目次
受け口の原因が歯の場合、セラミック矯正で改善することができます
受け口と言っても顎の骨が原因の場合と、歯が原因の場合があります。
歯が原因で受け口になっている場合であれば、セラミック矯正を行えば受け口は治すことができるでしょう。
施術する本数は歯並びなどにもよりますが、上下の前歯6本ずつの合計12本を施術することが多いです。
歯科医院で検査をしないと原因や施術本数はわからないため、まずは歯科医院に相談してみましょう。
セラミック矯正は被せ物を使って、受け口を改善していきます
セラミック矯正とは、どのように歯並びを改善していくのでしょうか。
セラミック矯正の施術法についてご紹介していきます。
セラミック矯正とは
セラミック矯正とは、オールセラミックと呼ばれるセラミック製の差し歯を被せることで、受け口を改善していきます。
自分の歯を少し削って形を整えて、上から差し歯を被せます。
差し歯にするため歯の向きや形、色などを変えることができます。
差し歯と聞くと抵抗があるかもしれませんが、セラミックは審美性に優れている素材のため、近くで見ても本物の歯と区別がつかないほどです。
セラミック矯正が適応される場合
セラミック矯正は受け口や出っ歯などの歯並びを改善するのに有効な施術方法ですが、全ての人に適応できるわけではありません。
先ほど説明した通り、受け口には顎の骨が原因の場合と歯の原因の場合の2種類があるということがわかりました。
まず、顎の骨が原因の場合には、上顎が小さすぎる場合と下顎が大きすぎるという場合があります。
歯が原因の場合は上の歯が引っ込んでいる、もしくは下の歯が出ている場合などがあります。
顎が原因の場合は、外科的な施術が必要になることがあり、セラミック矯正とは異なった治療法が必要になってくるのです。
周囲に気付かれにくく、短期間で受け口を治すことができます
セラミック矯正のメリットについてご説明していきます。
セラミック矯正の大きなメリットとして、短期間の施術で受け口を改善できるということが挙げられます。
ブラケットやワイヤーなどの金属を使う一般的な矯正は、歯並びが改善されるまでに何年もかかり、その後も後戻りしないように保定装置を付ける必要があります。
セラミック矯正は後戻りもしないため、平均的には数ヶ月で施術が完了します。
ワイヤー矯正は金属などの器具が目立ってしまうため、矯正を敬遠する方も多いです。
セラミック矯正は器具などを使わず、施術期間中は仮歯を入れるため周囲にほとんど気付かれることはありません。
セラミック矯正であれば歯並びだけでなく、歯の形や色も自由に変えることができます。
セラミックは見た目も保険の差し歯とは違い、非常に綺麗で着色もしづらい特徴があります。
受け口の改善とともに「歯の色を白くしたい」という人にもおすすめの施術帆方法です。
一気に口元の印象を大きく変えることができます。
一般的なワイヤー矯正はワイヤーやブラケットなどの金属を使用するため、金属アレルギーのお客様には行うことはできません。
しかし、セラミック矯正で使うオールセラミックという差し歯は、金属を使わないため金属アレルギーのお客様にも施術することができます。
受け口を放っておくと歯や顎に負担がかかります
受け口はそのままでも大丈夫なのかと、疑問を抱く方もいるかもしれません。
結論を言うと、できるだけ早めに治したほうがいいでしょう。
受け口を放っておくリスクについて説明していきます。
受け口を放っておくと、噛み合わせが悪いため奥歯などの一部に大きく負担がかかります。
そのため、歯の寿命が短くなってしまうことが考えられます。
できるだけ早めに施術して、見た目だけでなく噛み合わせも整えてあげることが大切です。
顎関節症は噛み合わせに直接関係がないと言われることもありますが、受け口の方は顎や周辺の筋肉に負担もかかりやすく、顎関節症を発症しやすい傾向にあります。
顎関節症にまでならなくても、噛み合わせが悪いと慢性的な肩こりや頭痛、めまいなどを引き起こすリスクは高まります。
受け口はできるだけ早めに改善してあげることで、歯や顎、周辺の筋肉への負担を減らすことができます。
(まとめ)受け口はセラミック矯正で治せるの?
受け口の原因には顎の骨と歯の2つが考えられますが、歯が原因である場合はセラミック矯正は有効と言えます。
受け口を治すために施術が必要な歯の本数は、歯並びなどによって異なります。
セラミック矯正はセラミックでできた差し歯を被せることで、受け口や歯のデコボコ、出っ歯などの歯並びを改善する方法です。
セラミック矯正はワイヤー矯正よりも短期間で歯並びを改善することができ、歯の形や色も綺麗に整えることができます。
セラミック矯正は周囲にバレずに早く治したいと思っている方や金属アレルギーの方におすすめの施術方法です。
また、受け口を治すことで口元の印象を大きく変えることができ、コンプレックスが解消され自信を取り戻すことができるでしょう。
受け口は放っておくと歯や顎、周辺の筋肉などに負担がかかり、歯の寿命を縮めたり、顎関節症などのリスクを高めたりしてしまいます。
受け口を改善して歯の寿命を延ばし、お口の中から健康を維持していきましょう。