歯科矯正をすると知覚過敏になるって本当?

矯正装置を取りつける歯科矯正だと象牙質知覚過敏を起こしやすくなります。


本来は歯の内部にある敏感な象牙質が露出することが知覚過敏の原因です。

歯科矯正によって歯が動くと象牙質が露出してしまうことがあるため、その時に知覚過敏となり冷たいものがしみるように感じてしまいます。

ワイヤー矯正ではどうしても知覚過敏の原因になりやすいのですが、根本的に異なる施術法であるセラミック矯正であれば知覚過敏が生じる心配もないでしょう。

象牙質の露出が知覚過敏の原因になります

冷たいものがしみて、時には痛みにすら感じてしまうことを知覚過敏といいます。

知覚過敏は正式には「象牙質知覚過敏」と呼ばれ、この象牙質とは歯の内部にあって通常は外に露出していない部分です。

通常は露出していない部分だけに、冷たいものなど外部からの刺激を敏感に反応しやすく、強く感じすぎることが痛みとなって感じるのが知覚過敏の正体となります。

歯の磨きすぎや、研磨剤の入った歯磨き粉などを使うと知覚過敏になりやすいのは、歯を削ってしまうことで表面を覆っているエナメル質が薄くなってしまって象牙質が露出したり、それに近い状態になったりしてしまうからです。

擦り傷などのケガをすると普段は皮膚に覆われている部分が露出することがあります。

その部分は風に当たっただけでもヒリヒリと痛みを感じるものですが、これと同じ原理となります。

歯に置き換えると皮膚がエナメル質に相当し、それがケガで失われた時に中の象牙質に相当する部分が露出してしまい、外気に触れるだけでヒリヒリと痛むのです。

ワイヤー矯正では象牙質知覚過敏が起きやすくなります


歯科矯正の方法として一般的なワイヤー矯正は、歯にワイヤー製の矯正装置を取りつけることによって物理的な力を加え、時間をかけながら徐々に歯を動かして歯列を矯正するというものです。

歯を動かすという物理的な手段なので、強い力が加わることによって歯や歯茎などに痛みを感じることが多いと言われており、最初からこうした痛みを前提とした説明を行っているクリニックもあります。

そしてこの時の痛みには、知覚過敏も含まれています。

ワイヤー矯正で知覚過敏が起きやすいのは、歯が動くことに理由があるのです。

時間をかけて少しずつ歯を動かす施術法なのですが、体にとっては急激な体の変化です。

歯が動くことによってそれまで歯茎の中にあった部分や、歯と歯の間にあった部分などが露出することになり、そういった部分はこれまで外気に触れていないことからエナメル質に厚く覆われておらず、象牙質がむき出しになってしまうことがあります。

そのように象牙質が露出している部分に冷たいものや外気が当たったらしみるのは、想像に難くないことです。

ワイヤー矯正による知覚過敏の原因はこのケースが多く、ある意味ではワイヤー矯正に付き物だと考える必要もあるかもしれません。

セラミック矯正だと知覚過敏を引き起こしにくくなります

それまでエナメル質に厚く覆われていて守られていた象牙質が、歯が動くことによってむき出しになってしまって知覚過敏になるということについて、なるべく避けたいと考える方も多いでしょう。

このような知覚過敏による痛みが不安だという方には、知覚過敏の生じにくい施術であるセラミック矯正をおすすめします。

セラミック矯正は既存の歯を削る施術法ですが、その上からセラミックの歯を被せることによって歯列を矯正します。

歯に力をかけて動かすことで矯正を行うのではなく、美しい歯列になる形の歯を取りつける施術法だと考えるとわかりやすいでしょう。

この方法であれば、一時的に歯を削ることはあってもその上からエナメル質に相当するセラミックの歯を取りつけるため、象牙質がむき出しになることがなく、知覚過敏を引き起こしにくくなります。

さらにセラミック矯正であればセラミックの白く美しい歯を取りつけるため、歯列だけでなく色という面でも高い審美性が実現できます。

ご自身の歯科矯正にはどの施術法がよいのかも含めて、ぜひ一度専門医に相談してみましょう。

(まとめ)歯科矯正をすると知覚過敏になるって本当?

1.矯正装置を取りつける歯科矯正だと象牙質知覚過敏を起こしやすくなります

歯科矯正で歯が動くことによって象牙質が露出し、知覚過敏になると冷たいものがしみるように感じるなどの症状が出てしまいます。

これを防ぐには象牙質が露出しないセラミック矯正などが効果的です。

2.象牙質の露出が知覚過敏の原因になります

知覚過敏の原因は、エナメル質の中にある象牙質が露出してしまうことで外部の刺激がそのまま伝わってしまうことにあるのです。

歯の磨きすぎや研磨剤の入った歯磨き粉を使うことによっても起きます。

3.ワイヤー矯正では象牙質知覚過敏が起きやすくなります

ワイヤーによる歯科矯正では歯が動くことによって歯列を矯正していくため、歯が動くと場合によってはそれまで隠れていた部分が露出し、象牙質がむき出しになってしまうことがあります。

これがワイヤー矯正による知覚過敏の主な原因です。

4.セラミック矯正だと知覚過敏を引き起こしにくくなります

歯を物理的な力で動かすのではなく、歯を削ってその上に美しい歯列となるセラミックの歯を装着するのが、セラミック矯正です。

象牙質がむき出しになることがなく知覚過敏と無縁であることに加えて、白く美しい歯という審美性も実現できるでしょう。

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