仮歯とはどんな歯のことを指すの?

仮歯とは最終的な被せ物や差し歯が入る前の歯です


仮歯はセラミック矯正やインプラント治療などの歯科治療の際、最終的な被せ物や差し歯が入る前に装着する歯のことを指します。

食事の際の咀嚼機能を回復する目的の他に、審美性を損なわないため、細菌からを保護する目的があると考えられています。

咀嚼機能が働かないことで体重増加やホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性もあります。

仮歯は本来の歯の機能を回復する目的で装着します

仮歯はプラスチックやセラミックで作られており、セラミック矯正やインプラント治療などの歯科治療の中で使用されるものです。

セラミッククラウンや人工歯(アバットメント)などの最終的な差し歯が完成するまでの期間、本来の歯の機能を回復するために仮歯が用いられます。

歯の機能の一つは、食事の際に食べ物を噛み砕く咀嚼機能です。

咀嚼には唾液や胃液などの消化液を分泌する作用があるため、ヒトは食べ物を噛むことで消化しやすくしていると考えられています。

咀嚼機能が十分でなければ、口に入れた食べ物をそのまま丸のみしてしまうことになり、消化管の詰まりや消化不良を起こしてしまうでしょう。

また、審美性を維持する役割もあります。

歯が抜けていることによって起こる審美的なデメリットは、一時的に見た目が悪くなるだけではないといいます。

歯のない状態が長期間に及ぶと、周辺の歯が移動したり変形したりするなど歯並びが乱れるリスクもあるといいます。

さらに、仮歯には細菌への感染を抑える機能があると考えられます。

歯根が露出している状態だと、口内の細菌や熱、外部の刺激などから護ることが難しくなります。

しかし、仮歯があることで防御することが可能になるのです。

咀嚼には肥満やメタボリックシンドローム予防の効果が期待できます


歯がもつ咀嚼機能が万が一阻害されてしまった場合、体のさまざまな不具合を生じさせると考えられています。

咀嚼には満腹中枢を刺激する作用があるため、一度の食事で回数が多ければ多いほど満腹感を得やすく、少なければ少ないほど満腹感を覚えにくいと考えられています。

例えば、米国では咀嚼回数とピザの摂取量との関係性の研究が発表されており、咀嚼回数とピザの摂取量は反比例することが明らかになっています。

この研究では、咀嚼回数を通常の2倍に増やすことで、ピザの摂取量が15%程度減少したという結果が出ています。

そのため、咀嚼を行うことで肥満やメタボリックシンドロームなどの予防が期待できます。

また、咀嚼によって表皮成長因子(EGF)と呼ばれるホルモンが分泌されるといわれています。

表皮成長因子は新陳代謝を促す上で不可欠であり、肌の若さを保つのに効果的とされています。

これらのことからも、仮歯がいかに重要であるかが分かります。

もしも歯科治療中に仮歯が取れてしまった、欠けてしまったなどのトラブルが起きた場合は、速やかに歯科で装着し直してもらいましょう。

仮歯は最終的な被せ物が完成するまで装着します

セラミック矯正やインプラント治療などではどのタイミングで仮歯の装着を行うのでしょうか。

ここでは、それぞれの施術の流れを見ていきましょう。

セラミック矯正では、まずカウンセリングを行い、お客様の希望を医師がヒアリングします。

その後、検査を行い、セラミック矯正の計画を立てます。

セラミッククラウンを装着するためには歯を削る必要がありますので、歯の根元だけを残して歯の周辺を削ります。

虫歯がある場合は虫歯の治療を行い、セラミッククラウンの型どりを行います。

その後、セラミッククラウンが完成するまでの期間中に仮歯を装着することになるでしょう。

インプラント治療では、検査を行い治療の計画を立てた後、1次手術が行われます。

インプラント体を入れる部分の顎の骨に穴を開け、歯茎を縫いあわせる施術がこれに当たります。

その後、インプラント体と顎の骨が結合してから2次手術が行われ、ようやく人工歯が装着されます。

インプラント治療では人工歯が完成するまでの間、仮歯を装着するのが一般的です。

(まとめ)仮歯とはどんな歯のことを指すの?

1.仮歯とは最終的な被せ物や差し歯が入る前の歯です

仮歯とは、セラミック矯正やインプラント治療などの歯科治療において、最終的な被せ物や差し歯が入るまでの期間に装着する代わりの歯のことです
仮歯があることで、咀嚼機能や審美性の低下、細菌への感染などを防ぐ効果があるとされています。

2.仮歯は本来の歯の機能を回復する目的で装着します

仮歯は最終的な差し歯が出来上がるまでの間装着する歯のことで、セラミック矯正やインプラント治療などで用いられています。

仮歯は本来の歯の機能である、咀嚼機能の回復や審美性の維持、細菌への感染を抑える目的などで装着します。

3.咀嚼には肥満やメタボリックシンドローム予防の効果が期待できます

咀嚼には満腹中枢を刺激する働きがあるため、咀嚼回数と食べ物の摂取量は反比例する法則があると考えられています。

咀嚼を適度に行うことで肥満やメタボリックシンドロームなどの予防につながるでしょう。

4.仮歯は最終的な被せ物が完成するまで装着します

セラミック矯正では歯を削ってからセラミッククラウンが出来上がるまでの期間に仮歯を装着します。

一方、インプラント治療では顎の骨に穴を開けてから人工歯が完成するまで仮歯を装着するのが一般的とされています。

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