仮歯はタバコを吸うと変色してしまうの?

タバコを吸うことは仮歯が変色する原因になります

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セラミック矯正などの施術において、本歯であるセラミッククラウンが出来上がるまでの間は仮歯を装着するのが一般的です。

仮歯はプラスチック製であることが大半ですが、プラスチックは食べ物や飲み物、タバコなどで変色しやすい性質をもっています。

また、吸水性があるため時間とともに歯自体が変色していくと考えられています。

一方、セラミックは変色の可能性が低いとされています。

タバコに含まれるタールが仮歯を変色させます

仮歯はプラスチック製のものがほとんどで、装着したばかりの頃は綺麗な白い色をしているのが特徴です。

しかしながら、水を吸う性質(吸水性)をもっているため、時間とともに変色していくと考えられています。

プラスチックの仮歯は2~3年程度経過すると黄みがかった色に変色していく可能性が高いです。

さらに、歯の表面が着色しやすいため、外的な物質の影響で変色するスピードが速くなるといわれています。

例えば、タバコが挙げられます。

喫煙される方はそうでない方に比べ、歯の変色スピードが速い傾向にあるといいますが、それはタバコに含まれる「タール」と呼ばれる物質が原因と考えられます。

タールは歯に黒色の色素を付着させることもありますが、黄色の色素を着色させることの方が多いといいます。

また、タバコを吸うと虫歯になりやすい・歯周病が深刻化しやすいというリスクが発生します。

歯周病によって歯茎下がりが起きて歯の根元が露出すると、そこに虫歯ができやすくなります。

歯の根元の虫歯は通常の虫歯よりも変色しやすい性質を持っているため、歯が一層濃い黄色に変色してしまう恐れがあります。

食べ物や飲み物で歯が変色することがあります


歯の変色は、タバコ以外にも食べ物や飲み物などが原因で起こることもあるとされています。

例えば、お茶や紅茶、コーヒー、赤ワインなど飲み物、カレーやブドウなど色の濃いものが該当するでしょう。

コーヒーや赤ワイン、ブドウなどには「ポリフェノール」と呼ばれる物質が多く含まれています。

このポリフェノールには活性酵素を除去し老化を防ぐ効果があるとされていますが、歯に付着することで変色の原因になるといわれています。

唾液にはペリクルと呼ばれるタンパク質の膜が含まれており、ペリクルがポリフェノールと結びつくことで着色が起きると考えられています。

また、コーヒーやオレンジジュースなどに含まれている酸や、清涼飲料水に含まれている糖分には歯の表面のエナメル質を溶かす性質があるとされています。

そのため、歯の表面に色素を着色させやすくしてしまうといえます。

同様に、アルコールも歯を着色させやすくする飲み物といわれています。

アルコールには脱水作用があり、歯の表面から水分を蒸発させてしまいます。

アルコールを飲んだ後にポリフェノールが含まれた飲み物を口にすると、より着色しやすくなるので注意が必要です。

セラミッククラウンは変色の可能性が低いです

プラスチックの仮歯は変色しやすいですが、最終的に装着するセラミッククラウンは変色する可能性が低いです。

セラミッククラウンは陶材でできており、プラスチックのような吸水性はないため時間が経っても変色することはまずありません。

もともと天然の歯に近く透明感があるのが特長とされているため、審美性が高い素材といえます。

セラミックの素材にはプラーク(歯垢)や汚れなどが付着しにくい性質があり、虫歯や歯周病になるリスクも低いと考えられます。

また、食べ物や飲み物、タバコによる着色の心配もほとんどないでしょう。

しかしながら、セラミックにもいくつか種類があり、その中でも「オールセラミック」は変色の可能性が非常に低い素材とされています。

オールセラミックはすべてセラミックでできているクラウンのことです。

セラミックの一種にハイブリッドセラミックというものがあり、こちらも変色しにくいものの、素材の一部にプラスチックが使用されています。

そのため、長期間の使用で黄色く変色が起こる可能性があります。

長期間使用しても白く美しい歯を維持したいと考えるのであれば、オールセラミックが望ましいでしょう。

(まとめ)仮歯はタバコを吸うと変色してしまうの?

1.タバコを吸うことは仮歯が変色する原因になります

歯列矯正でセラミッククラウンが入る前に装着する仮歯は、プラスチックでできているものがほとんどです。

プラスチックは吸水性があるため歯自体が変色しやすく、タバコを吸うことでさらにその可能性を高めると考えられています。

2.タバコに含まれるタールが仮歯を変色させます

仮歯ははじめは白色ですが、素材のプラスチックには吸水性があるため2~3年程度で変色すると考えられています。

また、タバコに含まれタールも歯を黄色くする原因とされています。

喫煙によって虫歯や歯周病が進行し、強く変色してしまう可能性もあります。

3.食べ物や飲み物で歯が変色することがあります

歯の変色はタバコだけが原因ではないと考えられます。

赤ワインに含まれるポリフェノール、コーヒーに含まれる酸、清涼飲料水に含まれる糖分、アルコールなども歯を着色しやすくするため、摂取量に気を付けなければなりません。

4.セラミッククラウンは変色の可能性が低いです

陶材でできているセラミッククラウンは、プラスチックの仮歯とは違い、経年で変色したり外的な物質により着色したりすることはほとんどないと考えられます。

セラミックの中でもオールセラミックは長期間白く美しい歯を維持できる素材とされています。

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