を取ると一時的に痛みが出ることがあります。
ほとんどの場合は一時的なものなので様子を見つつ、丁寧にブラッシングするように心がけましょう。

(まとめ)歯石除去に使う器具は通販で買える!自分で歯石取りする方法と注意点

1.歯石取りは自分でできるの?

硬くなった歯石は自分で取ることが難しいですが、スケーラーや歯石削りを使って落とすことが可能です。
歯石取りに使う器具は通販などでも手に入ります。
そのためこれらの器具を使えば、自分である程度の歯石を取ることが可能です。

2.自分で歯石取りをするリスク

自分で歯石を取ると、口腔内を傷つけてしまう原因となります。
更に仕上げが悪いと新しい歯石ができやすい環境になることもあるでしょう。
自分で歯石を完全に除去するのは、コツが必要なうえリスクがあることも知っておきましょう。

3.歯科で歯石取りをするメリット

歯科で歯石取りすることによって、自分だけでは取り切れない歯石も除去することができます。
歯石をしっかり取れば、新しい歯垢や歯石が付きにくくなります。
歯科で歯石取りをすることによって、自分での毎日のブラッシングや歯周病ケアなども行いやすくなるでしょう。
ほかにも定期的に通うことで虫歯やトラブルを早めに対処できます。

4.歯科での歯石取りは痛い?

歯科での歯石取りが痛い場合は、歯石が硬くこびりついていたり、歯ぐきが腫れていたりすることがあります。
歯磨きや定期的に口腔内をケアすることで環境を改善していきましょう。

16095
Return Top