20代を過ぎた大人にとって、オールセラミックでの矯正は有効な手段のひとつです
大人になってからの矯正は難しいと思うかもしれませんが、オールセラミックで行う矯正は大人でも手軽に行うことが可能です。
施術期間が短いことや、短期間できれいな見た目を手に入れることができることなどから、時間がない人でも行いやすいです。
20代を過ぎてからの矯正方法として、オールセラミックは有効なもののひとつといえるでしょう。
20代を過ぎてからも歯の矯正は可能です
歯の矯正というと子どものころに行うワイヤー矯正をイメージするひとが多いのではないでしょうか。
ブラケットという専用の装置を歯に装着し、ワイヤーで歯を引っ張ることで動かす矯正方法です。
成長段階の子どものほうが大人になってから行うよりスムーズにできるため、子どものうちに行うというイメージが強いのでしょう。
そのため、大人になってからでは歯の矯正は難しいと思うかもしれません。
しかし20代を過ぎてからでも気になる歯並びを治すことは可能です。
大人でもワイヤー矯正で歯の位置を動かすことは可能ですが、仕事をしていると装置を身につけた見た目が気になることも考えられます。
またワイヤー矯正は終了するまでに時間もかかってしまいます。
こういった理由から大人になってからの矯正をためらうこともあると思います。
ゆっくりと時間をかける暇がない、自然な歯並びに仕上げたいというひとに注目されているのがオールセラミックによる矯正です。
セラミックで作った人工の歯を被せることで、きれいな歯並びを作ることが可能な方法です。
歯を動かす矯正方法と比べると短期間で終わるメリットがあります。
セラミックを使う矯正にはいくつかの種類があります
人工の歯を被せて歯並びを調整する方法をクラウン法といいます。
その素材に金属を用いずオールセラミックで行うことも可能です。
セラミックだけで歯を作ると強度に問題があり、より負荷のかかる奥歯などに用いることが難しかったのですが、ジルコニアという強度の高い素材を用いることによりオールセラミックで行える範囲が広がっています。
特にジルコニアの芯の上からセラミックを焼き付けてつくるジルコニアセラミッククラウンは、審美性の高さと強度のどちらからも優れているとされます。
内側に金属を使った歯は保険適用で作ることができますが色調などをほかの歯と揃えにくい、時間が経つと変色しやすいなどのデメリットが考えられていました。
ジルコニアを使ったオールセラミッククラウンではこの問題が解消されます。
また、より簡単に歯並びを調整する方法としてラミネートベニアという方法があります。
これは歯の表面を薄く削って、ネイルチップのような薄い人工歯を貼り付ける方法です。
前歯に隙間がある場合や、歯の形が悪い場合、歯を白くしたい場合などに用いられることが多いです。
より手軽な方法なので、忙しい人におすすめの方法になります。
施術にかかる期間は比較的短く済みます
オールセラミックで行う矯正について、どのような流れで施術を行うかも忙しい人にとっては気になるところです。
セラミッククラウン法でもラミネートベニアでも、最初に自分の歯を削っていきます。
本番の歯を作るために型取りを行い、仮の歯を被せるまでを1回目の施術で行います。
その後、本番の歯ができたらそれを装着し、噛み合わせなどを細かく調整していきます。
基本的な施術の流れはこのようになります。
細かな違いはありますが、大まかな施術の流れはセラミッククラウン法もラミネートベニアも似ています。
セラミッククラウン法の場合、自分の歯を大きく削る必要があります。
そのため、場合によっては周りの歯も削ったり抜いたり、神経の処置をしなければいけないケースもあります。
神経の処置が入ってくると少々施術の期間が長くなってしまいますが、セラミッククラウン法は早くて2カ月、長くても数カ月で施術が終わるとされています。
ラミネートベニアは歯を削るのは表面のわずか5㎜程です。
麻酔も不要なほどしか削らず、より通院回数が少なくてすむとされています。
(まとめ)20代からの歯の矯正にはオールセラミックがいい?
大人になってからでも木になる歯並びを治すことは可能です。
オールセラミックを用いた矯正は短期間できれいな見た目を作れるため、大人になってからの矯正に向いている方法のひとつといえます。
大人になってからの矯正は難しいと思うかもしれませんが、20代以降でも歯並びを治すことは可能です。
オールセラミックによる矯正は、短時間で行うことができるので注目されています。
金属を使わずオールセラミックで作った人工歯を被せるセラミッククラウン法が代表的です。
その他、歯の表面に薄い人工歯を貼り付けるラミネートベニアなど、オールセラミックをつかった施術で歯並びをきれいにすることができます。
歯を削り仮の歯を被せ、次の通院時に本番の歯を被せるというのが大まかな流れになります。
施術にかかる期間は長くても数カ月とされていて、手軽に行えるのが特徴となります。