口呼吸は歯並びに影響がありますか?

口呼吸は歯並びに影響があります


口が開いたまま呼吸をしていると、口周りの筋肉がゆるんでしまい、外側から歯を抑える力が弱くなってしまいます。その結果として出っ歯になるリスクがあります。

唇から受ける外からの圧力と、舌から受ける内側の圧力が均等になっていると、歯並びが整います。歯は少ない力でも動くため、どちらかの力が強くなれば歯並びが悪くなってしまうのです。

人の歯は生涯動いています

口呼吸がいけないのは、歯は生涯動き続けるものだからです。歯はいつも動いていないように感じますが、歯が動く力はわずか1.7gです。

1.7gの力というと1円玉2枚程度で、舌で歯が押され続ければ前に飛び出すことがわかるでしょう。毎日の食生活だけでも咀嚼や舌を使う動作で歯は動き、人が話すときにも歯に影響がおきています。

唇が歯を押す力は300gで、舌は500gで歯を押しています。正常な状態でも常に舌から押す力のほうが強くなっているため、50代くらいになり噛み合わせの変化に気が付く方も少なくありません。

常に口を開けて唇からの力がなくなっていれば、50代を待たずに出っ歯になってしまう可能性もあります。子供の頃に歯並びがよいからと油断していると、いつの間にか前歯が出てきて歯並びの悪さに気が付く方もいます。

歯が常に動く性質を利用して、歯の矯正は行われています。口呼吸をしていることを自覚している方は、早めに口を閉じて呼吸するトレーニングをしましょう。

すでに口呼吸で出っ歯になっている方も、今からでも遅くはないので、口呼吸から鼻呼吸に切り替えてください。出っ歯が改善できないようなら歯の矯正も考慮しましょう。

口呼吸を止めるトレーニングがおすすめです


現在口呼吸をしている自覚があるなら、今日から口を閉じて呼吸するトレーニングを実施してみましょう。普段から口を開けて呼吸している方は自覚していないことも多くなっています。

口を開けて呼吸をしてしまうのは、口の周りや舌の筋肉が衰えているためです。子供が口をぽかんと開けることが問題となることがありますが、大人も筋肉が衰えていれば例外ではありません。

筋肉が衰える原因は硬いものを噛む習慣が少なくなったためです。合わせて加齢により筋肉が衰えてくるため、高齢者も口呼吸になっている方がいます。

口周りや舌の筋肉を鍛えるには、「あいうべ体操」が役立ちます。特別難しいトレーニングではないため、気が付いたときに実践しやすいでしょう。

「あ」と発音しながら口を楕円形に大きく開きます。「い」と発音しながら前歯が見えるくらい口を開きましょう。

次に「う」の発音で口を前に突き出すようにします。最後に「べ」の発音で舌をしっかり伸ばして、筋肉に刺激を感じましょう。

「あいう」で口の周りの筋肉を鍛えて、「べ」で舌の筋肉を鍛えることができます。続けていくと自然と口呼吸が減る効果を実感できます。

出っ歯が直らないようなら矯正がおすすめです

口呼吸の悪い癖が直ってくることによって、外側からの力と内側からの力のバランスが整います。すると出っ歯が目立たなくなると考えられます。

しかし通常でも唇をから押す力より舌から押す力が強いため、口呼吸が直っても出っ歯が改善できないこともあるでしょう。そのような場合は歯の矯正を活用して、見た目を改善することをおすすめします。

出っ歯の矯正は、ワイヤー矯正・マウスピース矯正・セラミック矯正があります。一般的に出っ歯は歯全体を動かすワイヤー矯正を用いることが多いです。

ワイヤー矯正は金属と歯を抑えるブラケットを付けながら、歯を少しずつ動かす方法です。施術期間は1~2年程度で、装置の見た目の悪さや歯磨きのしづらさがあります。

透明で見た目がよいことから、マウスピース矯正も利用者が多い施術です。マウスピース矯正は軽度の矯正に有効で、歯が動く範囲が少ないときに使えます。

しかしマウスピース矯正はワイヤー矯正より適応範囲が狭くなるため注意が必要です。施術期間はワイヤー矯正より短くなります。

短期間で出っ歯を直したい方や、歯を白くする目的がある方におすすめなのが、セラミック矯正です。施術期間が数ヶ月と短く、1本ずつの費用となるため、ワイヤー矯正やマウスピース矯正より費用を抑えられます。

(まとめ)口呼吸は歯並びに影響がありますか?

1.口呼吸は歯並びに影響があります

口呼吸になっていると口周りの筋肉がゆるみ、外側からの力が弱くなります。正しい歯並びにするためには、外側と内側に対し力が均等にかかっていなければなりません。

内側からの力が強くなれば出っ歯になる恐れがあります。

2.人の歯は生涯動いています

歯は生涯動き続けており、動く力はわずか1.7gです。正常な状態でも唇からの圧力より舌からの力が強いため、加齢により歯並びが悪くなることがあります。

口呼吸になっていれば、加齢による影響より早く出っ歯になるでしょう。

3.口呼吸を止めるトレーニングがおすすめです

口呼吸を改善するには、口の周りと舌の筋肉を鍛える必要があります。「あいうべ体操」を使って鍛えていきましょう。

硬いものを噛むことが少ない方や、加齢で口呼吸になっている方にもおすすめです。

4.出っ歯が直らないようなら矯正がおすすめです

出っ歯を直したい場合は、ワイヤー矯正・マウスピース矯正・セラミック矯正から適した施術方法を選択しましょう。施術期間が短く費用を抑えたい方に人気なのが、セラミック矯正です。

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