歯と歯の間にできた広い隙間を改善する方法は?

歯と歯の間に広い隙間があるときにはセラミックなどの施術で改善が期待できます


歯と歯の間に広い隙間が開いている状態には、さまざまなケースがあります。

顎の大きさと歯の大きさのバランスがとれていない場合や生まれつき歯の大きさが小さい場合、生えてくるはずの歯が「欠損歯」となって生えてこない場合などがあります。

また、歯が抜けたあとをそのままにしているために広い隙間ができている場合などもあるでしょう。

このような歯の隙間をなくすにはセラミッククラウンやインプラントなどの施術が適しているといえます。

歯の間にある広い隙間は歯並びが原因で生じている場合があります

笑ったときや会話中口を開けたときに周りから見えやすい前歯ですが、前歯の間に広い隙間が開いていると不自然な印象を相手に与えることがあります。

前歯の中心に隙間が生じている歯並びは正中離開といいます。

前歯の目立つところに数ミリの隙間が開いているため審美的な問題があるほかにも、話をするときに歯の隙間から空気が漏れて発音がうまくできないという問題も生じます。

審美的な問題が生じる隙間のある歯並びは、歯と顎の大きさのバランスが悪い場合や、一部の歯の大きさが小さい、生えてきた歯の数が少ないなどの場合に生じます。

歯の大きさが顎の大きさに合わず歯が小さい場合には、顎に歯が並んだあとにもまだ隙間が生じることで歯と歯の間に隙間ができるようになります。

全体的には歯と顎の大きさのバランスが良くても、一部分の歯が小さい場合にはその周囲に隙間ができることもあります。

また全部で28本生え揃うはずの永久歯の数が足りない場合にも歯と歯の間に隙間ができやすく、歯の間の広い隙間は主に歯の大きさや歯の数が原因で生じているといえます。

セラミックなどの施術で歯の大きさや歯の間にある広い隙間の改善が期待できます


セラミックは歯を削ってから、天然の歯に近い自然な色合いのセラミッククラウン(陶器製の被せ物)を被せる施術です。

審美性の高いセラミックで自然な口元になるように歯の大きさや形を調整できるため、歯の大きさや形などが原因で隙間が生じているときにはその隙間をなくしてきれいな歯並びに改善することが期待できます。

もともとの歯の大きさがそれぞれ異なっていて不揃いな状態でも、バランスの良い大きさのクラウンを被せることができる施術です。

施術期間は数ヶ月程かかりますが、セラミッククラウンが完成するまでは仮歯で生活できるため食事のときも普段と変わらない生活ができます。

そのため、日常生活に支障がないことや、周囲の人にバレづらいというメリットがあります。

隙間が前歯の間にあり3ミリ程度までの隙間の場合には、歯の表面をわずかに削ってから薄いセラミックのチップを貼り付けるラミネートベニアの施術が適しているといえます。

自然な色のセラミックを貼り付けるため、ホワイトニングでも白く戻らない歯の色の改善も期待できる施術です。

ラミネートベニアは歯を削る量が少なく短期間で施術が終わるというメリットがあります。

虫歯やけがなどが原因でできた広い隙間には人工歯を入れる施術が適しているといえます

進行した虫歯などが原因で歯が根だけになるなどして抜歯をしたという場合には、歯がなくなった場所に隙間ができてしまいます。

表面の歯がなくなってしまっても、歯の根が残っているときにはセラミッククラウンを入れることで広い隙間をなくすことができる場合があります。

残った歯の根の状態によっては難しい場合もありますが、歯の根に歯根治療を行ってから残っている根で土台を作り、その土台の上からセラミッククラウンを被せることで抜けた歯の代わりになる人工歯を作ることが可能です。

歯の歯根が残っていない場合には、ブリッジやインプラントなどの施術が適しているといえます。

ブリッジは、抜けた歯の両隣の歯を削ってから隣の歯を土台にして橋を渡すように人工の歯を被せる施術です。

両隣の歯を削る必要があるため、歯をかむときに周りの歯に大きな負担がかかり支えの歯の状態が悪くなる可能性もあります。

インプラントは歯が抜けた場所の顎の骨に人工の歯根を埋めてからセラミックのクラウンを被せる施術です。

セラミックのインプラントは歯茎が下がりにくいといわれており自然な見た目が長く続くといえます。

また、顎にクラウンがしっかりと固定されるため自然の歯と同じようにかむことができるというメリットがあります。

(まとめ)歯と歯の間にできた広い隙間を改善する方法は?

1.歯と歯の間に広い隙間があるときにはセラミックなどの施術で改善が期待できます

歯と歯の間に広い隙間が開いている場合、顎と歯のバランスが悪いためや歯が小さいため、歯の数が少ないためなどの原因があります。

また歯が抜けたあとの隙間もあり、セラミッククラウンやインプラントなどで改善が期待できます。

2.歯の間にある広い隙間は歯並びが原因で生じている場合があります

前歯の間に広い隙間が開いていると不自然な印象になりやすいといえます。

審美的な問題が生じる歯の間の隙間は、顎や歯のバランスが悪いという場合や一部の歯が小さいため、また歯の数が足りないことなどが主な原因で生じているといえます。

3.セラミックなどの施術で歯の大きさや歯の間にある広い隙間の改善が期待できます

セラミッククラウンやラミネートベニアは、自然な色や形の歯を形成することができる審美性の高いセラミックを使用した施術です。

歯の大きさなどが原因で隙間ができる場合は、美しい歯並びへの改善が期待できる施術といえます。

4.虫歯やけがなどが原因でできた広い隙間には人工歯を入れる施術が適しているといえます

進行した虫歯などが原因で歯が抜けたり歯が根だけになったりした場合には、人工歯をいれる施術が適しているといえます。

歯根治療後に歯の根を土台として活かせる場合にはセラミック、歯が抜けた場合にはブリッジやインプラントなどの施術で隙間の改善が期待できます。

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