受け口の矯正に用いるリンガルアーチとは?

リンガルアーチとは受け口などの歯科矯正に用いる歯の裏に付ける装置です


リンガルアーチという矯正装置は歯の裏側に装着する装置です。

両サイドの奥歯にセメントで接着することによって外れないようにしてあるので、自分で取り外すことはできないタイプのものです。

リンガルアーチを用いた矯正の例は、インターネットなどでもたくさん紹介されていますので、興味のある方はすぐに調べることができます。

リンガルアーチは骨格に異常がない受け口の施術に有効です

リンガルアーチはどのようなタイプの受け口にも使用するのではなく、骨格に異常がないタイプの受け口の施術に用いられるのが一般的です。

この場合は単純に前歯の角度を調整することが目的となるため、リンガルアーチを使って修正して、噛み合わせを良くする方向で矯正を進めていくわけです。

受け口の噛み合わせが1本か2本の前歯にだけ問題が生じているケースなどはリンガルアーチによる矯正が効果的といえます。

リンガルアーチはその特性上、特定の歯にだけ力が加わるようにすることができるものだからです。

歯の裏側に付けるため目立たなたいというのがリンガルアーチ最大のメリットかもしれません。

なかには矯正器具を歯につけていること自体を気にしてコンプレックスになってしまう場合もありますので、リンガルアーチであれば比較的受け入れやすいものと言えるかもしれません。

一方で歯の裏に針金状のものを入れるわけですから、食べ物がからみやすいというのは想像に難くありません。

一度引っかかると自分の舌で取り除くのは難しい場合があります。

メリット、デメリットをよく考えて、専門医と相談しながら矯正器具の選択をしていく必要があります。

リンガルアーチを装着した場合は歯磨きを丁寧におこなうことが大切です


リンガルアーチは外からは目立たないものの、やはり口内に装置を装着しているわけなので、食べ物が引っかかったり微妙につまったりというケースは少なくありません。

歯列矯正をしているときはリンガルアーチの場合でも他の装置の場合でもしっかりと歯磨きをすることが大切です。

リンガルアーチを装着して矯正中の人のなかには歯磨きの回数を増やしている人や、1回の歯磨きの時間を矯正前よりもかなり長くとっている人もいるので、矯正器具を装着しているときの歯磨きに関しては医師のアドバイスのもとしっかりとおこなう必要があります。

リンガルアーチを装着したばかりのときは慣れなくて違和感やちょっとした痛みなどが生じる場合もあるようですが、1週間ほどで慣れてくることが期待できます。

最初の時期は歯が少し浮いているような感覚になってしまい、食べ物を食べるときなども噛み合わせに違和感が多く、苦労するかもしれませんが、個人差はあるもののすぐに慣れてくるのが普通です。

リンガルアーチに限ったことではありませんが、歯列矯正は色々な苦労をするものの、大人になってからでもしっかりと矯正することは可能なのです。

受け口を放置すると様々な悩みの元となります

受け口だとしても、見た目をそれほどコンプレックスに感じないのであれば別にそのままで構わないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

もちろんポジティブな物の考え方は大切ですが、実は見た目の問題以上に受け口というのは実生活や健康に影響があるものです。

受け口によって上下の歯の噛み合わせが悪くなっていると、食べ物の咀嚼がしっかりできないということにもなりかねません。

放置しておくと胃腸に負担がかかってしまうということも有り得ます。

さらに、受け口を放置することによって顎関節症になってしまう可能性もあるといわれています。

歯というものはよくできていて、噛み合わさるときに自浄作用が働くようになっています。

しかし、噛み合わせが悪いとその自浄作用がうまく働かず、虫歯や歯周病になりやすくなるのです。

受け口は単に横顔の見た目などが悪くなるといったルックス面での悩みだけでなく、生活や体調への影響もあります。

仮に見た目のコンプレックスがない、気にならないという方の場合でも、なるべく矯正することが勧められます。

(まとめ)受け口の矯正に用いるリンガルアーチとは?

1.リンガルアーチとは受け口などの歯科矯正に用いる歯の裏に付ける装置です

リンガルアーチとは受け口の矯正などに用いる装置ですが、歯の裏に付けるタイプのワイヤー式の矯正装置です。

両サイドの奥歯にセメントで接着する装置であるため、自分での取り外しなどはできないタイプとなっています。

2.リンガルアーチは骨格に異常がない受け口の施術に有効です

リンガルアーチは特定の歯に力を加えて調整しようとするタイプの矯正に向いています。

また、歯の裏側に装着するため目立ちにくいというのも子供さんにとってはメリットと言えるのではないでしょうか。

3.リンガルアーチを装着した場合は歯磨きを丁寧におこなうことが大切です

リンガルアーチなどの矯正器具をつけているときはどうしても歯磨きに時間がかかるものです。

噛み合わせなどの違和感も感じるかもしれませんが、1週間ほどで慣れてくる人がほとんどなので、時間が解決してくれる部分が多いように感じます。

4.受け口を放置すると様々な悩みの元となります

受け口の場合、特に横顔の見え方などにコンプレックスを抱える人が多いといわれています。

しかし、それ以外にも食べ物の咀嚼や虫歯や歯周病など様々な問題を抱えやすいといわれているため、見た目のコンプレックスがなくても矯正をしたほうが良いといえます。

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