セラミック矯正のデメリットを解説！後悔を避けるための対策について

セラミック矯正とは、セラミックの被せ物を装着することで、歯並びや歯の色・形を整える審美治療です。ワイヤーやブラケットで歯を動かす矯正治療と違って、短期間で理想的な口元を実現できます。

しかし、セラミック矯正には独自のデメリットやリスクもあるため、それらを十分理解したうえで検討することが必要です。

この記事では、セラミック矯正のメリット・デメリットや、後悔しないための対策について解説します。

セラミック矯正の主なデメリット・リスク

セラミック矯正の主なデメリット・リスクは以下のとおりです。

• 健康な歯を削る不可逆性
• 神経を抜く（抜髄）可能性
• 割れや欠けなどの破損トラブル
• 保険適用外による高額な費用

健康な歯を削る不可逆性

セラミック矯正は、セラミックの被せ物を装着することで、歯並びや歯の色・形を整える施術です。

ただし、そのままセラミックを歯の上に被せるだけでは、厚みが出すぎたり、噛み合わせが高くなったりするため、全体的に歯を削る必要があります。

このように、健康な歯を削らなければならないのが セラミック矯正のデメリットです。

一度削ってしまった歯はもう再生しません。また、削ったぶん歯の中心にある神経に近づくため、知覚過敏や痛みなどのトラブルも起きやすくなります。

神経を抜く（抜髄）可能性

セラミック矯正で、歯並びや歯の形を大幅に変えるには、深く削る必要があります。

しかし、歯の神経に近付くと強い痛みや炎症が起こるリスクが高まるため、場合によっては歯の神経を抜く（抜髄）処置が必要です。

神経を抜いた歯は、血管から栄養が届かなくなるため、強度が低下し、将来的に歯が割れる（歯根破折）リスクが高まります。

保険適用外による高額な費用

自由診療＝全額自己負担のため、高額な費用がかかるのもセラミック矯正のデメリットです。セラミック矯正は、見た目を整えることを目的とした審美治療であり、病気や怪我の治療ではないため健康保険が適用されません。

セラミックは高品質な素材であり、被せ物を作るには歯科技工士による精密な加工が必要です。そのため1本あたり数万～十数万円と高額で、治療範囲（歯の本数）が増えるほど総額も大きくなります。

割れや欠けなどの破損トラブル

セラミックは耐久性に優れた素材ですが、永久に使用できるわけではありません。特に、強度の低い種類を選んだり、噛み合わせの調整が不十分だったりすると、ひび割れ・欠けなどの破損トラブルが発生する恐れがあります。

そのため、上記のように何らかのトラブルで作り直しとなった場合、費用がさらに高額となり、後悔する場合があります。

デメリットを上回る！セラミック矯正のメリット

セラミック矯正には、上記で挙げたようなデメリットやリスクがある一方、セラミック矯正ならではのメリットも多く存在します。

セラミック矯正の主なメリットは以下のとおりです。

• 短期間で歯並びと色を同時に改善できる
• 圧倒的な審美性と耐久性
• 軽度の短期間で噛み合わせの改善が可能
• 矯正中の痛みがない

短期間で歯並びと色を同時に改善できる

従来の矯正治療（ワイヤー治療）では、ワイヤーやブラケットで少しずつ歯を動かすため、治療完了まで約1〜2年かかります。

それに対してセラミック矯正は、最短3週間と短期間で治療が完了するのが最大のメリットです。

歯並びだけでなく、歯の色や形も同時に整えられるため、一度に口元の印象を大きく変えられます。

圧倒的な審美性と耐久性

セラミックは、天然歯に近い透明感があり、色味も自由に調整可能です。そのため、歯並びだけでなく、理想の歯の色・形を実現した美しい口元に仕上がります。

また、変形や変色も起こりにくいため、長期間美しい状態を保てます。

短期間で噛み合わせの改善が可能

審美治療として知られるセラミック矯正ですが、軽度な歯の傾きやねじれであれば、ある程度改善が可能です。

セラミックの厚みや角度を微調整することで、見た目を整えつつ、噛み合わせもなどの機能面も調整できます。

矯正中の痛みがない

ワイヤー矯正では、歯を動かすために力をかけるため、一定期間痛みや違和感を感じることがあります。また、矯正装置が唇や頬の内側で擦れることで、痛みを感じる場合もあります。

その点、セラミック治療は歯を動かすのではなく、セラミックの被せ物で歯の表面を整える施術です。矯正装置の装着も必要ないため、従来の矯正治療にありがちな痛みや違和感はほとんどありません。

