仮歯がぬるぬるする原因は何?

仮歯がぬるぬるするのはバイオフィルムが原因です


仮歯のぬるぬるはキッチンなどの水周りでみられるぬるぬると同様、「バイオフィルム」と呼ばれているものです。

バイオフィルムは「プラーク」と呼ばれることもあり、口内に存在する無数の菌が形成した薄い膜のようなもののことを指し、これがぬるぬるの原因になると考えられています。

仮歯には汚れや菌、バイオフィルムが付着しやすいため、ぬるぬるしやすいといえます。

バイオフィルムは細菌で形成された膜のような物質です

仮歯がぬるぬるする原因は「バイオフィルム」という物質にあると考えられています。

バイオフィルムは別の呼び方で「プラーク」、つまり歯垢のことを指すこともあります。

キッチンや浴室、洗面所などの水周りの設備でみられるぬるぬると口内のぬるぬるが同じ構造であることから、バイオフィルムという総称で表すようになったとされています。

人の口内にはおよそ500種類以上の細菌が存在しているといいます。

その中には、虫歯菌や歯周病菌も含まれています。

バイオフィルムはそれらの細菌が集まってできており、薄い膜のような物質と考えられています。

バイオフィルムは細菌が発生させる「グリコカリックス」と呼ばれる粘性のある液体で保護されているといいます。

ぬるぬるした感触はこのグリコカリックスによるものと考えて良いでしょう。

仮歯は多くがプラスチックでできており、表面にバイオフィルムが付着しやすい性質を持っているといいます。

そのため、仮歯の状態が長期間続くと、ぬるぬるとした感触が気になるようになるといえます。

しかも、バイオフィルムは歯にこびりつくと通常のブラッシングでは除去することが難しいとされています。

バイオフィルムは虫歯や歯周病の原因になります


バイオフィルムには抗菌物質や免疫細胞などへの抵抗力があると考えられています。

そのため、バイオフィルムが歯の表面にこびりつくと、虫歯や歯周病を進行させてしまう原因になります。

バイオフィルムは80%程度が水分でできており、残りの20%程度が細菌とその代謝物で構成されていると考えられています。

バイオフィルム中の細菌は食べカスを養分に繁殖し、活性化するといいます。

ですから、毎日、丁寧なブラッシングを行うことでバイオフィルムを除去することが虫歯や歯周病の予防になるといえます。

バイオフィルムは食後8時間前後で作られるため、その間にブラッシングを行うのが理想的でしょう。

ただし、バイオフィルムは水やうがいなどでは落とすことができないので、きちんと歯ブラシを使用することが大切です。

また、バイオフィルム内の細菌は糖分によって繁殖が進むといわれているため、ブラッシングの後に糖分を含んだ飲み物を飲むことは避けた方がよいです。

歯に付着したバイオフィルムは、食後24時間程度経過すると歯にこびりついてしまうと考えられています。

発生したバイオフィルムはその日のうちに落としましょう。

仮歯のぬるぬるを放置しておくと歯を失うこともあります

バイオフィルムは生成されてから48時間程度経過すると「歯石」に変化するといわれています。

歯石というのは、バイオフィルムが唾液に含まれるカルシウムやリンなどと結合し石灰化したもののことをいいます。

文字どおり石のような硬い性質を持っており、歯磨きだけで落とすことが不可能になってしまう恐れがあります。

歯石内の細菌は死滅状態にあるため、歯石自体が虫歯や歯周病の原因なることはほとんどありませんが、バイオフィルムがより付着しやすいと考えられています。

バイオフィルムが生成され、歯石となり、そこにバイオフィルムが付着するといった悪循環が生まれやすくなります。

そうして蓄積したバイオフィルムによって歯周病が発生すると、歯と歯茎の間に「歯周ポケット」と呼ばれる溝ができてしまいます。

歯周ポケットができると歯茎が炎症を起こして腫れてしまう場合や、歯を支えている骨が溶けてしまう可能性もあります。

つまり、バイオフィルムは歯を失う原因であるため、仮歯のぬるぬるを放置しておくことは大変危険といえるでしょう。

(まとめ)仮歯がぬるぬるする原因は何?

1.仮歯がぬるぬるするのはバイオフィルムが原因です

仮歯がぬるぬるするのは、口内に存在する無数の細菌によってできたバイオフィルムが原因と考えられています。

水周りのぬるぬると同じ構造のものです。

仮歯にはバイオフィルムが付着しやすい性質があるため、ぬるぬるしやすいといえるのです。

2.バイオフィルムは細菌で形成された膜のような物質です

仮歯をぬるぬるさせる原因であるバイオフィルムは、虫歯菌や歯周病菌などの細菌が集まってできたものと考えられています。

仮歯にはバイオフィルムが付着しやすい性質があるため、長期間の使用でぬるぬるしやすくなるといえるのです。

3.バイオフィルムは虫歯や歯周病の原因になります

バイオフィルムは水分と細菌、細菌の代謝物で構成されているといいます。

細菌は食べカスを養分に繁殖するため、毎日丁寧なブラッシングを行うことが大切です。

こびりついたバイオフィルムは虫歯や歯周病の原因になります。

4.仮歯のぬるぬるを放置しておくと歯を失うこともあります

バイオフィルムが石灰化し歯石に変わると、さらにバイオフィルムが付着しやすくなると考えられています。

バイオフィルム内の菌により歯周病が悪化すると、最悪歯を失うことさえあります。

つまり、仮歯のぬるぬるを放置しておくことは大変危険といえるのです。

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