自分の受け口のレベルを知るためには専門医に診てもらうことが確実です
受け口で悩む人のなかには歯科に相談するのをためらってしまう人もいるといわれています。
自分の受け口がどのレベルのものかわからず、大げさなことになるのを嫌がるのかもしれません。
しかし、歯のレベルで生じている受け口なのか、顎の骨格レベルで生じている受け口なのか判断するためにも、きちんと専門医に診てもらうのが良いでしょう。
まずは自分の受け口の状態を正確に知るようにしましょう。
受け口のレベルを知るのに素人判断は難しいといえます
受け口で悩んでいる人のなかには自分の受け口のレベルがどの程度のものなのか、つまり外科的なアプローチが必要なのかそれとも矯正だけでどうにかなるのかを一人で悩んでいる人も多いでしょう。
なかにはインターネット上で自分の口元の写真を載せて不特定多数の人に判断を求めるという方法を取る人もいます。
そのなかには専門医が相談に乗ってくれるようなサイトもありますが、受け口の状態はしっかりと診断しなければ正確なことまではわからないため、写真を送っただけではきちんとした情報を得ることは難しいでしょう。
やはり外科的な施術が必要になった場合、入院などを考えるとスケジュール的に難しいと感じる人もいますし、あまり大げさな施術は行いたくないと考えている人もいるかもしれません。
そのため、きちんと病院に行って診断を受ける前に、大雑把でもいいから自分の受け口の状態を知りたいと思うのではないでしょうか。
他の人の受け口の症例と見比べて同じように見えたとしても、プロの目から見ると関係する要素がまったく違うという可能性もありますので、やはりどの程度の施術が必要になるかは素人判断は難しいといえるでしょう。
受け口で困ることは実生活でも多いといえます
受け口の人にとって一番問題としてあげられやすいのは、やはり見た目のコンプレックスかもしれません。
そのため、受け口を治すことによって顔の雰囲気が変化し、自分に自信が出てきて、性格も外交的になるなどの良い影響があることも少なくないといわれています。
目鼻立ちは非常に整っているものの、受け口が重症で悩んでいたという人も少なくないようで、そうした人たちは受け口を矯正することで見た目も向上することが見込まれます。
しかし、受け口による弊害は見た目のコンプレックスだけにとどまるわけではないのです。
受け口によって生じる弊害は、ほかにも滑舌の悪さなどがあげられます。
学生のときに受け口が原因で滑舌が悪く、気まずい思いをしたという方もいるといいます。
さらに、食べ物を十分に咀嚼できないという問題も起こる可能性があります。
これは受け口であることで上下の歯の噛み合わせが悪くなっていることが原因といえます。
受け口をそのまま放置することで心配される弊害としては、顎関節症や胃腸などに負担がかかることなどです。
人生全体を通して影響があるものなので、やはり受け口はできるだけ早く矯正を始めたほうが良いということがわかるでしょう。
永久歯になってからの受け口の矯正も可能です
受け口の矯正は、すべて永久歯になってしまったあとでも施術は可能です。
この場合では多くの場合ブラケット矯正やワイヤー矯正と呼ばれる方法が用いられます。
必要な場合には抜歯などもしながら歯1本1本にブラケットという矯正器具を使って施術を進めていきます。
矯正にかかる期間は個人差がありますが、2~3年ほどかかるといわれています。
費用は80万円前後はかかることが多いといいますが、価格に関しては医院によっても差があるので、しっかりと調べてから通院しましょう。
永久歯になって成長期も終わっていて、受け口がかなり重症の場合は、外科矯正にて顎自体を移動させるという方法で矯正することがあります。
これは、噛み合わせはもちろん顎周辺を中心に顔の形までを治していくことになります。
トータルで考えると矯正にかかる時間は3~4年ほどといわれています。
ただ日本ではこうした外科的施術になると保険の適用が認められるケースがあるので、大掛かりな外科矯正になるからといって必ずしもかかる費用が圧倒的に大きくなるとは限らないといえます。
担当医とよく相談しながら施術の方向性を決めていきましょう。
(まとめ)自分の受け口がどのレベルなのか知るためには?
受け口と一口に言っても歯のレベルで生じている受け口か、顎の骨格からの問題なのかは人それぞれです。
自分一人で悩んだり、限られた情報の中で考えたりせずに、専門医に相談して自分の受け口の状態を正しく理解するのは賢明なことです。
きちんとした診断を受ける前に、大雑把でも自分の受け口のレベルを知りたいと考えてインターネットで情報を得ようとする人もいます。
しかし、必要な施術は人によって変わってきますので素人判断では正確な状態を知ることは難しいといえます。
受け口の問題に関しては、見た目のコンプレックスのことが取り上げられやすいと思いますが、それ以外にも日常生活の中で、滑舌の問題や、食べ物の咀嚼がしっかりできるかなど、様々な弊害があるようです。
早めに矯正に取り掛かることがすすめられています。
永久歯が生え揃って成長期が終わったあとでも受け口の矯正は可能です。
ブラケット矯正などで矯正をおこなっていきますが、受け口が重度の場合は外科的矯正が必要になるケースもあります。
外科的矯正では保険が適用されるケースもあります。