歯並びは見た目だけではなく、全身に影響を与えます。
歯並びが悪いと、発音がうまくできなかったり、肩こりが慢性化したりと、全身に悪影響を与えます。
歯並びは遺伝だけが原因と思われがちですが、原因は遺伝だけではありません。
普段の私達の生活習慣の中にも、たくさん歯並びを悪化させてしまう原因があります。
その原因を知り、対策・改善を行いましょう。
目次
歯並びが悪い原因は日常生活の中に潜んでいます
歯並びが悪くなってしまう原因はたくさんありますが、次のような原因があります。
歯並びが悪くなる大きな原因のひとつが口呼吸です。
口呼吸やポカンと口を開けた状態を続けていると、唇を閉じる筋肉が緩んだままになり、顎の骨は常に後ろに引っ張られた状態になってしまいます。
そのため下顎は前方に発育がうまくできなくなってしまいます。
また、口が開いたままの状態では前歯を内側に押す力が弱くなるため、前歯が出っ張ってしまいます。
上の前歯が出ているように見えますが、実はその反対で下顎の発育がうまくいかず出っ歯に見えてしまうケースが多いです。
舌で押すなどの舌の癖により、歯並びが悪くなることがあります。
顎の発育は「噛む」ことにより促されます。
そのためあまり噛まない、もしくは食事の量や回数が少ないと、噛む回数が少なくなり顎の成長を阻害し、歯並びに影響を及ぼします。
- 頬杖を付く
- 横向きで寝る
- 爪を噛む
- 指しゃぶり
などの癖は、いずれも歯並びを悪くさせてしまいます。
- 乳歯の早期喪失
- 乳歯の晩期残存
- 乳歯の虫歯
- 歯の形態、本数の異常
- 永久歯の虫歯や喪失
これらも歯並びを悪化させてしまいます。
歯並びを改善するメリットは見た目の改善のほか、発音の向上や咀嚼の改善などです
歯並びを改善するには、歯列矯正などの治療になります。
見た目がよくなるのはもちろんですが、その他にもメリットはあるのでしょうか。
歯並びをよくするメリットについてご紹介していきます。
見た目が良くなるため、口元にも自信が持てるようになり、表情や気持ちが明るくなります。
歯並びは口元や顎のラインにも影響するため、歯並びを整えるとフェイスラインも美しくなります。
歯並びが悪いと、うまく発音できないことが多いですが、改善することによりうまく発音できるようになります。
歯並びを改善するとうまく噛み砕けるようになります。
そのため、消化器官などの負担も軽減され、体の内部まで健康的になれます。
年をとっても自分の歯でしっかり噛むということは、健康的な生活を送る上で重要になってきます。
悪い歯並びを放っておく歯周病リスクや消化器官へのリスクを高めます
歯並びはとても重要です。
悪い歯並びを放っておくと、次のようなリスクが高くなります。
歯並びが悪いと、歯に物が詰まりやすく、歯磨きもしにくくなってしまいます。
そのため、虫歯や歯周病になりやすく、虫歯や歯周病の治療をしても再発しやすいです。
顎の筋肉は顔だけでなく、首や胸、背中など体全体に大きく関わっています。
かみ合わせが悪いと、筋肉が緊張したり衰えてしまったりして、正しい姿勢を保てなくなり、慢性的なコリにつながります。
口は第一の消化器官とも呼ばれています。
歯並びが悪いとうまく噛み砕くことができず、そのまま飲み込んでしまいます。
するとそれを胃や腸が消化しなければならず、大きな負担がかかってしまいます。
また、もし矯正治療などをして歯並びがキレイになったとしても、歯並びを悪化させてしまう普段の癖や習慣を改善しなければ、歯並びはまた元に戻ってしまいます。
治療と平行して、癖や習慣も改善していくことが大切です。
(まとめ)歯並びの重要性とは?
歯並びは見た目だけではなく、発音や肩こりなど全身に影響を与えてしまいます。
歯並びが悪い原因は遺伝だけではなく、普段の癖や習慣が関係しています。
その原因を知り、正しく改善していきましょう。
歯並びを悪くさせてしまう原因は様々ですが、知っていれば予防・改善できることも多いです。
癖や習慣などを見直し、ひとつでも当てはまる癖などがあればすぐにやめましょう。
歯並びを改善すると、見た目がよくなるだけではなく、発音や口腔衛生、咀嚼や肩こりなどの改善が期待できます。
できるだけ早期のうちに、歯医者さんへ行き治療を行いましょう。
悪い歯並びを放っておくと、虫歯や歯周病のリスクが高くなるだけでなく、慢性的な体のコリや、消化器官に負担がかかるなど、様々な悪影響を及ぼします。
普段から歯並びを悪くさせてしまわないように、癖や習慣に注意しましょう。