歯科矯正で生じるピークの痛みってどれくらい?

歯科矯正の痛みは歯が動くことによって起こり、矯正装置を装着してから数日間がピークとなります。


歯科矯正の痛みは、ブラケットやワイヤーといった矯正装置を装着し、それによって歯が動くことによって起こります。

そのピークは装着の直後から数日間と言われており、ピークをすぎると徐々に歯が定着して痛みも和らいでくるでしょう。

ピーク時であっても生活に支障が出るほどの痛みではなく、ジワジワと痛むという感覚なので、次第に慣れるという方も少なくありません。

歯が動くということは矯正が進んでいる証拠です

歯科矯正で感じる痛みには、大きく分けて3つあります。1つ目は歯が動くことによる違和感や痛みです。

2つ目は矯正装置が口腔内に当たることによる痛み、そして3つ目が口内炎や口腔内の傷ができてしまうことによる二次的な痛みです。

その中でもっとも直接的で、多くの方が心配されるのが1つ目の「歯が動くこと」による痛みでしょう。

それまで長期間にわたって同じ形で定着していた歯に物理的な力を加えて動かすのですから、歯の周辺の神経が過敏になり、ちょっとした力が加わるだけでも痛みを感じてしまいやすくなります。

こうした痛みを感じた場合に「何か良くないことが起きているのかもしれない」と不安を抱く方も多いと思いますが、普段であればまったく痛みに発展しないようなことに過敏な神経が反応しているしているだけなので、心配する必要はありません。

矯正装置をつけてから数時間後から反応が出始める方が多く、そこから数日間がピークであるとされており、その期間はジワジワとして痛みや食事をした時に過敏になった神経が痛みを発するかもしれません。

しかし、こうした痛みが生じるということは歯が動いている証拠であり、矯正が順調に進んでいる証拠でもあります。

激痛で生活に支障が出るということはほとんどないので、矯正施術がうまくいっていると考えることで精神的な負担は和らげることができるでしょう。

痛みが不安な方にはセラミック矯正という選択肢があります


矯正装置を装着してから数時間が痛みのピークであると言われていますので、その後は徐々に痛みが違和感程度に収まり、やがて違和感もなくなっていきます。

違和感がなくなるということは、歯が矯正したい位置に動いてムリな力がかからなくなっていることの表れでもあります。

しかし、こうした矯正時の痛みが気になるという方は、痛みが生じにくい施術を検討するのも一考でしょう。

たとえば、セラミック矯正もその1つといわれています。

セラミックというのは陶器という意味で、陶材によって作られた歯を使った歯科矯正のことです。

矯正装置を使う方法とは根本的に考え方が異なるため、痛みという意味においても「矯正装置によって歯が動く」といった施術を伴わないため、こうした痛みに抵抗がある方にはピッタリです。

陶材を使うため、金属アレルギーが生じるリスクが低く、しかも審美性が高いので歯列を矯正するだけでなく白く美しい歯を手に入れることもできるため、メリットの多い施術法とも言えるでしょう。

我慢できない痛みは和らげることができます

いくら矯正が順調に進んでいるからとは言え、どんな痛みがやってきても我慢しなければならないというわけではありません。

痛みがないに越したことはないので、痛みを和らげるケアについて解説します。

手軽な方法としては、歯ブラシを使ったマッサージなどがあります。

歯科矯正で歯が動く際、痛みを発するのは歯と歯茎の周辺にある神経です。

ここの付近を歯ブラシでマッサージすると血行が良くなり、痛みを和らげることができます。

また血行を良くすることで炎症を予防することができるので、炎症による二次的な痛みも防ぐ効果が期待できます。

また、痛み止めの薬も効果的です。

歯科矯正をすると痛みの対策として痛み止め薬を処方されることが多いので、痛みがあると感じたら我慢せずに痛み止め薬を飲んでください。

処方されていない場合は、担当の先生に相談すればすぐに有効な対策を講じてくれるでしょう。

この点においてもセラミック矯正は施術期間が短く矯正装置をつける必要がないため、施術中の見た目が気になるという方も安心です。

歯並びの問題は早めの解決がおすすめです。

痛みや見た目の問題が気になるという方も、ぜひクリニックに相談してみてください。

(まとめ)歯科矯正で生じるピークの痛みってどれくらい?

1.歯科矯正の痛みは歯が動くことによって起こり、矯正装置を装着してから数日間がピークとなります

歯科矯正時に感じる痛みのピークは、矯正装置を装着した直後から数日間と言われています。

ピーク時の痛みと言っても生活に支障が出るほどのものではなく、ジワジワと痛む感覚です。

2.歯が動くということは矯正が進んでいる証拠です

痛みを感じるということは歯が動いていることの証拠であり、矯正施術が順調に進んでいると考えることもできます。

生活に支障が出るほどの激痛を伴うことはほとんどないので、安心してください。

3.痛みが不安な方にはセラミック矯正という選択肢があります

矯正装置を取りつけることによる痛みが気になる方には、根本的に考え方が異なるセラミック施術がおすすめです。

痛みが根本的に少ない上に審美性が高く、歯並びだけでなく色も美しい歯が手に入れることができるでしょう。

4.我慢できない痛みは和らげることができます

歯科矯正の痛みは、歯ブラシによる歯と歯茎付近のマッサージをしたり、処方された痛み止め薬を飲んだりすることによって和らげることができます。

セラミック矯正なら痛みだけでなく見た目の問題も解決できるのでおすすめです。

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