前歯にレジン製の人工歯を使うと着色してしまう?

レジンで作成された前歯は長年の使用で着色してしまいます


レジンは虫歯の詰め物やブリッジ、クラウンの作成などに使用される白いプラスチックの素材です。

プラスチックのレジンで作成されたクラウンなどの人工歯や詰め物は、強度が弱く唾液を吸収するなどの特徴があり、数年の使用で変色します。

レジンが変色したときには、表面に汚れがついている状態ではなくレジンそのものが着色されている状態になっています。

レジンの人工歯には保険が適用されるものの着色などのデメリットもあります

人工歯の被せものをする場合、前歯の場合には銀色ではない白い人工歯でも保険診療内で行えるものがあります。

保険診療内で作ることができる白い人工歯にはレジン(プラスチック)だけを使用したクラウンや、表面にレジンを使用して裏と内側に金属が使われているクラウンなどがあります。

基本的にはレジンでできた人工歯の場合でも、前歯の6本の歯だけが保険適用可能となっています。

また、セラミックにレジンを配合したハイブリッドセラミックレジンクラウンもあります。

ハイブリッドセラミックレジンクラウンが保険適用になるのは真ん中から4番目と5番目の歯のみと決められていて、さらに保険適用になるためにはさまざまな条件があります。

保険が適用になることで安く施術を行うことができるのですが、レジンはプラスチックでできているため強度があまりなく割れたりしやすいというデメリットもあります。

また唾液を吸収するという素材の特徴から、数年間の使用で着色が生じることや口臭の原因になることもあります。

レジンの着色が起きた場合に白く改善するための方法もあります


レジン製の人工歯で前歯を作った場合には、3~4年程で着色するといわれています(個人差があるのでもっと長い期間や短い期間の方の場合もあります)。

レジンの変色は表面に汚れがついているというものではなく、レジンそのものに色がつき着色してしまった結果なので、洗って色を落とすということができません。

着色は落とすことができないので、歯をコーティングするなど白さを一時的に改善させるための施術を受けることになりますが、コーティングは何ヶ月ももたずに剥がれてしまいます。

レジンは長期的に使用しているとどうしても着色してしまう素材なので、着色を改善するためには新しいものに交換することが望ましい方法になります。

ただ変色のたびに何度も施術を行うと根元にある自分の歯への負担も大きくなり、費用も施術ごとにかかる金額を合計すると高額になってしまう場合もあります。

着色したときにレジンのクラウンをつけかえるには土台にする自分の歯をまた削ることになるのですが、土台は小さくなるほど弱くなっていき、土台となっている自分の歯が折れてしまう可能性もあるのでできれば長く使える素材で人工歯を作成したほうが安心です。

セラミックは着色の心配が少ない素材です

レジンは着色が避けられない素材ですが、着色がない素材にはセラミックがあります。

セラミックは陶器でできているので、プラスチック製のレジンとは異なり唾液を吸収することがありません。

そのためセラミックの表面に汚れがつくことがあってもセラミック自体は着色することがないため、クリーニングをすることで本来の色に戻ることも可能といえます。

セラミック製の人工歯であるセラミッククラウンには、表面がセラミックで内側に金属を使用しているメタルボンドや、全てがセラミック素材でできているオールセラミックなどの種類があり、それぞれ強度や色合いなど特徴が異なります。

メタルボンドは内部に金属を使用しているので強度があり、奥歯に使用されることが多いという特徴があります。

オールセラミックは金属を使用していないため、透明感が高くより自然に見えるという特徴がありますが、メタルボンドよりは強度が低くなります。

オールセラミックの場合には、金属を使用していることで起きる歯茎の黒ずみの可能性もありません。

セラミックは保険適用外のため高額となる施術ですが、長い年月で使用することを考えると着色などの心配がないためメリットが大きいといえます。

(まとめ)前歯にレジン製の人工歯を使うと着色してしまう?

1.レジンで作成された前歯は長年の使用で着色してしまいます

レジンは詰め物や人工歯(クラウン)などに使用される白いプラスチック素材です。

レジン製の人工歯などは強度が弱く、プラスチックの性質上唾液を吸収して着色してしまうという特徴があります。

2.レジンの人工歯には保険が適用されるものの着色などのデメリットもあります

前歯に人工歯の被せものをする場合には、銀歯だけでなく白いレジン素材でも保険診療内で安く作ることができます。

ただし、レジンはプラスチック素材なので数年使用すると着色が生じるという特徴があります。

3.レジンの着色が起きた場合に白く改善するための方法もあります

レジン製の人工歯は、個人差はありますが3~4年程度で着色が生じるといわれています。

着色後は新しく人工歯をいれることでまた白い歯になれるのですが、何度も入れ替えることは難しい場合もあります。

4.セラミックは着色の心配が少ない素材です

セラミックの人工歯、セラミッククラウンは陶器でできています。

セラミッククラウンは保険が適用にならないのですが、着色することがなくレジンよりも強度があるというメリットの多い施術になります。

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