歯の黄ばみやざらつきはホームケアで解消が期待できます
歯の黄ばみやざらつきが気になってきたら、ホワイトニング専用の歯磨き剤でホームケアしましょう。市販のホワイトニングを謳った歯磨き剤はたくさんありますが、研磨剤が入っているものは毎日使えません。
研磨剤を使うと汚れだけでなく歯の表面も削れてざらざらになるためです。汚れを吸着するタイプを毎日の汚れ落としに使いながら、研磨剤入りは週1~2回程度の使用に留めましょう。
毎日の正しい歯磨きが大切です
歯の黄ばみやざらざらを溜めないためには、毎日の正しい歯磨きが重要です。歯垢がついただけなら歯磨きでも除去できるため、毎日除去するようにしましょう。
歯石になってしまうとセルフケアでは落とせなくなります。毎日の歯磨きは、食後30分以内が目安です。
歯磨きの回数は最低でも1日2回、可能であれば毎食後に行うことをおすすめします。使い古した歯ブラシは毛が開いて歯垢を除去できなくなるため、月に1回新しいものと交換してください。
デンタルフロスや歯間ブラシも使って、歯と歯の間もケアしましょう。歯が見える部分だけを磨いていると、磨き残しの部分で虫歯や歯周病になりやすいです。
磨くときは1回2分くらいの時間をかけて、奥や歯と歯が重なっている部分も丁寧に磨くようにしましょう。毎日どんなに手寧に歯磨きをしても、磨き残しができてしまいます。
奥歯や歯並びが悪い部分はどうしても磨きにくいです。自分がどの部分の歯磨きが苦手なのか知るために、歯医者で染色剤を使ってチェックすることをおすすめします。
歯医者で定期的に歯のクリーニングを受ければ、磨き残しがある部分も対応しやすくなります。
バイオフィルムになると歯ブラシでは落ちにくいです
歯に付着する歯垢は毎日の歯磨きで除去できますが、歯ブラシが届きにくい部分は細菌が固まりとなってバイオフィルムを形成します。バイオフィルムになると歯に強く密着し剥がれにくいため、セルフケアでは難しくなるでしょう。
歯垢が数日放置されると歯石となり、自分では落とすことができなくなります。とくに歯と歯茎の間に歯垢が入り込むと落としにくいです。
歯と歯茎の間に溜まった歯石は、見えない歯石となり歯周病の原因となります。歯の表面に歯石が付着すると、歯がざらざらしてきます。
着色汚れも気になるようなら、歯のクリーニングで除去してもらいましょう。歯のクリーニングは歯科衛生士が、歯茎や歯周ポケットに入り込んだ歯石を除去する方法です。
歯周ポケットが4mm以上になると歯ブラシで汚れを除去しにくくなります。深い歯周ポケットがあると歯医者でいわれた方は、定期的に歯のクリーニングを受けてください。
歯のクリーニングは歯の表面を機械で磨くため、着色汚れ対策もできます。たばこのヤニや食品のステインで黒ずんだ歯も、歯のクリーニングである程度の汚れは対応可能といわれています。
自分で対応できない歯の黄ばみもあります
毎日適切な歯磨きをしても歯の黄ばみが改善できないなら、汚れ以外の原因が関係しています。第一に加齢による歯の黄ばみが考えられるでしょう。
歯の表面は透明なエナメル質があり、その下にある象牙質が透けて歯の色に影響します。加齢によりエナメル質が薄くなるため、黄色っぽい象牙質の影響を受けやすいです。
年齢を重ねると歯が黄ばんで見える場合は、ホワイトニングで白くすることを検討してみてはいかがでしょうか。虫歯が進行して神経が死んだ歯も、くすんだ色へと変わっていきます。
以前虫歯を治した部分が黒っぽくなっているなら、歯を内側から白くするしかありません。加齢による黄ばみと同様に、ホワイトニングで対応できます。
ジルコニアやセラミックなど白い被せものを使うと、神経が死んだ歯でも白くすることができるでしょう。歯のざらつきは歯垢や歯石が原因のため、歯医者で対応ができます。
しかし歯の黄ばみは汚れ以外の原因もあるため、なかなか改善できない場合は歯医者でチェックしてもらってください。
(まとめ)歯の黄ばみやざらつきは除去できますか?
歯の黄ばみやざらつきが気になってきたら、ホワイトニング専用の歯磨き剤でケアをしましょう。
研磨剤が入っていると汚れと一緒に歯もざらざらになるため、毎日使う場合は研磨剤不使用のものがおすすめです。
歯の黄ばみやざらつき対策には、歯垢を除去するため、毎日正しい歯磨きをしましょう。歯垢が溜まると歯石となり、セルフケアができなくなります。
歯医者で着色剤を使った磨き残しのチェックや、定期的な歯のクリーニングがおすすめです。
歯磨きがしにくい部分は、細菌が固まりバイオフィルムを形成します。バイオフィルムになると歯磨きで除去しにくくなり、数日で歯石となるでしょう。
歯石は歯のざらつきの原因となるもので、歯医者で除去してもらう必要があります。
歯磨きや歯のクリーニングで黄ばみが改善できないなら、加齢の問題や、神経が死んで歯が黒ずんでいるのかもしれません。
どちらも歯医者でホワイトニングをすることで白くすることができるといわれています。