歯の黄ばみは遺伝によるものなの?

歯の黄ばみは遺伝に影響を受ける場合も考えられます


人の歯の色は、骨格や肌質などと同じように遺伝的要素を持っています。

歯の表面にあるエナメル質の奥にある象牙質はもともと淡い黄色をしていますが、親の歯の象牙質が濃い黄色をしていると、その子も遺伝する傾向にあるのです。

象牙質の色が濃いと、エナメル質から透けて見えるので歯の黄ばみが目立ちます。
さらに遺伝によりエナメル質形成不全などの病気を発症すると、歯の黄ばみの原因となります。

遺伝より歯の黄ばみは、審美歯科での歯のホワイトニングでは白くするのが難しいです。セラミック製の人工歯を貼りつけるラミネートベニアや、人工歯を被せるセラミッククラウンなら歯に白さがよみがえると言われています。

歯の色は親から遺伝する可能性があります

親子ではDNAにより、顔立ちや皮膚・髪の色や身体能力などが似てきますが、歯に関しても同じことが言えます。

まず歯並びや顎の骨格なども遺伝的な要素が見られることは知られています。

歯の色に関しても、遺伝すると考えられているのです。
歯の表面は半透明のエナメル質で覆われ、その奥には象牙質というベージュ色のような柔らかい部分があります。

この象牙質の色の濃さは個人差があり、色が薄く乳白色に近い方もいれば、反対に濃くて黄色に近い方もいます。

色の濃いと半透明のエナメル質を通して象牙質が透けて見えるため、余計歯の黄ばみが濃く見えるということもあるのです。

また人の髪や肌の色はメラニン色素という物質の着色により決まります。
一般的に日本人は、欧米人に比べるとメラニン色素の量が多いので象牙質が濃くなりやすい傾向にあります。

さらに同じくエナメル質も比較的薄いため、象牙質の色が透けやすく、歯の黄ばみが目立つと考えられているのです。

遺伝性の病気が歯の黄ばみの原因となるケースもあります


人の歯は母親のお腹にいる胎児の頃に、すでに歯の元となる細胞が作られ、石灰化して硬くなり形成されています。

歯は主成分カルシウムとリン酸がこの時期に不足すると、エナメル質がきちんと作られない、エナメル質形成不全という先天性疾患を発症するのです。

そうなると生後乳歯が生えてきても歯がでこぼこしていたり、歯に黄ばみや白い斑点が見られたりすることがあります。

重度の場合、歯に穴があいたり、歯の先端がくぼんだり、象牙質が剥き出しになっているといった状態になるのです。

遺伝によるエナメル質形成不全のケースもあり、8000人から1万4000人に1人の割合で発症すると言われています。

他にも、妊娠中の母体栄養不足や早産・妊娠中に服用した薬の副作用も発症の要因になると考えられています。

また乳歯だけではなく永久歯がエナメル質形成不全に陥る可能性もあるのです。
生後1年以内に熱性の病気を発症すると、歯の成長が阻害されて永久歯のエナメル質形成に影響を及ぼすケースがあります。

外傷により歯の根が折れてしまった場合も、歯への栄養が行き届かずに変色する原因となります。

歯を白くするにはラミネートベニアやセラミッククラウンがおすすめです

歯の黄ばみをきれいに白くするには、審美歯科で受けられる歯のホワイトニングが効果的です。

一般的にホワイトニングは、飲食物のよる歯の着色汚れなどを薬液によって浮かびあがらせ、除去するという方法を採ります。

そのため上記のように象牙質の色が遺伝により濃くエナメル質が薄いので透けやすいという方だと、通常のホワイトニングは適さない場合があるのです。

さらに遺伝によるエナメル質形成不全の場合、ホワイトニングの薬液が歯にしみて知覚過敏となるので、審美歯科では行えないケースもあります。

遺伝による歯の黄ばみをきれいにするには、歯の表面にネイルチップのような薄いセラミック製の人工歯を貼りつける、ラミネートベニアが有効とされています。

また歯を削って芯を作り、セラミック製の人工歯を被せるセラミッククラウンという施術でも歯の色はきれいになるでしょう。

どちらも審美歯科で行える施術なので、一度相談してみましょう。

(まとめ)歯の黄ばみは遺伝によるものなの?

1.歯の黄ばみは遺伝に影響を受ける場合も考えられます

人の歯は、親が黄ばみやすかったら子も同様というように、遺伝しやすいとされています。

他にも、胎児の時期のエナメル形成不全など遺伝性の病気が原因とも言われています。

2.歯の色は親から遺伝する可能性があります

歯の色は、骨格や肌・髪の色と同様に親からの遺伝に影響を受けます。

歯の奥の象牙質が遺伝により黄色が濃く、表面のエナメル質が薄いと象牙質が透けて歯の黄ばみが目立つようになります。

3.遺伝性の病気が歯の黄ばみの原因となるケースもあります

人の歯は生まれる前の胎児の頃から形成が始まります。

遺伝や母体の栄養不足などでエナメル質形成不全になると、産後子供の歯が黄ばむことがあるのです。

さらに生後1年以内に熱性の病気の発症などが原因で、永久歯に黄ばみが見られることもあります。

4.歯を白くするにはラミネートベニアやセラミッククラウンがおすすめです

遺伝による歯の黄ばみは、薬液が歯にしみ込んで知覚過敏になるなどの弊害があるのでホワイトニングは適さないとされています。

セラミック製の人工歯を貼りつけるラミネートベニアや、人工歯を被せるセラミッククラウンなどの方法がよいでしょう。

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