受け口の主な特徴とは?

受け口は、下顎が上顎より前に出て噛み合わせが上下逆なのが主な特徴です


上下の歯の噛み合わせは、上の歯が下の歯より前に2㎜程度出ているのが理想的だとされています。

一方、上の歯が下の歯の内側に入りこんでしまっている、通常と逆の噛み合わせの状態を受け口と言います。

受け口は、下顎が外側に突き出ている形になるので、反対咬合(はんたいこうごう)もしくは下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼ばれています。

物が噛みづらい、頭痛や肩こりなどが症状の特徴と言われています

受け口になると、下顎が前に突き出てしまうので特に横から見ると顎がしゃくれているよう見えて、美しいとは見た目とは言えないでしょう。

さらに、通常とは上下の歯の噛み合わせが逆になるので、うまく噛むことが難しくなります。

すると、顎の骨や筋肉に過度の圧力がかかってしまい、関節が炎症を起こしてしまうという可能性もあるのです。

また、食事の際にはしっかり噛めずに食べたものを飲み込んでしまうため、消化機能が低下して胃腸障害が引き起こされるリスクも高まります。

そして、しっかり噛むことで唾液の分泌が促されますが、受け口の場合は唾液の分泌量も少なくなってしまいます。

結果、満腹感を覚えずに食べ過ぎ、肥満を招く場合もあるのです。

さらに、通常は歯と歯が噛み合わさることで、歯に付着した汚れを削りとり唾液で流されるので、口腔内が清潔に保てます。

しかし、受け口になるとこの自浄機能が働かなくなって口の中に雑菌が繁殖し、歯周病や虫歯の原因ともなるのです。

他にも顎や首周りの筋肉に負荷がかかって緊張状態になり、血流が悪くなって頭痛や肩こり、背中の痛みなどを招く恐れがあります。

受け口は遺伝や歯の生え方、癖などが原因で起こります


そもそも受け口は、遺伝が原因となるケースが多いとされています。

もともと上顎の骨が小さいもしくは下顎の骨が大きいなど、生まれつきの骨の大きさや形などが影響しています。

さらに、顎の骨は正常でも子供の頃の乳歯から永久歯への生えかわりの際に、上の前歯が内側に、下の前歯が外側に傾いて生えてしまった場合など、歯の生え方が受け口を引き起こすケースもあります。

また、生まれた時は顎の骨格に問題がなくても、成長するに従って、上下の顎の骨の成長が上手くいかなくなり、結果的に下顎の骨が大きく成長し、逆に上顎の骨は成長不良となることで受け口になる場合もあるとされています。

他にも、顎の骨格や上下の前歯の生え方に異常がなくても、生活の中で幼少期に指しゃぶりや下顎を前に突き出したり、舌で下の前歯を外に押したりなどの癖を長期間習慣として続けてきた場合も大人になって受け口になる可能性が高まります。

このように受け口には、遺伝的要因と機能的要因、そして習慣による要因があるとされているのです。

軽度な受け口なら歯列矯正で治せる可能性があります

見た目の印象も良いと言えず、体や口内の健康にも影響を及ぼす受け口は、大人でも歯科矯正が改善できる余地があります。

受け口と言っても下顎の突出が浅い軽度から中程度なら、歯科矯正で歯並びを整えることで、治せる場合があります。

歯科矯正の中でも、セラミックでできた人工歯を削った自分の歯に被せて歯列を整えるセラミック矯正なら、短期間で施術が終わります。

さらに、型取りをして作る人工歯は、色や形状などをカスタマイズできるのでより審美性の高く、自然な見た目の歯並びを実現できると言われています。

また矯正器具を装着しなくても済むので、矯正期間中も見た目を気にする必要がありません。

一方、下顎がかなり前に突出してしまっている重度の受け口の場合は、歯列矯正だけでは下顎の骨まで移動させるのは難しいとされています。

しかし、矯正歯科では下顎の骨の一部を、歯と共に切りとって周囲の歯と骨を内側に移動させるという下顎分節骨切法(セットバック法)という施術が行われています。

セットバック法なら、下顎の骨自体を引っ込めることも可能なので、重度な受け口も改善できる可能性が高まります。

(まとめ)受け口の主な特徴とは?

1.受け口は、下顎が上顎より前に出て噛み合わせが上下逆なのが主な特徴です

下顎が上顎よりも前にせり出しており、前歯の噛み合わせが上の歯が下の歯の内側にあり、通常と逆の状態になっているものを受け口と言います。

受け口は、横からみると顎がしゃくれた状態に見え、見た目の印象も悪いと思われがちです。

2.物が噛みづらい、頭痛や肩こりなどが症状の特徴と言われています

受け口は、横からの見た目があまり良くない、物が噛みにくいので消化に悪い、顎の強い力がかかって顎関節症になりやすいなどの特徴があります。

さらに、唾液の分泌が減り満腹感が得にくかったり、顎や首の筋肉が疲労して頭痛や肩こりになったりします。

3.受け口は遺伝や歯の生え方、癖などが原因で起こります

受け口は、親からの遺伝による顎の骨格の形状や大きさによるもの、歯の生え変わり時期における永久歯の生える向きなどが原因として挙げられます。

さらに、指しゃぶりや下の前歯を舌で外に押すなどの癖や習慣も受け口の要因と考えられています。

4.軽度な受け口なら歯列矯正で治せる可能性があります

受け口は大人でも十分改善の可能性はあり、軽度なら歯並びを整える歯科矯正が適しています。

セラミック矯正は、短期間で施術ができて審美性も高く注目されている矯正施術です。

そして、重度な受け口も顎の骨を切るセットバック法で改善できる余地があります。

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