受け口の矯正は30代でも行えます
受け口の矯正を行なうなら早い方が良く、できれば子供の間に行なうのが理想的といわれています。
しかし、大人になってからでも受け口の矯正を行なうことはでき、30代でも可能です。
費用としてはどのような方法で行なうかで違い、数十万円程度は最低でもかかります。
また矯正期間は2年程度はかかり、施術後も矯正は行なわないとなりません。
目次
30代で受け口の矯正を行うのは珍しいことではありません
最近は、30代でも受け口の矯正が出来ますかと問い合わせする人は減ってきており、次第に30代の受け口の矯正も珍しいものでなくなってきました。
ただ矯正方法としては、ブラケット矯正や舌側矯正、マウスピース矯正などいくつかあります。
受け口の状態がどのようになっており、歯がどれぐらい噛み合っておらずずれているのかによっても、使用できる矯正方法は違ってきます。
まずは矯正を行なう前には、レントゲン撮影などの検査や分析が必要となります。
それによって、受け口の状態を判断し、使用する矯正方法を決めていきます。
最近は舌側にブラケットを付けて見た目で矯正していると、他人に知られずに行えるような方法もあります。
また一般的なブラケット矯正でも、白や透明のブラケットやワイヤーを使用することで、目立たなくして矯正が行えます。
上下の歯を矯正するか、上下どちらかのみ矯正するかでも値段は変わり、一般的には上下の歯の場合は50万円から80万円程度、片方の歯だけならば30万円程度でできます。
受け口の状態が軽度であればマウスピース矯正を行なうことができ、これは食事や歯磨きの時外せるので、食事しやすく歯磨きしやすい方法です。
受け口を改善すると多くのメリットが生まれます
受け口は歯並びが悪くなっている状態であり、日常生活に支障があります。
これを矯正によって改善すると、いくつものメリットが生まれます。
歯並びを改善すると口元の見た目が良くなり、それによって顔全体の印象も変わります。
特に口元は顔の印象を作るのに重要なパーツです。
また歯並びが改善すると、自分に自信が持て、これも顔の表情を良くします。
受け口を矯正すると噛み合わせが良くなります。
これはまず発音が良くなるということがあり、話しやすくなります。
また噛み合わせが良いので、食事をするにしても食べ物をしっかり噛むことができ、食事もしやすくなります。
歯並びが悪いと、歯ブラシが届かない部分が多くなり、虫歯や歯周病になりやすいです。
矯正で歯並びを改善すると、歯磨きもしやすくなり、虫歯や歯周病を予防しやすいです。
さらには、虫歯や歯周病の施術を行なうにしても、被せ物などを取り付けやすく、施術もしやすくなるのです。
噛み合わせが良くなるので、噛むときも自然な力で噛むことができ、顎に余計な負担を掛けずに済み、顎が痛くなるようなこともなくなります。
矯正に期間をかけたくない場合はセラミック矯正が適しています
一般的なブラケット矯正は、ブラケットを歯に装着し、ワイヤーで固定して、数年掛けてゆっくりと歯を動かしていきます。
そして歯を正常な位置に動かしていき、受け口で下の歯が出ている状態を改善し、正常な歯の位置にするのです。
しかし、どうしてもブラケット矯正だと、食事がしにくい、歯磨きがしにくいなどのデメリットは生まれます。
そして受け口の矯正をするには、数年という期間をみないとなりません。
これはたとえばブラケット矯正で、ブラケットを歯に装着する期間が1年や2年ぐらいになります。
ただ矯正で歯を正しい位置に戻しても、それで施術は終わりではありません。
歯を正しい位置に動かした後は、リテーナーというマウスピースのような装置を装着します。
リテーナーの装着期間は1年から3年と、個人差があり、その人の歯の状態によって変わってきます。
一方で、セラミック矯正であれば、短期間で矯正することができます。
歯を削って、セラミックなどでできた人工の歯を被せ歯並びを整える方法ですが、歯を動かす必要がないため、短期間で済みます。
自分の歯を削ることにはなりますが、矯正に長い期間をかけたくない場合におすすめです。
(まとめ)受け口の矯正は30代でもできる?
受け口の矯正は、30代になってからでも行なうことは出来ます。
その場合の費用は矯正方法によって違いがあり、矯正期間は2年程度はかかると見ておいた方が良いでしょう。
受け口の矯正は30代の方でも十分に行なうことができます。
受け口の状態によっても行える矯正方法は異なっており、その矯正方法やどの歯を矯正するかでも値段は違ってきます。
受け口を矯正して歯並びを改善すると、いくつものメリットが生まれます。
顔つきが良くなる、噛み合わせが良くなる、虫歯や歯周病になりにくいなどと、多くのメリットを生むのです。
受け口の矯正を行ない、歯を正しい位置に動かした後は、リテーナーを装着します。
このリテーナーの役割は、正しい位置に動いた歯をその位置に固定し、元の悪い位置に戻らないようにするのです。