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前歯の抜歯後には入れ歯やブリッジ、インプラントなどの施術が適しています
前歯を抜かなければならなくなった場合、その後どうなるのかは非常に気になるでしょう。
前歯を抜歯したあとですが、無くなった歯の代わりに人工の歯を入れるため、いずれかの施術を受けることができます。
この人工歯を入れるための施術には、入れ歯やブリッジ、インプラントなどがあります。
それぞれ特徴や費用が異なるため、自分に合った方法を探して新しい前歯を入れることができます。
前歯を抜歯することになる原因にはケガや虫歯、歯周病などがあります
前歯は話をしたときや笑ったときに見える場所にあるため、抜歯をした後が気になることが多いでしょう。
前歯を抜歯することになる原因にはさまざまなものがあります。
よくあるケースとしては、虫歯や歯周病、破折、歯科矯正などがあり、抜歯の原因として特に多いのは虫歯と歯周病になります。
虫歯をずっと放っておいて進行が進んだ場合には、歯の根や歯茎にまで細菌が入り込むことがあるため、抜歯を行う可能性が高くなります。
中高年になると、歯周病が進行してぐらぐらと動くようになった歯を抜くことになる場合もあります。
また、過去に虫歯の進行が進んだため神経を取っていた歯が折れてしまう場合など、破折が原因で歯を失うことが多くなります。
20代前半までに前歯が抜歯になる割合は低く、歯科矯正のために歯を抜歯したり親知らずを抜歯したりするなど、前歯ではなく余分な奥歯などを抜歯する割合が比較的多くなっています。
前歯を失いたくない場合には、抜歯の可能性が高くなる虫歯や歯周病などの進行が進まないように、早めに歯科医で診てもらうことが大切といえます。
前歯の抜歯後には人工の歯をいれるための施術が適しています
前歯を抜歯したあとは歯が1本抜けて歯と歯の間に隙間ができています。
歯を抜歯したまま放っておくと隙間があるために歯が動いてしまうことや、反対側の顎の歯が浮いてくることになる可能性があります。
また、周りの歯が横にずれてくるだけでなく、ぐらついてきてしまうこともあり、ひどい場合にはぐらつく他の歯も抜歯しなければならないようになることもあります。
そのため、抜歯後には他の歯に悪影響が出ないように、早めに抜けた歯を補うための人工歯をいれるほうが良いでしょう。
抜けた歯を補うことができる施術にはブリッジや部分入れ歯、インプラントなどがあります。
ブリッジは抜けた歯の両側の歯を削って土台を作り、土台から土台まで橋のようになっている人工歯をつける施術です。
部分入れ歯には「クラスプ」といわれる金具を周りの歯に引っ掛けて装着するタイプの入れ歯や、金属を使わず柔軟性のある樹脂製で歯茎にフィットさせるタイプの入れ歯などがあります。
顎の骨に人工の根を埋め込んで上から人工歯を被せることで、天然の歯に近い使用感が得られるインプラントの施術もあります。
抜歯後の施術には保険適用のものと保険適用外のものがあります
保険適用の施術の場合には費用面を抑えることができるというメリットがあります。
抜歯後の主な施術のうち、ブリッジや部分入れ歯は歯の状態や施術内容によって保険適用になる場合もあります。
ただ、そのような施術は基本的に機能面の回復をするためのものです。
つまり、審美面で希望通りの見た目にするための施術というわけではないので注意が必要です。
前歯は口をあけたときに周りから見えやすい場所にありますから、自然な見た目を維持したいなど審美性を重視する場合には、保険適用外の施術を考えたほうがいいかもしれません。
ブリッジは保険適用になることもあり、費用面の負担が少ない施術です。
また、外科的な施術を必要とせず施術期間も短いというメリットがあります。
一方、インプラントは保険適用外の施術ですが、周囲の歯に負担をかけることがなく天然の歯に近い使用感と審美性などこちらも魅力的な施術と言えるでしょう。
クラスプを使用する入れ歯は場所によって金属が目立つ場合もあり、保険適用外の樹脂製の入れ歯の方が目立ちにくいといえます。
(まとめ)前歯の抜歯後に自然な口元に戻すにはどうすればいい?
前歯を抜歯したあと、無くなった歯の代わりに人工の歯を入れるための施術をうけることができます。
入れ歯やブリッジ、インプラントなどの施術があり、それぞれの特徴に合わせて施術を選ぶことが可能です。
前歯を失う主な原因には虫歯や歯周病などがあります。
虫歯を放っておいて進行が進んだ場合や、歯周病の進行により歯がぐらぐらしてしまった場合などには抜歯が必要になることがあります。
前歯を抜歯したあとには隙間が空くことになります。
その隙間をそのままにしておくと周りの歯がずれるなどの問題が生じるため、早めにブリッジや部分入れ歯、インプラントなどの施術で人口の歯を入れることが大切といえます。
保険適用の施術は費用を抑えることができますが、基本的に機能面での不便さをなくすためのものです。
そのため、審美性が気になる場合、口元の自然な美しさが保たれない場合もあります。
審美的な面を重要視する場合には保険適用外の施術が効果的といえます。