ラミネートベニアの施術期間中は仮歯を入れるのが一般的です
ラミネートべニアの施術では、最初に歯の表面を数ミリ削ることになります。
その後、歯を削ると同時に、歯の表面の型を取る流れとなります。
最終的にセラミックのプレートを貼り付ける形になりますが、それまでの期間、仮歯を装着するのが一般的です。
最短で二回の通院で施術が完了し、ラミネートべニアが完成するのは型どりの1~2週間後と考えられています。
目次
ラミネートべニアが完成するまでは仮歯で過ごします
ラミネートベニアは歯並びを改善するための施術の一つです。
最短で二回の通院で施術を終えることが可能です。
ラミネートべニアの施術の一般的な流れをみていきましょう。
- カウンセリング
カウンセリングを行い、お客様の希望と歯の状態を照らし合わせ、ラミネートべニアが適しているか判断します。その後、歯の表面にあるエナメル質の部分を05~0.7㎜程度薄く削ります。削った歯の型を取り、仮歯を装着します。
- ラミネートべニアの完成
1~2週間後にラミネートべニアが完成します。専用の接着剤を用い、歯の表面にラミネートべニアを貼り付けます。歯科用のライトを当て、歯と接着剤をしっかりと固定します。
- 最終的な調整
歯の表面を磨き、最終的な噛み合わせの調整を行います。この後、ラミネートべニアの状態をチェックするために数回程度通院が必要な場合があります。ラミネートべニアはこのような流れで施術が行われるため、施術中は仮歯を入れることになります。
削った歯が露出した状態で次の通院を待たなければならないわけではないため、見た目を気にされる方でも施術を受けることが可能です。
ラミネートべニアに比べ仮歯は割れやすい性質があります
ラミネートべニアの施術中、仮歯を装着していて見た目の不自然さや食事の際に違和感を覚えるという方も少なくありません。
仮歯で使用する素材はセラミックではなくプラスチックであることが大半のため、耐久性や強度にやや劣るといわれています。
仮歯はラミネートべニアに比べて割れやすい性質を持っていることから、本物の歯よりも少し厚めに作られていることがあります。
そのため、仮歯の装着時に出っ歯に見えてしまう、噛み合わせが普段と異なるというような症状がみられる場合があるのです。
仮歯と出来上がってくるラミネートべニアの厚みは必ずしも同じとは限りません。
完成したラミネートべニアを装着すれば、仮歯で生じた問題点を解消できることと考えられますが、どうしても日常生活に支障がある場合は担当の歯科医に相談してみた方が良いでしょう。
また、接着方法に問題がある場合、ラミネートべニアを貼り付けたあとに剥がれ落ちてしまうというケースもあります。
ラミネートべニアの施術は医師の技術力によっても仕上がりに差が出ますし、噛み合わせによって剥がれやすい可能性もあります。
完成したラミネートべニアが剥がれてしまう場合、セラミック矯正で噛み合わせ自体を改善することが推奨されています。
ラミネートべニアの施術中に歯が痛む原因は二つ考えられます
ラミネートべニアが完成するまでに、仮歯が取れたり剥がれたりすることもあります。
仮歯は施術中の歯を保護するために必要なものですから、すぐに取れた仮歯を装着し直してもらった方が良いでしょう。
歯は非常にデリケートです。
仮歯の状態で、またラミネートべニアを装着したあとに施術した歯が痛むというケースもあります。
ここでは、その原因を二つ挙げていきましょう。
仮歯を装着している段階から痛みを生じている場合は、歯を削りすぎている可能性があります。
エナメル質の奥の象牙質まで削られてしまうと、痛みを感じる原因になります。
また、ラミネートべニアを装着してから痛みを生じた場合は、接着剤の刺激が強すぎることや接着不良などの可能性があります。
最初の通院から期間が経ってから痛みを生じた場合、施術中の歯に虫歯ができている可能性があります。
仮歯と接着剤の間に隙間が生じることで細菌が侵入し虫歯を進行させた、もしくは虫歯の削り残しが原因と考えられます。
(まとめ)ラミネートベニアの施術期間は仮歯を入れてもらえる?
ラミネートべニアの施術では、最終的にセラミックのプレートを歯の表面に貼り付ける形となります。
はじめに歯の表面を削り型を取りますが、その後ラミネートべニアが完成するまでの1~2週間の期間は仮歯を装着するのが一般的です。
ラミネートべニアの施術は、カウンセリング後歯の表面を削り、歯の型を取り、完成したラミネートべニアを貼り付けるというのが一般的な流れとなります。
ラミネートべニアが完成するまでの1~2週間の期間は仮歯を装着して生活します。
仮歯とラミネートべニアはそれぞれプラスチック、セラミックと素材が異なります。
仮歯の方が割れやすく、耐久性や強度が弱いと考えられています。
そのため、完成するラミネートべニアが仮歯と厚みが違う可能性があります。
仮歯の装着中、もしくはラミネートべニアを装着したあとに歯が痛むというケースがみられます。
その原因には歯の削りすぎや接着不良、虫歯などが考えられます。
細菌の侵入を防ぐためにも、仮歯が取れたらすぐに装着し直してもらいましょう。