歯科矯正によって老後まで健康な歯をより多く維持することができるようになります
噛み合わせのよい歯並びは、歯にかかる負担をなくして将来的に長い期間歯を健康な状態に保つためにとても大切です。
歯科矯正を行うことで歯の噛み合わせの改善が期待できるため、健康な歯を長く維持することにつながるといえます。
老後まで多くの健康な歯を残すことができるようになれば、食事などの日常生活で困ることも少なくなり、身体全体の健康も維持しやすくなるでしょう。
目次
老後の健康維持のためには歯科矯正で歯並びを改善することが適しているといえます
大人の永久歯は全部で28本あるといわれていますが、高齢になると徐々に歯が抜けてしまい、本数が減っていきます。
歯並びが悪いと歯への負担が大きくなり、将来的に歯が抜けやすくなるといわれています。
また、歯が抜けると会話のときには滑舌が悪くなるため、周りとのコミュニケーションがとりづらくなるという問題が生じるのです。
さらに、食事のときに食べものをよく噛むことができなくなり、その結果食べものをバランスよく食べられなくなるため、栄養不足で体調を崩しやすくなったり、体力が落ちてしまったりする可能性もあるのです。
また、歯が抜けていたり、合わない入れ歯を入れていたりするような状態になると、人と会うのが億劫になって周りの人との交流が少なくなりがちになってしまうでしょう。
高齢になると脳の衰えも生じるため、周囲との交流が減ることは、認知症の発症にも影響するといわれているのです。
老後まで健康な歯を維持し続けることができると、日常生活もより健康的で活発に過ごせるといわれているため、歯科矯正で歯並びの改善を行って将来的に歯が抜ける心配を減らすようにするといいでしょう。
歯並びが悪いと歯が抜ける原因となる虫歯や歯周病になりやすいといえます
歯並びが悪く歯がデコボコに並んでいる場合などには、歯と歯の重なった場所や隙間に食べかすが挟まりやすくブラッシングしにくいため歯垢や歯石が溜まりやすいといえます。
歯垢や歯石が溜まると細菌が増殖して虫歯や歯周病の原因になることもあります。
歯周病は歯が無くなる主な原因のひとつです。
歯周病になると歯と歯の隙間や歯と歯茎の間の歯周ポケットに溜まった細菌が歯茎の出血や炎症を引き起こしたり、口臭を発生させたりしてしまいます。
痛みがないため気づきにくいといわれる歯周病ですが進行すると歯周ポケットが深くなって歯茎が下がったり、細菌が歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)まで溶かしたりしてしまいます。すると、歯がぐらぐらと揺れるようになり最終的には歯が抜けてしまうので注意が必要でしょう。
歯に溜まった細菌が歯を溶かして虫歯になることもあります。
虫歯の進行が進むとどんどん歯が溶かされていき、歯の根や内部まで細菌が入り込むと抜歯が必要になる場合もあります。
歯周病や虫歯などで歯を失うとその空いた隙間に周りの歯が倒れるように動いてきてさらに歯並びが悪くなる可能性もあり、口腔内の状態が悪化してしまうのです。
歯科矯正で手入れのしやすい歯並びに改善することで歯周病や虫歯にかかる可能性が低くなるといえます。
歯並びを改善することで機能面や審美面でさまざまなメリットがあります
歯と歯の間に隙間が空いていたり歯がデコボコになっていたりする歯並びが悪い状態は、歯科矯正できれいな歯並びに改善することが期待できます。
歯並びが悪いために歯に隙間がある、歯が前に出ている、上下の歯の噛み合わせが合っていないなどの場合には、周りに不自然な印象を与えるような審美的な問題が生じることがあるでしょう。
また、歯の噛み合わせのために顎や首、肩などの筋肉に負担がかかり、通常の日常生活を送っていても頭痛やめまい、肩こりなどが生じる場合もあります。
このような悩みについては、専門のクリニックで歯並びを改善させることによって改善が期待できるといえるでしょう。
歯並びを改善するためには、歯に矯正装置をつけて歯の位置を少しずつ動かすブラケット矯正や、マウスピース矯正のほか、歯を削って被せものをするセラミック矯正などといった施術が適しているといえます。
もし、仕事などで歯に矯正装置をつけたくないという場合でも、セラミック矯正であれば、審美性を損なわずに矯正を行う事ができます。
さらに、セラミック矯正は短期間でできる矯正方法のため、周りの目を気にすることなく歯並びの改善を行う事が出来るでしょう。
(まとめ)歯科矯正をすると老後の健康も維持できる?
歯科矯正でよい歯並びや噛み合わせへの改善が期待できます。
噛み合わせのよい歯並びは歯にかかる負担が少ないため、老後まで歯の抜ける数を少なく抑えて健康な歯を長く維持することができるでしょう。
高齢になると徐々に歯が抜けて歯の数が減っていきます。
歯並びが悪いと将来的に歯が抜けやすくなり、歯が少なくなると栄養が偏るようになったり人と話すことに抵抗が生じたりすることから認知症になりやすいといわれています。
歯並びが悪いと歯と歯の重なりなどに食べかすが挟まりやすく歯垢や歯石が溜まりやすいのです。
歯垢や歯石ができると増殖した細菌が歯茎や歯に影響して虫歯や歯周病になりやすくなり、進行して歯が抜ける場合もあるでしょう。
歯が前に出ている、隙間が空いているなど歯並びが悪い場合には審美面が気になるといえます。
また噛み合わせが合わず頭痛や肩こりなどの原因になることもあります。
周りにバレづらいセラミック矯正などでこれらの改善が期待できるでしょう。