歯並びがだんだん悪くなることはありますか?

歯並びはだんだん悪くなることがあります


以前はそれほど歯並びの悪さが目立っていなかった場合でも、だんだんと年を追うごとに歯並びが悪くなることがあります。その理由は、歯はごく弱い力でも簡単に動くためです。

歯はたった17gの力で押されるだけでも動くため、大人になっても歯の矯正をすることができます。逆に悪い方向に押され続ければ、歯並びはどんどん悪くなるでしょう。

歯ぎしりしている人は歯並びが悪くなります

大人になって歯並びが悪くなる原因のひとつが、歯ぎしりです。ストレスが溜まっている場合や、何かに集中して歯がずっと噛み合っていると、歯に強い力がかかっています。

その力は157kg程度だともいわれているため、歯を容易に動かすことは可能です。人が歯ぎしりする力は、お相撲さんを1人持ち上げることができるくらいです。

顎の成長が終了している大人でも、それだけ毎日強い力をかけ続ければ、歯が動いていきます。困ったことに歯ぎしりは睡眠中におこります。

寝ているときに歯をぎりぎりとこすり合わせていますが、本人は歯ぎしりしている意識はありません。歯ぎしりの原因はよくわかっておらず、ストレスや生活習慣が原因だと考えられています。

ストレスがあると睡眠が浅くなることが原因になりやすいです。歯ぎしりは睡眠が浅くなったときにおこりやすく、歯ぎしりの10%程度がストレスと関係性があるといわれています。

夜中に歯ぎしりをすると、歯の根が折れることもあります。インプラントやセラミッククラウンも歯ぎしりで割れやすくなるため注意が必要です。

歯ぎしりを続けていれば、歯がすり減り短くなることもあるでしょう。すると奥歯の噛み合わせが悪くなり、歯並びの悪化にもつながっていきます。

歯周病も歯を動かす原因です


大人になってから歯並びが悪くなった場合は、歯周病の影響を考える必要があります。歯周病は知らないうちに進行していき、歯を支える土台の歯槽骨が溶けていくため、歯がグラグラして歯並びが悪くなる原因のひとつです。

歯槽骨が溶けてなくなっていくと、歯の高さも変わりやすいでしょう。歯は歯茎に埋もれるように沈んでいき、歯の噛み合わせがズレる原因となります。

高さが変わる様子はレントゲンを撮影すれば一目瞭然です。歯周病は本人に痛みや不快感を伴うことは少なく、気が付いたときにはかなり進行していることも少なくありません。

普段から歯周病予防に意識を向けていかなければ、防ぐことは難しいのです。定期的に歯医者に通っている方なら歯周病予防のための歯磨きの指導や、歯のクリーニングを続けていくことはできます。

しかししばらく歯医者に通っていなかった人は、あるとき歯並びが悪いことを気にされて受診したのがきっかけで、歯周病に気が付く方もいます。歯周病がある方は正しいブラッシングと歯のクリーニングをやりながら、同時に歯の矯正も選択するのがおすすめです。

歯並びが整うと歯磨きがしやすくなり、歯周病予防にもなります。

ほかにも歯並びを悪くする原因があります

大人になってから歯並びを悪くする原因は、幾つか考えられます。最近親知らずを抜いた方は、その影響で歯並びが悪くなった可能性もあるでしょう。

親知らずを抜くと顎に隙間ができるため、歯が少しずつ動いて歯並びが悪くなることがあります。逆に親知らずを抜かない影響で歯が圧迫され、どんどん歯が前に出てしまうのも歯並びが悪くなる原因です。

毎日の食事でも、左右に偏った噛み方があると、歯並びが悪くなります。どちらか一方で噛む癖があると、片方の顎ばかりが発達して顔の形まで変化が出てくることもあるでしょう。

また、毎日の咀嚼は前へと押す力もかかりやすいため、年齢とともに少しずつ歯並びが変わってくる方もいます。大人になってから悪い癖を続けていると、それが歯並びを悪くする原因にもなります。

頬杖をつく、爪を噛む習慣などです。片方の頬を手で圧迫し続けると、歯が内側に押され続けることになります。

爪を噛むときに前歯に力がかかり、上の前歯と下の前歯に隙間が生じる原因にもなるでしょう。

(まとめ)歯並びがだんだん悪くなることはありますか?

1.歯並びはだんだん悪くなることがあります

歯はわずか17gの力でも動くため、大人になっても歯の矯正ができます。悪い癖により間違った方向に押されれば、大人になってから歯並びがどんどん悪くなることもあるのです。

2.歯ぎしりしている人は歯並びが悪くなります

夜中におこる歯ぎしりは約157kgの力がかかっているため、歯をすり減らし歯並びが悪くなる原因となります。

歯ぎしりの原因とされるのがストレスや生活習慣の乱れです。

3.歯周病も歯を動かす原因です

大人になって歯並びが悪くなった場合は、歯周病も疑う必要があります。歯周病になると歯を支える歯槽骨が溶けていき、歯の高さが変わってきて、歯並びが変わるのです。

歯の矯正と歯周病両方の対策をしていきましょう。

4.ほかにも歯並びを悪くする原因があります

親知らずを抜くことやそのまま残すことで、歯並びが悪くなることがあります。食事の際に片方だけで噛む癖や、頬杖をつく、爪を噛む習慣も歯並びに影響しやすいです。

大人になってから歯並びが悪くなった方は、悪い癖を直すようにしましょう。

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