後悔を避ける！セラミック矯正のデメリットを最小限にする対策

なかには、セラミック矯正の主なデメリット・リスク で紹介した内容が気になり、治療を迷っている方もいるでしょう。

ここからは、後悔のない選択をするために、セラミック矯正のデメリットを最小限にする対策を紹介します。

• メタルフリー素材を選ぶ
• 経験豊富な医師を選ぶ

メタルフリー素材を選ぶ

同じセラミックでも、種類によって強度や材料が異なるため、セラミック矯正で後悔しないためには、素材選びが重要です。

例えば、セラミックのなかでもメタルボンド（メタルセラミック）は、内部に金属を使用しているため、強度が高い一方、歯茎の黒ずみ（メタルタトゥー）や金属アレルギー発症の恐れがあります。そのため、これらのリスクが気になる場合は、土台や被せ物に金属を一切使用していないオールセラミックやジルコニアなどのメタルフリー素材を選ぶのがおすすめです。

経験豊富な医師を選ぶ

セラミック矯正でどの程度歯を削るか、神経を残すかどうかといった判断は、担当医師によって異なります。

そのためセラミック矯正を受ける際は、審美歯科治療の経験が豊富で、技術力の高い医師が在籍するクリニックを選ぶことが重要です。

歯は一度削るともとに戻らないため、機能性や安全面も考慮したうえで、削る量を最小限に抑える方針で相談しましょう。

質の高いセラミック矯正のためのこだわり

湘南美容歯科では、お悩みやご要望に応じて、最適なセラミック矯正を提供いたします。

湘南美容外科のセラミック矯正では、お客さまに安心して治療を受けていただけるよう、以下の点にこだわっております。

• 最小限の切削と神経温存への徹底した配慮
• 専属歯科技工士との連携による高品質なデザイン
• 治療後の安心を支える長期保証制度

湘南美容歯科のセラミック矯正について詳しくはこちら＞

最小限の切削と神経温存への徹底した配慮

口腔内の健康を維持するには、できるだけ健康な歯と神経を残すことが重要です。

そのため湘南美容歯科では、歯の神経を可能な限り温存する治療プランの提案や、歯の切削量を最小限に抑える技術で、歯の寿命を守る治療を心がけています。

専属歯科技工士との連携による高品質なデザイン

セラミック矯正において、仕上がりの美しさは満足度に直結する重要なポイントです。高額な費用がかかるぶん、不自然な仕上がりだと「やらなければよかった」と後悔する可能性もあります。

そうならないためには、審美治療に特化した技術を持つ歯科技工士が、一人ひとりの天然歯に合わせて被せ物をオーダーメイド製作しているクリニックを選ぶことが重要です。

湘南美容歯科では、トップセラミストと呼ばれる経験豊富な歯科技工士と密な連携体制を構築。特に、完全オーダーメイドのダイヤモンドオーダーセラミックでは、実際に歯科技工士が立ち会うことで、お客さまのご希望に合った歯並び、色、形を実現します。

治療後の安心を支える長期保証制度

割れや欠けなどの破損トラブル で説明したように、治療後にセラミックが破損した場合、被せ物は作り直しとなり、追加で高額な費用が発生するおそれがあります。

そのような費用面でのトラブルや後悔を防ぐには、保証期間や内容が明確で、アフターケア体制が充実しているクリニックを選ぶことが重要です。

湘南美容歯科では、最大3年間の長期保証制度をご用意しております。保証期間内に破損した場合、無料でセラミックの再作成を承りますので、ご安心ください。

湘南美容歯科の安心保障制度について詳しくはこちら＞

まとめ

セラミック矯正は、短期間で理想的な口元を実現できる一方、健康な歯を削ったり、神経を抜いたりする必要があるため、歯の寿命を縮めるリスクがあります。また、セラミックの被せ物を作成するには高額な費用がかかるため、仕上がりに満足できなかったり、治療後に破損で再製作が必要になったりすると、後悔するケースもあるでしょう。

こうしたリスクを最小限に抑えるには、歯をできるだけ削らない方針の医師や、保証制度が充実しているクリニックなど、重視するポイントに合った医師・クリニックを選ぶことが重要です。

湘南美容歯科では、一人ひとりのお悩みや歯の状態に合わせて、最適な治療プランをご提案します。経験豊富な専門の医師が、ご希望や不安をお伺いしますので、お気軽に無料カウンセリングまでお越しください。

湘南美容歯科の無料カウンセリングはこちら＞

※本記事の内容は公開時点の情報であり、実際のメニュー名や金額とは異なる場合がございます。最新の情報については当院までお問い合わせください。