歯のホワイトニングはエナメル質を白くできますか?

もともと歯のエナメル質は透明のため、ホワイトニングで白くできないです


よく勘違いされるのが、ホワイトニングの薬剤でエナメル質を漂白していると思われていることです。エナメル質自体はもともと透明で、歯が白く見えているのは象牙質が透けているためです。

したがってホワイトニングで漂白するのは象牙質で、エナメル質ではありません。歯の色を決めるのは象牙質の色で、ホワイトニングの薬剤は象牙質に直接働きかけます。

薬剤が象牙質に浸透する事で、歯は白く美しくなるでしょう。

エナメル質の汚れはクリーニングで除去が可能です

歯が白く見えたり黄ばんで見えたりするのは、象牙質の色が左右しています。エナメル質は透明の素材で、ホワイトニングの薬剤で色を変えることはできません。

しかしエナメル質に付着した汚れは歯のクリーニングで落とせるため、ホワイトニングをする前に歯を綺麗に磨いてもらいましょう。歯が汚れて見えるのは、お茶や喫煙などの着色汚れが影響していることが多いです。

とくに歯と歯の間に汚れが見える場合は、取れなくなった着色汚れが原因でしょう。喫煙による汚れは、歯の表面や裏側にもヤニ汚れが付いているのが特徴です。

また歯磨きが行き届かず歯垢や歯石が付着しているのも、歯が黄ばむ原因となります。歯垢が残ると歯ブラシでは除去できない硬い歯石へと変わってしまうのです。

歯石となったものは専用の道具を用いないと除去することはできません。歯のクリーニングをしばらく利用していない方は、歯石を取ってもらい歯の表面を磨くだけでも、着色汚れを除去することはできるでしょう。

歯のクリーニングで本来歯が持つ色に戻ったのなら、それは着色汚れが原因だったといえます。歯石を除去してもらえば歯周病や虫歯の予防にもなるため、定期的にやってもらうようにしてください。

歯のクリーニングでは白くならない歯があります


定期的に歯のクリーニングに通っても歯が白くなった実感がないなら、ホワイトニング対象の可能性があります。着色汚れはエナメル質の表面に付着したもので除去は可能ですが、歯が黄ばむ原因は象牙質の変質もあるためです。

象牙質が黄ばむ原因のひとつが、テトラサイクリン系の抗生物質の影響です。お母さんのお腹の中にいるときや、小児の頃にテトラサイクリン系の抗生物質を服用すると、歯が灰色や茶色に変化することがあります。

抗生物質の薬剤が象牙質に沈着して、歯の色を変えてしまうのです。薬を服用した時期や量などによっても、歯の黄ばみ度合いは変わってくるでしょう。

テトラサイクリン系の抗生物質の影響で歯が黄ばんでも、軽度ならホワイトニングができます。しかし重度になってくるとホワイトニング適用外となり、ラミネートベニアのように人工素材で歯を覆って白くするしかありません。

また加齢によっても象牙質は少しずつ黄ばんでいきます。若い頃は歯のクリーニングである程度の白さを取り戻しても、年齢を重ねると象牙質自体が黄ばんでくるため効果がなくなるでしょう。

加齢による歯の黄ばみも、ホワイトニングが有効です。直接薬剤で象牙質に働きかける方法で、加齢による黄ばみにも対応することができます。

日本人はもともと歯が黄ばんでいる人が多いです

若い人でも歯のクリーニングで白くなる効果がないと感じたら、ホワイトニングを考慮してみましょう。私たち東洋人はもともと象牙質が黄ばんでいる人が多いからです。

海外では歯を白くする施術は一般的に行われています。その影響もあってか、日本人も歯を白くすることに興味を持つ方が増えているようです。

もともと日本人は歯が黄ばんでいる人が多く、歯の白さが気になれば黄ばんでいるように感じてしまうでしょう。そのような方でもホワイトニングをすれば、自然な歯の白さを目指すことができます。

ホワイトニングは種類があるので、どのような白さを目指すかによって選ぶ施術が変わってきます。より歯の白さを目指す方に人気なのがプレミアムホワイトニングです。

まずスタンダードホワイトニング(オフィスホワイトニング)で歯を白くしていきます。歯科医師により濃い薬剤を塗布しながら、ライトで歯を白くする効果を高めるやり方です。

スタンダードホワイトニング(オフィスホワイトニング)は1度でも白さを実感しやすいのですが、その代わり色戻りが早くなります。そこでホームホワイトニングも併用することで、色戻りを防ぐのです。

ほかにも歯の表面を削って薄いセラミックを貼るラミネートベニアや、セラミックの被せものをするオールセラミックなどもあります。これらの素材は色戻りがなく、より真っ白な歯を目指すこともできる方法です。

(まとめ)歯のホワイトニングはエナメル質を白くできますか?

1.もともと歯のエナメル質は透明のため、ホワイトニングで白くできないです

エナメル質は透明で象牙質が透けて歯の色となっています。ホワイトニングの薬剤は象牙質まで浸透しており、象牙質の色を変えています。

もともと歯の色を決めるのは象牙質なのです。

2.エナメル質の汚れはクリーニングで除去が可能です

エナメル質の表面に付着している汚れは、お茶や喫煙などの影響による着色汚れです。歯のクリーニングをしてもらえば除去が可能なため、定期的に歯石を取って歯の表面を磨いてもらいましょう。

3.歯のクリーニングでは白くならない歯があります

歯のクリーニングで黄ばみが解消できないのは、象牙質に変色があるときです。テトラサイクリン系の抗生物質の影響や、加齢により象牙質が黄ばんだら、ホワイトニングを考慮してみましょう。

4.日本人はもともと歯が黄ばんでいる人が多いです

東洋人はもともと歯が黄ばんでいる人も多いため、そのような方はホワイトニングを考慮してみましょう。人気があるのはプレミアムホワイトニングで、ラミネートベニアやセラミッククラウンもおすすめです。

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