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笑ったときに歯茎が見える原因は骨格、歯、唇、歯茎のいずれかです
笑うと歯茎が見える状態は「ガミースマイル」と呼ばれています。
ガミースマイルの原因は骨格や歯によるものが多くを占めているといわれています。
ほかにも、上唇によるもの、歯茎によるものとさまざまなものが考えられています。
改善の方法は原因によって異なるため、適切な施術が受けられるクリニックを選択する必要があるでしょう。
ガミースマイルの原因にはさまざまなものがあります
歯や歯茎は笑った時に必ず見えるものです。
笑った時に歯茎が見える状態のことを「ガミースマイル」と呼びます。
ガミースマイルは見た目の印象を大きく左右することから、コンプレックスに思われる方も多いといいます。
ガミースマイルの原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
顎の骨格や歯に原因がある
上顎の骨は歯茎の骨とイコールで結ばれるとってよいでしょう。
そのため、上顎の骨が縦に長い、もしくは前方に出っ張っていることで歯茎が前に出てしまう可能性があります。
また、歯が低い位置から生えている・歯が歯茎に比べて小さいなど、歯の生え方が原因の場合もあります。
上唇や筋肉に原因がある
上唇が極端に薄い人は、歯茎が隠れずに露出してしまうことでガミースマイルになると考えられます。
さらに、上唇を持ち上げる筋肉が発達している人も、歯茎が見えやすい傾向にあります。
歯茎に原因がある
歯茎が過度に発達していると、歯茎が歯に覆いかぶさってしまう状態になり、それがガミースマイルの原因になることがあります。
また、老化により歯茎が下がってしまうことでも歯茎が見えやすくなってしまうことがあります。
笑った時に歯茎を見えなくすることは可能です
ガミースマイルはクリニックで専門的な施術を受けることで改善することが可能です。
日本人の場合、骨格や歯に原因があってガミースマイルになっている方が大半だといわれています。
では、骨格や歯に原因がある場合のガミースマイルの施術法とは、どのようなものなのでしょうか。
まず、歯の小ささや歯の形が不揃いなど歯に原因がある方の場合、歯肉整形を行うことでガミースマイルを改善することが可能です。
歯肉整形は歯肉を切除する施術方法になります。
ガミースマイルの症状の程度が軽い場合には、セラミック矯正などの歯列矯正によって改善することもできますが、歯肉整形と並行して行うことでより高い効果が得られるといえます。
歯肉整形は傷跡が目立ちにくく、痛みも少ないという特長を持っています。
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- 歯肉整形の特徴についてご紹介します。
一方、上顎の骨格が原因の場合、歯に原因がある場合と同様、症状が軽い場合には歯列矯正で改善できることがあります。
しかしながら、上顎の突出が著しい場合はセットバック法と呼ばれる施術で対応する必要があるケースも見られます。
セットバック法は顎の骨を切除する外科的な施術となり、出っ歯や受け口の改善に用いられています。
ガミースマイルにはいくつかのデメリットがあります
ガミースマイルには見た目の印象を大きく変えてしまうというデメリットがあるといえるでしょう。
しかし、それ以外に口内環境に関係したデメリットがいくつか考えられています。
ここでは、ガミースマイルによって起こり得るデメリットを挙げていきます。
ガミースマイルの人は、比較的歯や歯茎が大きく露出する傾向にあります。
歯や歯茎が露出する時間が多いと、乾燥しやすいといえるでしょう。
口内の乾燥が進むと、唾液による潤滑作用や抗菌作用が十分に働かなくなってしまいます。
すると、細菌が繁殖しやすくなり口臭が発生する可能性が高まります。
口内が乾燥すると、抗菌作用だけでなく自浄作用も失われてしまいます。
唾液には口内のPhを中和させる働きもあるため、食べ物に含まれる酸が残りやすくなり虫歯や歯周病に繋がると考えられています。
(まとめ)笑ったときに歯茎が見える原因とは?
笑ったときに歯茎が見える「ガミースマイル」にはさまざまな原因が考えられます。
骨格や歯によるものが多いといわれていますが、上唇や歯茎などが原因のこともあります。
改善の方法は原因によって異なります。
笑ったときに歯茎が見えるガミースマイルの原因にはいくつか考えられています。
まず、顎の骨格や歯に原因がある場合、そして、上唇や筋肉に原因がある場合、最後に歯茎に原因がある場合にそれぞれ分けることができるでしょう。
歯に原因があるガミースマイルの場合、歯肉を切除する歯肉整形や歯並びを改善するセラミック矯正などの施術が効果的とされています。
一方、上顎の骨格に原因がある場合、症状に応じて歯列矯正もしくは顎の骨を切除するセットバック法の施術が効果的です。
ガミースマイルは口内環境を悪化させる可能性もあります。
歯や歯茎が露出することによって口内が乾燥し、唾液による抗菌作用や自浄作用などが十分に得られなくなります。
結果的に口臭や虫歯、歯周病などのリスクが高まると考えられています。